こんにちは。
大阪南船場の早起き税理士・公認会計士(船戸明)
の「本業ブログ」にようこそ。
このブログのタイトルは「本業ブログ」。毎日更新するようになって間もなく5年になります。
もとはと言えば、同じく毎日発行しているメールマガジンが、スポーツを切り口にして感じたことを書く文章なので、それと対峙するという意味でブログは「本業」のことを書こう。そう考えたことがきっかけです。
ただ、勝手に師と仰いでいる内田樹(たつる)先生は、こうおっしゃっています。
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せめて僕たちにできることは、自分がもし「世論的なこと」を言い出したら、とりあえずいったん口を閉じて、果たしてその言葉があえて語るに値するものなのかどうかを自省することくらいでしょう。自分がこれから言おうとしていることは、もしかすると「誰でも言いそうなこと」ではないのか。それゆえ、誰かに「黙れ」と言われたら、すぐに撤回してしまえることではないのか。
そう問うのはたいせつなことです。どうせ口を開く以上は、自分が言いたいことのうちの「自分が言わなくても誰かが代わりに言いそうなこと」よりは「自分がここで言わないと、たぶん誰も言わないこと」を選んで語るほうがいい。それは個人の場合も、メディアの場合も変わらないのではないかと僕は思います。
『街場のメディア論』光文社新書、P.101
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その教えに従い、「たぶん誰も言わないこと」を語ろうと意識しているうち、はて、「本業」はどこへ、と思うときがないわけではありません。
でも、最近思います。都合のいい解釈かもしれませんが、「本業ブログ」というのは、「本業のことを書くブログ」であると同時に、「本業が何かを探すブログ」でもあるのだと。かつ、本業が何かなんて、いつまで経っても分からないのではないか、とも。
何を書こうか、悩むこともありますが、少なくとも自分が読んで面白い文章を書こうという意識は強く持っています。先月から始まった研修講師も同じで、自分が話して楽しくなければ、聞いている方が楽しいはずがありません。
自分で書いたものの最初の読者は私です。最初の読者が読んで面白くない文章が、他の人が読んで面白いということは、あり得ない。そんな気がします。
自分で読んで面白い文章。
自分で聞いて楽しい話。
それが、言いたいことが人に伝わる文章や話の、必要条件ではないでしょうか。自分が楽しいと思えること、面白いと思えることを探す。本業ブログの旅は、だからこそ続くのだと思います。
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