陶板で碑文を残す | asayakewalkのブログ

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毎日の他愛ない事や、習慣になっている散歩での景色、趣味の陶芸のことなどを綴って行こうと思います。

お早うございます。4時に起床、3℃で寒い朝です。天気は晴れ時々曇り。テレビでは梅の便りがあちこちで聞かれます。あの香りが春の訪れを感じさせます。一方、北海道では、流氷に閉じ込められたシャチの映像が流れていました。2分間に1度くらい息をしなければいけないそうです。、海中に潜っても最高10分くらいしか息を止められるないと。救助しようにもどうも出来ない状況です。翌日、この群れが見えなくなったと言いました。専門家は逃げ道が出来たかもしれないと言っていましたがどうなんでしょうか。助かったのなら良いんですが、、、、ね。

さて、天神さんの境内に祀ってある碑があります。川尻鍛冶発祥の地。

この板に書いてあった文字が全く見えません。3年前位まではどうにか見えていたんですが、、、、。この碑文が見えなくては意味がありませんね。

それを危惧して、コロナ禍前に写真を撮っておきました。これでも見難いですが、どうにか読んでみました。

パソコンに打ち込んでプリントしました。因みに波平という姓は私の同級生がいて、子孫になります。読み方はなみひらです。なみへいではありません。(笑)

コロナ禍前に、残しておきたいと思って、陶板を作っておきました。そして、やっと、町内のIさんに書いてもらうことにしました。Iさんは町内のボランティアで賞状や案内文などを書いています。師範の免状も持っているそうです。快く受諾してくれました。物差しできちんと構図を取ります。

青い呉須を使います。顔料です。窯で焼くので絵具や、墨汁などでは文字が消えてしまいます。

水で溶いておきました。

鉛筆で下書きします。鉛筆の文字は焼けば消えます。

自分用の筆を持って来て書いてくれました。

顔料なので筆が半紙に書くように思うように進みません。素焼きの陶板に水分が吸い込まれて書きにくいの連発で苦慮していました。長くかかりそうなので一旦、昼食をはさみました。その間、陶芸の本を引き出して見ました。

以前、自分がやっていたのを思い出し、顔料を水で溶いていたのを、ペットボトルのお茶を入れて混ぜておきました。そして昼食後に書いてもらいました。すると、どうでしょう。これは書きやすいと言ってIさんは10分くらいで書きあげました。最初からそうして置けばよかったと後悔しました。これに透明釉を掛けて本焼きし、夏の天神さん祭りまでに奉納しようと思っています。こうしておけば半永久的に後世に残ると思います。陶板の黒い部分は本焼きすれば綺麗になります。Iさん、ありがとうございました。