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昨日、衆院選の期日前投票を済ませ、
今日は幕見で「積恋雪関扉」を見て来ました。
久しぶりの幕見、ネットで購入できるのは、
寒い冬は特に助かります。並んでいたのが懐かしい。
勘九郎の関兵衛実は大伴黒主、
吉右衛門のような大きさにシャープな身のこなし、
全体に力強さ。
七之助の小野小町姫、少しほっそりとした?
傾城墨染実は小町桜の精、
廓話の件りを見ていたら、叔父である福助の雰囲気も
感じる。
最後、安貞の片袖を手に黒主に迫るところの
気迫の七之助らしさもいい感じ。
菊五郎の良峯少将宗貞は品のあるやわらかさ
関の扉の三役を全て演じてるのか…。
兼太夫さんが熱く熱く語る。
家を出る時に降っていた雪は上がり、
空もだいぶ明るくなっていたけれど
空気はひんやり。
銀座の町もいつもより人出は少ないか。
初日の初午祭でゆゆっくり撮れなかった地口行灯
素朴な感じで良い。
最初に薪を切った斧が関兵衛のそばに置いてある。
これはのちに櫻を切ろうとしてふりまわす
大まさかり🪓と同じ。
同じものを、使う時の都合で大きくしたり
小さくしたりするところに
歌舞伎のおもしろさがあるのだそう。
また墨染の廓話のくだりで
道中の傘の代わりに使う型もある。
(見たことないなぁ)
序ながら、この大まさかりには
天地五寸、左右三寸、深さ一寸五分の
(15.15×9.09×4.54センチ)
窓が仕掛けてあり、
墨染が下手で振りをしている時に、
この蓋(窓)をあけて鏡を見ながら、
黒主が化粧直しをすることになっている。
(あ、これは初日に見た!そうだったなぁと
青い隈を入れたのかな)
「実によく活用されている小道具である」
と戸板康二は解説に書いている。
~歌舞伎名作選第15巻より~

宗貞 宗十郎
下 黒主 七代目幸四郎 墨染 六代目菊五郎
全てが何だかファンタジー。古風な狂言。


