ここの所、すっかり春らしくなって、過ごしやすくなりました。

 

 土曜日と日曜日は四柱推命講座の本番で、平日にはその準備をするというのが毎週のルーティンになってしまったのですが、僕にとっての四柱推命講座は、あまり仕事という感覚ではなく、僕自身にとっても楽しみな時間だったりします。

 

 5月10日の金曜日から、2回目のOnline入門講座となる「Online自然派四柱推命・入門講座」を開催することにしました。

 

 最近はずっと、Online六十干支講座の準備に掛かりっきりになっていて、自分が予定を組んだはずの講座の日程も把握しきれなくなっています。

 

 5月からは毎週の講座の日程が、金曜・土曜・日曜と3日間続くルーティンになるんですね。

 

 それにしても、こうしてずっと夢だった大好きな占いの仕事が思う存分できることを、心から感謝しています。

 

 僕は、夢や目標というのは、自分が本当に心の底からやりたいと思って、ちゃんとそれに向かって努力しているのであれば、おおよそのことは叶うと思っているんですよ。

 

 あとは、自分の自己実現力をどれだけ信じられるかだと思います。

 

 若い頃、僕が自分の夢を人に語ったりすると、多くの人は応援してくれるのですが、中には「そんな夢はあきらめて、ちゃんと就職することを考えなさい」みたいなことを言ってくる人もいました。

 

 だいたい、そういった人は「私は君のためを思って、言っているんだ」とか言ってきますね。

 

 確かに、僕のためを思って、言ってくれているのだとは思います。

 そういった叶わない夢を追いかけて、人生の時間を無駄にするのはもったいないから、そんなことはやめてきちんと就職して貯金をして、将来設計をしなさい…… と、僕のことを思って言ってくれているのでしょう。

 

 まあ、余計なお世話ですけど(笑)

 

 それに僕の場合、若い頃のミュージシャンの方の夢は叶いませんでしたけど、叶わないと言われた占い師になるという夢は叶えられています。

 

 もし、その人のアドバイス通りに、したくもない就職をしてやりたくもない仕事についていたら、ずっと不本意で何のやる気も起こらない最低の人生を歩んでいたと思います。

 

 その人が理想とする価値観と僕が理想とする価値観は、全く異なっているんですね。

 

 その人と同じような価値観を持っていて、就職をして貯金をして、堅実な人生を歩むことを望んでいる人は、そういった人生を送れば、きっと幸せになれるのだと思います。

 

 でも、そういったことを望んでいない人が、夢をあきらめてそういった人生を送ることは、不幸以外の何物でもありません。

 

 その人は、そのことに気づいていないし、自分の狭い価値観を人に押しつけようとしていることにも、気づいていないんですね。

 

 さらにもう一つ、目の前にいる人の可能性さえも、信じてあげられていない……

 

 とはいえ、若い時の僕が、他人からそういう余計なアドバイスをもらうことが多かったのは、ミュージシャンとか占い師には絶対になれそうにないような、頼りない雰囲気が漂っていたからだと思うんですよ。

 

 でも、人なんて、いつ化けるかわかりません。

 

 今はどう見ても才能がなさそうに見える人でも、どこでどう変化するかなんて、誰にもわからないです。

 

 だいたい、未来が全部決まっている訳ではありませんから……

 

 まだミュージシャンを目指していた19歳の頃、ライヴハウスで声がうわずってしまう、あがり症の自分を治そうと、3年ぐらい東京新社という俳優養成所に通っていたことがあるんですよ。

 

 そこに、中島義次先生という映画監督の先生がいらっしゃって、俳優の高橋英樹さんは最初の頃はあがり症で、セリフ一つまともにしゃべれなかったんだ…… という話をよく聞かされて、励まされました。

 

 あの時代劇の大御所の高橋英樹さんだって、そんな時代があったんですね。

 

 どんなに熟練した映画監督やプロデューサーであっても、確かにそういう職業の人は、才能を持っている逸材を見抜く目は優れていますが、それでも、目の前のその人が役者になれるかなれないかということを正確に言い当てられる人は一人もいません。

 

 絶対にいる訳がないんですよ。

 だって、未来は確定していないんですから……

 

 これは占い師であっても同じで、その人が夢を叶えられる可能性が絶対にゼロだと言い当てられる人は、存在しないんです。

 

 もちろん人生において、全ての夢や目標が叶う訳ではないし、夢をあきらめること自体は悪いことではありません。

 その選択によって、別の素晴らしい未来を引き寄せることができるのですから……

 

 とはいえ、その夢をあきらめるかどうかを決めていいのは、本人だけだと思うんですよ。

 

 僕自身も昨日のブログに書いたように、胡蝶蘭のつぼみがちゃんと花開くことも、村上宗隆選手がWBCの決勝と準決勝の時に大活躍をすることも見抜けなかった凡庸な人間です。

(2024/4/14ブログ「ようやく花が咲きました」参照)

 

 それでもせめて、目の前の人の可能性くらいは信じてあげられるような存在でありたいと思っています。

 

 未来の可能性は無限……

 

 だからこそ、誰かのネガティブな言葉に惑わされないで、自由に思う存分、夢に向かって挑戦してほしいなあと思います。