3日前の水曜日に、ゆるぴさんとZoomで自然派四柱推命の方向性の打ち合わせをやりました。

 

 今では、四柱推命業界の中でも「自然派」という言葉が、少しずつ認知されつつあったりして、自分でも何だか不思議な感じがします。

 

 本当、人生なんて、まるで夢を見ているようなものだと思えてきます。

 

 今なら「人生は、夢を見ているようなものだ」と言い切った荘子の気持ちが、ものすごく良く分かるんですね。

 

 荘子はある時、自分が蝶々ちょうちょちょうになっている夢をみていたらしく、目覚めた後、蝶々になっていたのが夢なのか、それとも今の自分が夢なのかがよく分からなくなった…… と言います。

 

 おそらく荘子は、全てのことが夢なんだ…… と、言いたいのだろうと思います。

 

 どちらにしたって今から百年後、生まれたばかりの赤ちゃんは別として、この泡沫うたかたの世には、ほとんど誰も残っていません。

 

 僕は今、本当に素敵な夢を見させていただいているなあと、感じています。

 

 四年前、財産も鑑定場所も何にもなくなって、何もかもがゼロになってしまったさらのような状態から、ふと気づいたら、こうして「自然派四柱推命」という夢のプロジェクトが始まっています。

 

 それができたのは僕の周りにいてくれた、たくさんの人のお陰ですが、中でも、ゆるぴさんが陰ながらにサポートをして恩恵は、絶大なものでした。

 

 そして今でも、時々ゆるぴさんと自然派四柱推命の方向性について、相談をしています。

 

 

 

 ゆるぴさんは、長野県の松本に住んでいますが、今はZoomというものがあるから、いつでも通信できますね。

 

 三日前は、自然派四柱推命の理論の核心部分について、ゆるぴさんから、とても貴重な意見を聞きました。

 

 僕は「人生は夢だ」とか言っているような、おかしな人間ですから、「自然派四柱推命がもたらす収益をより増大して、収入を安定させるには……」とか、「自然派四柱推命の組織を大きくして、より世間の認知度を高めるには……」みたいなことには、あまり興味がありません。

 

 経営者としては、もう完全に失格だと思うのですが、どうせ百年後にはこの世にいないどころか、おそらく五十年後にこの世にいないのもほぼ確実だと思いますし、どうしても、そういった現世的なことには、興味を感じられないんですね。

 

 もしも、自分に子供がいたら、そんなことも言っていられないのかも知れませんが、幸い子供はいませんし、仮に子供がいたとしたら「人生を幸せに生きるコツは伝えておくけど、悪いけれど、残す財産は何もないからね」とか言ってしまうような人間ですから、きっと、僕のところに生まれてきた子供は不幸ですね。

    だから、嫁のきてもない……

 

 では、自然派四柱推命の方向性の何にこだわっているかというと、この自然派四柱推命というものが、多少なりとも、世の中の人を幸せにしたり、鑑定を受けてくれた人に「生きる指針」を与えるようなものになっているかどうかです。

 

 もしも自然派四柱推命が、この世の中にも誰かの人生にも何の役にも立たないようなものだったなら、世の中から消えてしまったとしても、それは仕方ないと感じるんですね。

 

 もっと言えば、自然派四柱推命が万一、人のやる気を失わせたり、呪いの言葉によって、人の可能性を制限して不幸にするような占いに成り果ててしまったのなら、いっそのこと、世の中から消えてしまった方が良いと思っています。

 

 立春を迎えて、丙午の年干支になった瞬間、どういう訳か急に、僕の中の全ての迷いが断ち切れて、それからずっと思考はクリアな状態が続いているのですが、立春を迎える少し前までは、自然派四柱推命の中の「自然哲学的処方箋」と「次元上昇理論(=熟度論)」という二つの軸がうまく結びつかない矛盾に、ずっと人知れず悩み続けていました。

 

 当時の僕が疑問を感じたのは、これまでの「用神ようじん」という方法論に頼ろうとする思考自体が、自分のちっぽけなエゴを満足させるための思考になってしまっていないか…… という点でした。

 

 前のサロン ド シルフィーユでの活動が強制終了となってしまった一年半の間、その部分の弱点を補うために考案した理論が「次元上昇理論(=熟度論)」だったのです。

 

 当然の話なのですが、「用神」こそが最も大事だ…… と力説する元々の四柱推命理論と、この次元上昇理論とは考え方が異なりますし、つい最近まで、その二つの軸がうまく結びつかなくて、どうしたら良いかが、分からなくなってしまっていました。

 

 ゆるぴさんが言うには、その二つの理論は矛盾していなくて、まず「用神というものは、絶対に必要なもの」という従来の四柱推命の考え方は、間違っていない…… と断言します。

 

 僕も全く同意見で、この用神の活用論を否定してしまったなら、それは四柱推命ではないし、これまで四柱推命がここまで発展を遂げてきたのは、その人の人生に方向性を与えてきたこの用神論があるからだと思っています。

 

 ゆるぴさんはさらに「用神を使って『行動』することによって、『視点』が変わり、結果的に次元上昇ができる」というのですね。

 

 ものすごくシンプルですが、しっかりと的を射ています。

 

 そして、次元上昇によって、用神を意識しなくなるレベルまで行けばいい…… とつけ加えました。

 

 もし本人が「用神はもう必要ない」と思えるようになっていたら、それはすでに用神を感覚として使いこなしているのではないか…… と、ゆるぴさんは言いました。

 

 まさに、これです!!

 

 僕は、目からうろこが落ちたような気がしました。

 

 このゆるぴさんの話を聞いて、僕が思い出したのは「祈り」というものの存在です。

 

 その時、今年の2月に受講した川亜哉あや子先生の「意識の采配カタカムナ」のセミナーの中で、川ヰ先生が語っていたことを思い出しました。

(2026/2/14ブログ「時にはBARで美味しいワインを」参照)

 

 川ヰ先生は講座の中で、たくさんの人が「祈り」を手向けることで相乗効果によって、現実世界に顕現けんげんされることがある…… と、おっしゃっていました。

 

 カタカムナの世界では、これを「マリタバネ」というそうです。

 

 でも一番の理想は、祈らなくてもみんなが幸せな状態になっていることだ…… とおっしゃいます。

 

 もしも、祈りで願いを叶えようと思うなら、真剣に祈った後、あきらめて手放すことが大切だとつけ加えられました。

 

 それを思い出した時、さっきのゆるぴさんの言葉が妙に腑に落ちたのです。

 

 人を幸せにするための「祈り」は、高尚なものではありますが、言ってみれば、幸せになるための「手段」の一つに過ぎないのかも知れません。

 

「用神」というものも、手段の一つです。

 

 祈りと同じように、一番の理想は、用神を意識しなくても、幸せな状態になっていることなのですけれど、その状態に行き着くまでに、方向性を知るための手段として、用神を使うという訳です。

 

 それは多くの場合、用神が最短距離の近道を示しているからです。

 

 もしかすると、中には「オレは用神じゃなくて、忌神いむがみを使いたいんだ。文句あるか!!」という人がいるかも知れませんが、別にそれでも文句はありません。

 

 次元上昇(熟度)の値が最初から高ければ、忌神を使ったからといって、悪いことが起こることもありませんし、そうでなければ、自分が体当たりで、そこからいろいろと学んでいけば良いだけの話です。

 

 忌神を使っても、途中でヤケを起こして人生を投げ出したりとか、破滅的な行動さえしなければ、その分たくさんの学びを得ることができます。

 

 例えば、東京からニューヨークまで飛行機で行くとして、太平洋を渡って直行便で行く方法もあれば、西回りでパリに寄って、大西洋経由で行く方法だってあります。

 

 カナダを経由して、ニューヨークに行きたいと考える人もいると思うし、ロサンゼルスに行ってから、ジープでアメリカを縦断するという方法だってあります。

 

 用神を用いるということは、ニューヨークまでの直行便を使うことに似ています。

 

 直行便は、一番安くて早くニューヨークに着きますが、他の手段でたくさんの経由地に立ち寄ることによって、多くの素晴らしい経験を積むこともできます。

 

 どのコースを選ぶかということよりも、その場所その場所で、いかに心を豊かにするかといったことを心掛ける方が、大切だったりします。

 

 とはいえ、自分は旅行を楽しむのではなくて、早くニューヨークに行って、目的を果たしたいんだ…… という人には「直行便の方がお得ですよ」というだけの話です。

 

 決して、ニューヨークへ西回りから行くと、人生が台無しになります…… などということはありません。

 

 自然派四柱推命で例えると、「自然哲学的処方箋」は、ニューヨークへ行く最短距離を見つける方法です。

 つけ加えておくと、同一の生年月日時であっても、その人が目指す生き様や方向性によって、用神が変わることもあり、正解はたった一つとは限りません。

 

 そして、その場所その場所で、いかに心を豊かにするかという視点を「次元上昇理論(=熟度論)」で示そうとしていたのです。

 

 ただ、残念ながら、次元上昇を促進させる方法というのは、ありません。

 

 それに関しては、もう天に委ねるしか方法はないのですが、ゆるぴさんが言うように、用神を用いることによって、人生が方向づけされた結果、次元上昇につながりやすくなるということはあると思います。

 

 習い事でも何でもそうですが、必ずしも練習した時間に比例して、腕が上達するという訳ではありません。

 

 どれだけ練習しても、いつまで経っても上達しないこともあれば、ある時に急に開眼して、何かのコツをつかむこともあります。

 

 次元上昇が起こる瞬間や、内面が熟して視野が広がる時というのも、これと同じで、思いがけない時に急にやって来ます。

 

 僕の場合は、単なる偶然かも知れませんが、ここ最近においては、丙午の年を迎えたのと同時にやって来ました。

 

 その寸前まで、腹立たしくて仕方がないと思っていたことがあったのですが、丙午を迎えた瞬間から、そういった気持ちが全く湧いてこなくなって、ただただ「自分は天から試されながら、生かしていただいているんだ」という感情がこみ上げてきて、いつの間にか感謝しているようになっていました。

 

 考えて見れば「怒り」の感情というのが、必ずしも悪いものとは限らなかったりするんですね。

 七情と五行の関係で言えば(2026/4/10ブログ「丙午の楽しいお酒 」参照)、怒りは木の五行で、僕の命式にとって、木は用神ですから、案外必要だったりします。

 

 怒りの感情に身を任せて、破壊的な行動をしたり、人を罵って怨嗟の循環を作ったりすれば、人生が台無しになる危険性もありますが、怒りの中から、自分自身が学べることも案外とあったりするんですね。

    ノイローゼになっていたせいびん王は、名医ぶんに怒らされて、病気が治った……

 

 

 

 ゆるぴさんは僕以上に、洋の東西を問わず、占術のことや精神世界や哲学について精通しています。

 

 そして、それだけでなく、現実的な仕事の処理能力にも長けています。

 

 僕はそういった部分が本当に苦手で、いつも仕事が溜まって立ちゆかなくなってしまいます。

 

 この日は、ゆるぴさんから「クリックポスト」というもののやり方を教わり、ゆるぴさんが一つ一つの手続きを全部教えてくれて、これからは、日本全国一律185円で発送物を送れるようになりました!!

 

 ようやく、これまでルーズリーフのリングファイルのテキストで講座を受けてくれた人に、冊子のテキストをお送りすることができます。(まずは、入門講座・初級講座・中級講座を手配します。上級講座・実践看命講座・六十干支講座はもう少し後になります)

 

 リングファイルで講座を受けてくれた皆さま、あともうしばらくお待ちになってくださいね。

 

 ゆるぴさんから、たくさんのことを教わって、この日からめちゃくちゃ仕事が前に進んでいます。

 

 この調子で、引き続き頑張ります!!