ようやく仕事が一段落つきました。

 ここ最近ずっと、仕事で時間に追われ過ぎていました。

 昼も夜も区別がつかなかったような状態からやっと解放されて、少しホッとしています。

 

 今からもう二十年近く前の話になるのですが、作家の中谷彰宏先生とお食事をさせていただく機会がありました。

 

 六本木のうどんの美味しい店で、中谷先生から「間違いなく、将来成功をつかんでいますよ」と太鼓判を押していただいて、とても嬉しかったのを覚えています。

 

 当時は、占い師としては全くの駆け出しで、占いで得ていた収入はほんのわずかで、アルバイトで稼いだお金で生計を立てていました。

 

 正直、あの頃の僕は成功者という者とはかけ離れた存在でしたし、自分でもそれはよく分かっていて、占い師として成功をつかむなんて、現実的に考えて、あまりにも遠い夢だと思っていました。

 

 だから、ほめていただけた時にはすごく嬉しかったのですが、もしかすると、ただ僕に自信をつけさせようとして、ほめてくださっているだけかも知れない…… などと、後からいろいろと考えたりしましたね。

 

 あれから本当に紆余曲折あって二十年近くが過ぎ、ふと気がついてみれば、あの時は遠い夢だったことを、今、この手につかんでいます。

 

 もちろん、別に大成功者という訳ではありませんが、とりあえず当時の僕の定義における成功者には、なっているんですね。

 

 中谷彰宏先生があの当時のどこを見て、成功をつかんでいるとおっしゃたのかは、よくわからないのですが、おそらく僕が成功しているイメージが見えたのだと思います。

 

 というのは、今になって僕も、成功をつかみそうな人というのが、何となく感覚的にわかるようになったからです。

 

 やっぱりそういう人には、いくつかの特徴があります。

 

 成功をつかむ人というのは、その仕事に対する思い入れが強く、普通の人がやらないような努力ができてしまうような人ですね。

 しかも、そういった努力を努力とも思わず自然にやってのけます。

 

 それから成功者になる人というのは、あまり誰かに依存することなく、自分で道を切り開いていこうとしますね。

 

 他にもいろいろな成功者の兆候というのがありますが、こういった特徴を持っている人は、例え今が成果を何一つ上げていなくても、全く心配いりません。

 

 自分自身が成功体験をしていると、目の前のその人が、未来において成功しているか、そうでないのかが不思議と感覚的にわかるようになります。

 これは、占いで見た結果とは、また別のものです。

 

 もちろん、ここでいう「未来においての成功」というのは、あくまでも今の時点における未来のことです。

 

 今はどこからどう見ても、成功をつかみ取れそうな要素が何一つ見い出せない、という人であっても、絶対にその人が成功しないとは限りません。

 

 人なんて、いつどんな風に化けるか分かりませんから……

(2024/4/15ブログ「未来の可能性は無限」参照)

 

 今のこの瞬間に、自分の思考の持ち方を変えて、その状態をずっと維持させることができたら、未来というのは全部変わります。

 

 成功者には成功する人が分かる……

 

 今になって、その言葉の真の意味が何となく実感できます。