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車椅子の義母のお陰で思わぬサービスを受けることが出来たことをお話ししました。
それは、２日目の東京スカイツリー見学でのことです。
予定では、大変混雑し、待ち時間が長いので、東京スカイツリーの近くまで行って「見上げるだけで」帰る予定でした。
朝9時ごろに着きました。
待ち時間の状況を聞いたら、全員がそろって初めて人数分の入場券の購入ができること、今なら60分位で、これから混みはじめてどんどん長くなるとのことでした。
60分の待ち時間なら車椅子の義母も我慢できるかなと思い、入場券売り場に行きました。
すると係員が事前にWEB予約されていますかと尋ねられ、していないことを告げると、なんと入場券売り場の窓口に誘導して頂いたのです。
車椅子の方への心配りがされていました。
並ばずに、車椅子の義母と随行者の妻と娘と私は、入場券を購入できたのでした。そして、エレベーターに向かうと、改札で一番手前のエレベーターに誘導され、ここでも並ばなくてエレベーターを利用することが出来たのです。
そして、展望デッキに一気に上昇していきました。
天気にも恵まれ、首都東京をはじめ、富士山、関東地方を一望できました。
「世界の東京」という思いを強くしました。
東京から富士山を見ることができ、義母は大喜びでした。
そして、義母は展望デッキのお土産屋を見て老人ホームのお友達へのお土産をしきりに気にしていました。
「鳩サブレ―は」、「鳩サブレーは」と…！！
前日から、しきりに「鳩サブレーは」、「鳩サブレーは」と言っていたのです。
私は、東京駅構内の土産店で売っていると軽く思っていましたが、義母が「鳩サブレー」にこだわり執着するので、スマホで調べると、そう簡単にどこでも売っている商品でないことがわかりました。
そして、東京駅八重洲口の大丸百貨店で売っていることを調べて、今日帰りに東京駅で買うからと、納得してもらいました。
展望デッキからの帰りのエレベーターも、車椅子の義母のお陰で並ぶことなく乗れました。
とても快調な東京スカイツリーでした。
義母は、孫娘に車椅子を押してもらって、浅草寺と仲見世通り、そしてちょうど行われていました三社祭を見て嬉しそうでした。
東京駅八重洲口の大丸百貨店の豊島屋で、鳩サブレ―を買うとき、義母は店員に「1枚1枚包装されているものが欲しい」と、箱に入った商品の内容を確かめたのです。
私は、これには驚きました。
店員は義母に、「1枚ずつ包装されています」と、商品を説明しました。
義母は今、老人ホームで生活しており、午後3時のおやつの時間に、入居者全員にお土産を配りたかったのでした。
そして、味、量などの商品の内容に加えて、1枚ずつ配るためその包装状態も考えて、「鳩サブレー」を東京土産に選んで、店員に確かめたのです。
帰りも、JR東海の車椅子送迎サービスを依頼しました。
「鳩サブレ―」をホームの皆様へのお土産に買って、安心してご満悦の義母。
そして、JR東海の車椅子送迎サービスで安心、安全、満足の義母です。
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■ 老人と外出
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妻は、老人ホームに行っては、義母を近くのスーパーやアピタに買い物へ連れて行きます。体重を増やさないため、低カロリーの「ところ天」を買いに行くのですが、外出することは刺激があり、義母はとても楽しみにしています。義母は今まで2つの老人ホームに入っていましたが、老人ホームのかかりつけ医の外に、優れた老年科の主治医に毎月診療を受け、日常生活での注意など支援を受けています。またその主治医は、認知症の投薬治療には慎重です。弁護士と同じように、医師の力量の較差をまざまざと見せつけられます。身近なことでありますが、弁護士として義母の処方から学ぶことが多いです。
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弁護士法人名古屋総合法律事務所は、相続・離婚・債務整理・中堅中小企業法務（不動産法務を含む）の 4分野に特化した専門法律事務所です。
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