トップランナーを目指して | 名古屋市の相続・シニア問題に強い弁護士のブログ|愛知県

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弁護士法人名古屋総合法律事務所は、相続 (相続税を含む)・離婚・交通事故・債務整理・不動産法務・中小企業法務 (使用者側の労働事件) の
6分野に特化した専門性の高い法律事務所です。

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 手作りでホームページを立ち上げて1ヶ月。少しずつですが確実に改良改善を積み重ねています。思えば、昨年7月複数弁護士化を決め、司法修習生との面接をこなし、今年3月には事務所を栄三丁目から移転してスペースを拡大し、次にホームページの立ち上げを図りました。その際、ホームページ製作を業者に委託することは全く考えませんでした。どんなに手間と時間がかかろうとホームページの製作、改善改良、更新等ホームページ運営のノウハウを事務所内に蓄積することが重要であると考えたからです。また、この基幹となる作業を事務所内でさまざまな角度から検討し立ち上げて行くことは、当事務所のあり方、さらにこれからの法律事務所のあり方をより深く考察することになるからです。

 私は、1991年4月から、他弁護士を迎えて2年間合同事務所形態をとり拡大を志したことがありました。私は、当時30代後半でまだ若く、人の理解ができなかったし、マネジメントの能力が不足していたのです。しかし、『間違いに気づいたら引き返す勇気を持つ』ことはできました。私は、合同事務所の運営の難しさ、人の難しさを思い知りました。私は1年経過後合同事務所の解消を決意して告知しました。私は、この私自身の体験と、少なからずある経営弁護士(かつては親弁と言われていました)と勤務弁護士(かつては磯弁と言われていました)とのいさかい、法律事務所の合同と分裂、その変遷の激しさなど、弁護士の複数化の難しさを私の周りで目の当たりにして、また、複数化により法的サービスの質の向上がされない、むしろ数と量の拡大で質が低下する弊害から、単独でのより質の高い法律事務所の運営の道を選択しました。そして、「宣伝しない法律事務所」で、「特定の限られた顧客」に「質の高いサービスを継続的に提供する」ことを目指しました。

 この方針は成果があったと私は考えておりますが、相談及び依頼内容の多様化と深化が進み、熟練した弁護士でも単独での対応が難しくなっていき、依頼内容により受任を断ったり、他に紹介するようになっていきました。

 一方、司法試験合格数の急激な増加政策(1965年から1990年は500人前後、その後1999年は1000人であったところ、2006年は1558人、2007年は2100人以上、2010年頃には3000人の予定)により、若い弁護士の供給が急増してきました。これにより、かつて困難であった相談及び依頼内容の多様化と深化に対応できる高い水準の資質をそろえた複数弁護士化が可能となったのです。高い水準の資質を持つ新人の弁護士がさまざまな事件に取り組み経験を積み、事務所全体として複数の専門分野で高い水準の法的サービスを提供することを目指したいのです。

 そのためには、新人弁護士はより「より高い水準の資質を持つ人」を採用することと、私と能力のある新人弁護士とが「互いに法律業務で競争すること」が重要です。競争なくして成長はありません。「能力のある新人弁護士と机を並べて競争すること」は、私自身にとっても大変厳しいものです。しかし、私は、経営弁護士が勤務弁護士に仕事を任せて仕事から全部もしくは相当離れて各種名誉職の活動ないしゴルフ等に注力する生き方を望みません。栄総合法律事務所は、『職人』としての弁護士活動に注力して、『法律事務所』として、トップランナーを目指します。



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