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2012年4月14日(土)に、事務所の弁護士4名が日本税法学会第441回中部地区研究会に出席しました。私と、弁護士 馬場陽、兼子千佳と中嶋佑介の4名が出席しました。
私は、今年2012年年末までに、私を除く弁護士4名と司法書士1名が全員、まず簿記3級を受けて合格すること、次に簿記2級を受けて合格することを、最低水準の課題とし、仕事だけではなく、「勉強、勉強」と勉強に追い立てることにしました。
私はこれに加えて、弁護士に、相続税、所得税、法人税の主要税法3科目の勉強と、原則として毎月1回開催される日本税法学会の中部地区研究会に出席することを求めたところ、全員が研究会に参加してくれました。杉浦恵一弁護士だけは出身大学の関係で、参加を控えさせました。(日本税法学会は、京都大学派の学会、杉浦恵一弁護士は、東京大学出身なので・・・。ちなみに、東京大学は「租税法学会」です。つまらないことと思われるかもしれませんが・・・)
研究会の内容は次の通りです
1.税法学研究 13:00~14:00
波多野弘氏著「租税法概論講義案」の輪読
2.判例研究 14:00~15:15
税理士 伊藤雄太氏
判例時報 2017号P33以下 大阪地裁 平20・2・15判決
親会社である外国法人からいわゆるストックアワード(当該外国法人の株式を無償で取得することができる権利)を付与された当該外国法人の子会社である日本法人の従業員に対し当該ストックアワードの「vest」時に当該株式の時価相当額の経済的利益を取得し当該経済的利益は給与所得に該当するとしてされた所得税の更生処分が適法とされた事例
ストックオプションとの対比でストックアワードについて、所得区分と課税時期を発表していただいたのは、税理士の伊藤雄太先生です。
伊藤雄太先生とは、今年2月11日に、熊本大学法学部の山崎広道先生を囲み「ボタン鍋を賞味する会」でご一緒させていただきました。とても学識が深いうえ、温厚なすばらしい税理士の先生です。
3.研究報告 15:15~17:00
専修大学法科大学院教授 弁護士 宮岡孝之氏
保証債務履行のための資産売却と所得税法64条2項適用の要件について
保証債務履行について、とても微妙な案件の研究報告をいただき、債務整理の実務上、大変参考になりました。ありがとうございます。
税理士の伊藤雄太先生です。
写真の掲載は伊藤先生の了承をいただいております。
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