不妊治療をやめる時期 その二
不妊治療をやめる時期 その二
以前の記事でも不妊治療をいつ打ち切るか、という記事を書いたがもう一度深く考えてみる。なぜならば、そろそろ高齢の不妊治療の時期に入ってきた方にとっては重要なファクターだからだ。
まず現在の不妊治療の成功率の現状から言うと、一般の不妊治療で妊娠に至る方は50%だ。35歳よりも高齢になるともっと低い。そしてそれで妊娠に至らない方が高度な治療に移行しても、30%しか妊娠しない。つまり不妊の方で30%の方は不妊で終わる。これが現状です。それでは、どこに目安を置けばよいのか。
人工授精は6回目以降は極端に成功率が下がる。
体外受精は成功はほとんど4回以内
こんなところが目安だ。
一般不妊治療の場合は2年がいちおうの目安だといわれている。
ルナバースディー方式では4年を過ぎて44歳で妊娠した方もいる。女性側に何の負担もかからないと言うのがリラックスさせよいのだろう。
高プロラクチン症とルナバースディー方式
高プロラクチン症とルナバースディー方式 2005年6月8日
今日は高プロラクチン血症とルナバースディーの排卵とを考えてみる。高プロラクチン血症というのはだいたい不妊患者の15%くらいを占めています。最初に考えておかないといけないのは、神経科の薬、降圧剤、吐き気止めなどの薬でも飲むと高プロラクチン症になると言うことです。つまりこれは本来の不妊症とは関係ないということです。
高プロラクチン症というのは現在の医学でもその原因ははっきりとしていません。授乳期は誰でもプロラクチンが高いことは知られています。ここで年子のことを考えて見ます。明らかに高プロラクチンの時期に妊娠しています。これはどういうことでしょう。私の研究からいえることは、この時期の排卵―受精は明らかにオギノ式のサイクルではないと思います。高プロラクチン症による無月経症の方もルナバースディー方式では簡単に妊娠します。ルナバースディーの排卵は高プロラクチンの障害を越えるものではないでしょうか。
高齢者は本当に妊娠しにくいのか?
高齢者は本当に妊娠しにくいのか?
今日は高齢者の不妊、特に40歳を過ぎた方の妊娠ということを考えてみる。40歳を過ぎると確かに妊娠率は落ちてくる。ルナバースディー方式でも、2年間というレンジの中で、妊娠率は約55%くらいだ。アメリカに至っては、自分の病院の成績が落ちるのを嫌がって、37歳を過ぎた患者を断る病院も多い。ところがその一方で、40歳を過ぎた夫婦生活のベテラン?の方でも避妊に失敗することがある。いったいどこの差があるのだろうか。
私がこの研究を始めた頃は、男性から見てフェロモンを感じる女性は、女性ホルモンが多くて、不妊などに陥ることはないなどと、勝手に思っていた。しかし現実はどうも違うようである。見かけには全く関係ない。ルナバースディーの研究から言えることは、40歳を過ぎた方でもLBのときは排卵し、受精することは珍しくない。しかしその後がオカルト妊娠として終わってしまうことが多いのだ。原因として考えられることは、卵子の質の問題だ。卵子の表面は、年齢とともにつるつるではなく、ざらざらになってくるからだ。しかし中には何回かに一回は、質のよい卵子に恵まれ、妊娠に至る。これが逆に避妊の失敗にもなる。多くの方はLBのことを知らないからだ。
結論から言うと、40歳を過ぎて子供が欲しい方は、あまりあせらずに、オギノ式の排卵とLBの排卵、両方にあわせて夫婦生活をすることだ。
ダイエットと不妊症
ダイエットと不妊症
かつて無理な、あるいは急激なダイエットをしたために月経が止まり、不妊治療に通っているが、なかなか結果が出ない。という相談はかなり多い。まず体重の過剰な減少は女性に何をもたらすかを考えてみる。上記のような症状を『体重減少性無月経』と呼び、これは別に脅しではなく、約半数の人は元に戻らない。大変なことなのだ。体重の急激な減少を脳は、命に関わる問題であると判断してしまい、それに対処すべくホルモンの分泌を第一としてしまう。その結果排卵を促すホルモンの分泌を二の次にしてしまうために、無排卵となり無月経症になる。
半数の方は元に戻るが、後の半数の方はどうすればよいのだろうか。一生、自然妊娠による出産はあきらめるしかないのだろうか。そんなことはない。私のところに相談に来たかなり多く無月経症の方がルナバースディー方式で妊娠している。皆さん、一様に驚く。しかし種を明かせば簡単なことなのだ。ルナバースデイーの排卵は通常の周期排卵とは異なり、ルナバースデイーの直前に女性側がオルガスムスに達するような性行為をした場合、脳が性行為を認識し、最優先で排卵指令を出すからだ。これも種の保存本能の一種のメカニズムなのだろう。
私の住んでいる恵比寿のガーデンプレイスで会う女性はみなきれいだ。サマールックがよく似合い、みなスリムだ。私は、ガーデンプレイスは日本一女性が美しい街だと思っている。しかしこのスリムな女性のうちの何割かは将来上記のような悩みを持つのではないかと心配している。
原因不明
今日は原因不明の不妊症について考えてみる。カップルで不妊検査を受けた場合、約3割から4割の方が原因不明と診断される。原因不明ということは原因がないということではない。今の研究レベルでは原因が良く分からない、ということなのだ。例えば、子宮内膜症の場合、重症ならば明らかに不妊の原因になるが、軽症の場合どの程度不妊の原因になるのかと言われると、実は良く分からないというのが現実だ。産婦人科の医師の中には、原因不明であるにもかかわらず、いきなり排卵誘発剤を使用したり、極端な場合、いきなり、体外受精を勧める方もいる。原因不明なのに排卵誘発剤を使い、取り返しのつかないことになってしまった方もいる。我田引水ではないが、原因不明の場合、ルナバースディー方式を一年程度実行するのも良いだろう。これはオギノ式の排卵以外の排卵のときのほうが妊娠しやすい人がいるからだ。
40才を過ぎた妊娠
今日は40歳を過ぎた方の妊娠について考えてみる。女性は年齢を重ねるほど、妊娠しづらくなる。その最大の原因は、卵子の老化にある。若くない方の卵子は、体外受精などで取り出してみると、表面がざらざらとしたものがある。このような卵子は受精しにくく、受精してもオカルト妊娠に終わる場合が多い。卵子は初潮がおきたときが一番質がよく、年齢とともに質が落ちていく。それでは40歳を過ぎるとそんなに妊娠は無理なのか、と言うと、そんなことはない。オギノ式のサイクルではなかなか難しいことは確かだが、ルナバースデイー方式だとかなりの方が妊娠している。これは一つの例なのだが、40歳を過ぎた夫婦生活に関してはベテラン?の女性が避妊に失敗することが多い。これは、女性にはオギノ式の排卵しかない、と信じ込んでいるのが原因なのだ。つまり、そのような方は、ルナバースデイーの日であることを知らずに、避妊をせずに夫婦関係を持ってしまうからなのだ。
この例からも40歳を過ぎても、タイミングさえきちんと取れば、結構容易に妊娠するのだ。
運動と不妊
今日は運動と不妊ということを考えてみる。昔から女子のスポーツ選手の多くは、排卵障害に悩まされていることは良く知られている。極端な例だと、シーズン中は排卵をしなくなり、シーズンオフになるとまた元に戻るという女子選手もかなりいる。これらの例から考えると、つまり、女性は激しいスポーツをすると排卵をしなくなるという結論が得られる。しかしこのほとんどの女性は、運動をやめると元に戻るが、何パーセントかの方は元に戻らなくなる。なぜ排卵障害になるかは、詳しい原因調査はされていないが、一般的に、激しい運動をする女性は、視床下部からのホルモン分泌の低下が起きている。これが排卵障害の原因なのだか、なぜ激しい運動をすると視床下部からのホルモン分泌が低下するのかはよくわからない。このような方はオギノ式サイクルでの妊娠は難しい。
ルナバースディー方式は、このような問題に対しては見事に解決をする。排卵障害で2年も生理がなかった方が、ルナバースディー方式で、1周期目に妊娠している。このような例が10数例存在する。これはルナバースディーの排卵は、オギノ式の排卵とは全く別のメカニズムで存在するからだ。
交尾排卵
今日は周期排卵と交尾排卵を考えてみる。自然界の動物は、人間以外はほとんど交尾排卵だ。交尾排卵とは、交尾をしたときにだけ排卵する現象のことだ。これは、種の保存のために働く機能だ。牝の持っている卵子を無駄遣いしないために、牝が発情したときに交尾をし、そのときだけ排卵をする。こうすることにより、牝がある程度高齢になってもまだ出産機能が保たれる。
それでは、人間はどうなのか。周期排卵は皆さんオギノ式としてよくご存知だ。しかし人間も交尾排卵することは多くの医師が知らない。EUの医学校などではこのことを教えているところも多いが、日本の大学の医学部で、交尾排卵のことを教えているところは、私は知らない。それで日本の医師は生理中の性行為で妊娠した場合、説明がつかなくなり、『精子が長生きしたのでしょう』などと見当違いのことを言ってしまう。
EUや私の研究などから、人間も交尾排卵をすることは、はっきりとしている。ルナバースディーの研究では、いつ女性が交尾排卵するかも、はっきりと予測できる。つまり女性は誰でも、毎月二回の排卵チャンスがあるのだ。
EUの先進不妊治療
不妊検査はカップルで
今日は実際にあったケースの中から、不妊治療は必ず夫婦で受けなければならないと言う重要なケースを書こうと思う。
ある夫婦が、だんなの方は絶対に自分は正常だと言って、医師の検査を受けようとしない。やむなく奥さんだけが医師の門をくぐり検査を受けた。結果は正常であり、要するに原因不明の不妊と言うことになった。治療としてはとりあえず、排卵誘発剤を使用し、タイミングを取ることにした。一年続けたが妊娠にいたらなかったので、ようやくだんなさんの方も覚悟を決めて検査を受けたら、なんと精子の数が2000万/ml以下であった。
要するに奥さんの方は、なんでもないのに排卵誘発剤でどんどん卵子を無駄に出してしまった一年だったのだ。しかも排卵誘発剤の副作用で妊娠しづらくなっていた。
夫婦できちんと医師の門をくぐり検査をしないと上記のようなことがおきてしまう。後の祭りになってしまう。
フーナーテストとルナバースディー
今日はフーナーテストと呼ばれているテストについて考えてみる。と言うのも『医師からフーナーテストの結果が最悪です。不動抗体ばかりです、と言われ、人工授精か体外受精しか方法がないと言われました』というクライアントが意外と多いからだ。
フーナーテストとは性交後テストなどとも呼ばれ、精子と頚管粘液との相性のテストだ。この相性が悪いと精子は膣の中で動けなくなり、卵管まで到達しなくなる。
しかしルナバースデイー方式だと、不動抗体ばかりだと言われた方が、簡単に妊娠することが多い。なぜだろう。私が考察するには、女性の身体は一年中、いや、一月中同じバイオリズムではないからだと思う。私の考えでは、女性は自身が生まれたときと同じ月齢のとき、私はこの日をルナバースディーと名づけているのだが、このときが一番女としての機能、生殖機能などが高まるのだ。そのリズムとともに体内の諸機能もこの日は変化するのではないかと思われる。頚管粘液も当然変化するものと思われる。これが普段は不動抗体ばかりになってしまう方でもルナバースデイーの日には妊娠する原因ではないかと思われます。