毎朝の社内メーリスを「そのままブログに載せてもいいんだ!」と児島くんのブログを見て知ってから、多用してしまいそうです
本日のメーリングリスト
「自分事」にする
皆さまおはようございます!
今日は様々な締め日ですので、自分の仕事で残っている物を確認し、締め日に間に合わせるようにしていきましょう。
さて、今日のテーマは、「自分事にする」です。
昔、車に興味のなかった私は、いつもタダでもらえる車に乗っていました。
もちろんボロボロで、いつ壊れてもおかしくないような車が多かったです。
だいたい1~2年乗って、また次の車をもらう・・・というカーライフでした。
ある日、車で通勤中ボンネットから煙が噴き上がりました。
白い蒸気なら「オーバーヒートかな?」と思ったのですが、黒煙だったので、恐くなって近くのカーディーラーに入りました。
一人店員さんが出てきて、現状を説明すると、整備の人間と1分ほど相談して帰ってきました。
「申し訳ありませんが、当メーカーの車ではない為、修理できません。」との事。
仕方なく向かいにあったもう1つのディーラーに入りました。
さっきより黒煙がモクモクと上がっていた事もあって、そのディーラーに入ったとたん、整備の人やらサービスマンやらが「わっ」と群がってきまし た。
「こりゃいかん」と、私の説明すら聞く前にボンネットを開け、ピットにも入れずに何やら相談しながらエンジンをいじっています。
サービスマンは私を店内に入れ、アイスコーヒーとお菓子を出してくれました。
1時間ほどして、整備の人が息を切らしながら説明しに来てくれました。
「あと10分あのまま走っていたら炎上する所でした。当メーカーの車ではありませんので部品が無く、応急処置しかできませんでしたが、しばらくは走れますので数日中にメーカーに持って行って下さい」との事でした。
「ありがとうございました。おいくらですか?」と聞くと、整備士とサービスマンは顔を見合わせて「応急処置でお金なんてもらえませんよ!」と首をブンブン振りました
挙げ句の果てに、帰りに「本当にご迷惑をおかけしました」と深々と頭を下げられたのです。
仕事に2時間遅刻していたので急いで会社に向かいながら、「なぜあのディーラーはあんなにも親身で、お金もとらず、最後に謝罪までしたのだろう?」と考えました。
考えた結果、「自分達の事を各メーカーの社員としてだけではなく、自動車業界の代表として捉えているのではないか・・・」という結果に辿り着きました。
1軒目との差が、そう考える事でしか解決しないのです。
「なんて広い意味で、『自分事』と捉えている人達なんだろう」と感心しました。
結局私はその車を直さずに、そのディーラーで初めて新車を買いました。
最近読んだ福島正伸さんの「キミが働く理由」という本に、ソックリなエピソードが書いてあってビックリしました。
「同じディーラーなんじゃないか」と思うぐらい、細部まで似ていました。
みんな感動する場所は同じです。
「これぐらいやってくれるだろう」というこちらの物差しを超えられた時、人は感動するのです。
「会社の規定でして・・・」「上司に確認をとらないと・・・」と、言わなければならない場面も確かにあります。
しかし、自分が業界の代表として目の前のお客様と接しているのなら、目の前で起きている事を「自分事」と捉えているのなら、後で上司に怒られたっていい。
自己判断でお役に立てばいいのではないでしょうか?
だって、そっちの方が仕事は楽しいです。
仕事を楽しくできるのは、自分だけです。
誰に期待したって、それは叶わない。
それは自分にしかできない事なのです。
その方法の一つが、「自分事にする」というです。
今日も「自分の1日」が始まります。
今日も1日宜しくお願いします!