ほんさんブログ

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㈱Snailtrack(朝日新聞販売店 ASA淡路・豊里)社長のほんさんが、「新聞販売店と学びの日々、ときどき子育て」を綴ります。

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どうしても2ヶ月に1回ぐらいの更新頻度にはなりますが、ブログやめたわけじゃないので書いたときは絶対に見てくれよな!(ワガママ)

 

 

さて、今日は今年3月8日にオープンした「ばんざい東あわじ」がバズってる件と、そこにいただいたたくさんのご意見についてのアンサーをしていきたいと思います。

 

※ばんざい東あわじって何?というモグリなあなたはこちら

 

 

※バンザイ⇒ばんざいになりました

 

 

 

 

ばんざい東あわじがオープンしてから早4ヶ月。

 

 

地域にはかなり浸透し、毎日50人前後のお客さんが足を運んでくれています。

 

 

 

 

 

 

上階の前期高齢者の皆さんやフードロス問題に興味がある大学生など、手伝ってくれるボランティアさんの登録も35名を超えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春休みなどはしゅくだいカフェや朝日塾の子どもたちも手伝ってくれます。

 

 

 

※ウチの娘もw

 

 

 

 

 

食材の寄付や募金も毎日のように集まり、「地域版フードドライブ」も随分浸透してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな現状の中、特に「親切な冷蔵庫」の仕組みに注目が集まり、共同通信さんが取材してくださり、その記事が日経新聞や毎日新聞、神戸新聞をはじめとするその他多くの地方紙に掲載されたことをキッカケに、毎日どこかしらの取材が来ているという状態に・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関西ではだれでも知ってるニュース番組や全国放送のゴールデン番組、NHKさんの密着まで入る異常事態。

 

 

 

 

 

先日は古巣(販売店としての)朝日新聞の記事がYahooニュースとLINEニュースのTOPに上がって、更に問い合わせや取材依頼が殺到・・

 

注目されるのはありがたいけど対応は正直エネルギー使います。

 

 

 

でも大々的に取り上げられた時に一番怖いのは事実がちゃんと伝わらないこと。

記事やニュース番組でどんなに丁寧に編集してくれても、やはり端的に伝えなければならない部分も多く、「ちゃんと伝わるかなぁ・・」とドキドキしていました。

 

案の定、今週は知らない人や久しぶりの方から連絡や問い合わせがたくさん来てプチパニックw
 

Yahoo!ニュースのコメントも500件以上あったしTwitterでもバズってたので夜更かしして極力読み込みました。
 

概ね好意的な応援コメントが多くてホッとしましたが、やはり「色々心配です」的なコメントも多数。
ということで今日はこの場を借りて代表的なご心配コメントにお答えしたいと思います。



●「(冷蔵庫内のばんざい弁当に対して)衛生管理や消費期限の管理は?」
今回のばんざい東あわじを始めるにあたって飲食店と仕出しの許可を取り、衛生管理については詳しく学びました。
冷蔵庫のルールとして「食材は誰でも入れていい。でも調理したものは弊社(ばんざい)で作ったものしか入れれない」としています。
元々「健康的で美味しい料理を安価で」がコンセプトのおばんざい屋。
添加物は入れずに塩分も控えめ。痛みやすいので「必ずその日中に食べてください!」と大きく貼り紙してます。
全ての飲食店、お惣菜と同じく消費期限を超えて食べてしまった場合の責任は取れません。

●「異物混入やイタズラなどへの対策は?」
これは今のところルールを守って冷蔵庫を利用している方しかいないのであまり言いたくなかったのですが、実はエバーレの監視カメラ(という名前がキライなので見守りカメラと勝手に呼んでる)の真ん前に冷蔵庫を設置しています。
24時間録画、過去の動画も観れます。
弊社事務所からも見える場所、人通りも一定ある場所なので、安全性は高いと考えています。

●「閉店後に無料で手に入るなら、買ってる人がバカらしくなるのでは?冷蔵庫が有名になれば比例して売上が下がって成り立たなくなると思う」
ご心配ありがたいですが、そうはならない自信があります。

今回のニュースでは当然伝わらないですが、弊社は7年前から同地域の課題解決をしてきている会社であり、ばんざいを始める前から僕が言うのもなんですが地域との信頼関係があります。
また、オープン前から冷蔵庫を含むばんざい東あわじの仕組みを説明したチラシを全戸ポスティングし、町会の会議で説明したりしました。
既存のお客さんは「このお店、この仕組み」をすでに十分知ってくださっていて、「めっちゃいい仕組み!」「なくなったら困る!」と毎日買いに来てくれます。
食材を寄付してくれるだけでなくお釣りを全て募金箱に入れてくれる方もたくさんいて、「買える間は買うわな。どうしても困ったら冷蔵庫のお世話になるわな笑」と言ってくれてます。
メディアに取り上げられことでお客さんも増えています。

●メディアに取り上げられたことで心無い人がそこまで困ってないのに弁当を全部持って行ったりして、本当に困った人に行き渡らないのでは?
そもそも「余ったお惣菜を入れる」仕組みなので、そんなに大量に毎日お弁当を入れられるわけではないのですが、「お1人2つまで」というルールは今のところ守られているようです(完全管理はしてませんが)
「心無い人が~」に関してですが、前述の通り人通りがそこそこある場所ですし、カメラもありますし、何より僕たちの食堂や隣の喫茶店からも見える場所に冷蔵庫があります。
コンフィデンスマンばりの「今回のお魚ちゃんは、無料のばんざい弁当よん♪」的な計画を立てないとすぐに見つかると思います。

●あと小数でしたが、「住民を捨てたスーパーも悪い」とか「人の善意につけ込む輩が絶対いる。特に大阪はw」みたいな悲しい意見もありました。

※言い過ぎやろw

 


スーパーさんに関してはもちろん苦渋の決断だったろうし、当たり前ですが経営判断なので全く悪くない(人口減少、少子高齢化で既存の経済圏はシュリンクするしかない)
それどころか撤退前にスーパーの店長さんに僕がばんざい東あわじの構想を話しに行った際、

「せめてウチの冷蔵庫を使ってください」

とバックヤードで使っていた真新しい冷蔵庫を譲ってくれました。
その冷蔵庫を十三の聴覚障がい者デザインチーム〈CO:SIGN〉が可愛くペイントしたものがこの「親切な冷蔵庫」。


 

今のところイタズラやトラブルは一切なし(たまに消費期限切れてる袋麺とか缶詰とかあるけどこっちで処理してます)


もちろん「きれいごと」だけでやって行けないのは44年も生きてたらわかるんですが、

反して「きれいごとでやって行けないなら、その仕組みにはまだ改善点がある」とも思っています。


ぼ、僕は諦めたくないんだなぁ。きれいごとで成り立つ仕組みを。


同じ場所で「しゅくだいカフェ」という子どもの居場所をしています。隣には朝日塾という学習塾もあります。
裏テーマとして、子どもたちが「大人ってスススステキやん」って思える姿を見せること。
大人にも「世の中捨てたもんじゃないやん」って思われること。

 

そして誰かが触発されて、自分たちのやり方で困ってる人の助けになる活動をして欲しい。

 

「やったことがない外野」の声に負けずに。
 

 

 

そう言えばフードロスはじめ、様々な社会課題解決に日々寝る間も惜しんで奔走している「辻由紀子さん(ぽっちゃりーずメンバー)」が、今回のことでさすがカッコイイこと書かれてたのでシェア。

 

 

 

 

 

 

最後に・・

 

あと、これだけは声を大にして言いたいのですが、ニュースでは登場人物を増やすと伝わりにくかったり要素を増やすとわかりにくかったりするのでカットされまくってますが、

 

そもそも「ばんざい東あわじ」をやりたいと言い出したのは僕じゃなくて弊社の塾部門・整骨院部門責任者である、ひだ先生

 

 

普段から整骨院でエバーレのシニアと触れ合っているだけに、スーパー撤退のニュースを聞いてすぐに「これはヤバい!」「すぐに何かしないと!」と僕に相談してきてくれました。

 

そこから仕組み作りと許可取りなどの多種多様な段取り、日々のメニュー作成や実際の調理をオープンまで1人で請け負い、3月4月は休みナシで走り抜けてくれました(主体的ブラック)
 

ブランディングはもちろんスターブランド社のリュウさん(弊社コンサル)に相談し、「親切な冷蔵庫を組み合わせよう」となり、エバーレの管理会社や近隣テナントさんらの協力もあって「ばんざい東あわじ」が実現。

 

実際の運営にはたくさんのボランティアさんや近隣住民の心ある尽力で成り立っています。


 

ここまで書いていて気付いたんですが、マジで周りに素敵な人しかいない・・

 

 

そらほんわかもするわな(ヤフコメより)

 

 

 

 

 

  

 

※スクショするマメさ

 

 

 

 

 

これは言い過ぎ。

 

 

 

 

 

なんで知ってるねん。

 

 

 

 

 

 

最後関係なくなっちゃいましたが、とにかく「善意の知恵の輪」をつなげていくために、ばんざい東あわじは、いやSnailtrackローシャルグッドカンパニーとしてこれからも地域のエコシステムとして機能していきます。

 

 

応援してくれよな。