一般質問の続きです。

 

Ⅱ 各種審議会のあり方について

 

1 市のホームページには、7分野ごとに分類して各種審議会が掲載されている。終了しているものを除いた審議会の総数、ホームページの分類ごとの数をうかがう。

 

経営政策部長)市ホームページにおきまして、審議会等のページで附属機関及び協議会等の一覧を掲載しているが、各会議体の名称は審議会でなくとも審議会と同様、同等の会議議体がある。法律政令または条例に基づいて審議協議等を行う会議体については付属機関としているので付属機関の件数として分類した件数を答弁(9月2日現在)。

終了したものを除く付属機関の総数は42機関。

ホームページの分類ごとに所属機関の数は

市政全般に関すること12機関

福祉、子育て、健康、保険年金に関すること 9機関

環境、みどり、ごみ関すること 4機関

都市整備に関すること 2機関

教育、生涯学習、歴史、文化、スポーツに関すること 10機関

防災・交通安全に関すること 4機関

その他 1機関

 

2 多くの審議会は、市の諮問を受けて答申を作成したり、市政の根幹にかかわる計画を策定したりしているが、周知はホームページのカレンダーへの記載だけである。市報やSNS等で広く周知すべきと考える。今後の見通しをうかがう。 

 

総務部長)現在各種審議会等開催にあたっては、開催日程等の情報を市ホームページの東村山市カレンダーに掲載するとともに、会議開催のお知らせを本庁舎1階情報コーナー・中央図書館に配架し周知。市報への掲載については紙面上の制約や発行スケジュール等の課題がありますけれどもSNS等を活用した周知については所管と調整しながら検討していく。

 

私)前向きな検討を求める。

 

Ⅲ 人口減少の下でも樹木を活かした豊かな駅前空間を

 

1 6月議会の山田たか子議員に対して市長から「人口減少社会を見据えた駅前再開発と公共施設再生は矛盾するわけではなく、基本的な都市再生の手法だと認識している」という趣旨の答弁があった。「人口減少社会を見据えた駅前再開発の考え方」とは具体的にはどのようなことか。市の考え方をうかがう。

 

まちづくり担当部長)先の6月定例会答弁があった通り人口減少社会を見据えたこれからのまちづくりは、都市企業の集中と道路や鉄道によるネットワーク化を図り、どこに住んでいても基本的にはその都市の機能を享受できるような街を目指すことが重要となる。

そのためには中心核である駅周辺にさまざまな都市機能を集積させていくことが必要であり、すでに市街化が進んでいる地区においては、権利者が引き続き地区内に居住・経営が可能であり、都市の再生再構築を図る観点から市街地再開発事業を進めることが望ましいと考えている。

また、市街地再開発事業により、土地の高度利用、都市機能の集積、住環境の改善、防災性や安全性の向上、エリアの価値や持続性の向上を期待している。

とりわけ、駅周辺において未利用地、低利用地がある場合は、公共施設の整備が充分でない場合は、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り安全快適で居心地がよく賑わいや交流を生む空間形成を進めることが重要と考えている。

 

2(久米川駅南口駅前広場や東村山駅東口駅前広場など)駅前には樹齢の長い木がある。各駅にある樹木の種類、樹齢、所有者、管理方法をうかがう。

 

まちづくり部長)久米川駅南口駅前広場について。樹木の種類は、けやき、なら、楓、もみじ、エゴノキ、ツツジ。樹齢については、駅前広場の造成時に植樹したのか定かではないが、昭和49年に工事が完了しているので、概ね50年近く経っているものと思われる。所有者は市。管理方法は、日々の道路パトロールにて、高木の設定の必要性を判断し、選定する際は公共の緑と植生のガイドラインに則って実施。低木については年に一度、業者によって選定を行っている。

東村山駅東口駅前広場について。樹木の種類はけやき、桜、つつじ。樹木については、けやきは昭和51年、その他の樹木に関しましては、駅前広場造成時に植樹したのか定かではないが、昭和46年には工事が完了しているので、50年以上経過立っているものと思われる。所有者と管理方法は、久米川駅南口広場と同様。

3 SDGsを掲げる市として、樹木の伐採・保全は計画的に行うべきと考える。当市の駅前の樹木に関する考え方をうかがう。

 

まちづくり部長)広場広場交通結節点として多くの人々が利用するうえで、利便性、快適性、安全性、地域性が求められている。そのような中、久米川駅南口、東村山駅東口に植樹されている樹木に関しては、ほかの街路樹と区別することなく適切に維持管理を行っている。

私)開発するとなると樹をどうするか議題に挙がってくる。保存するのか、植え替えするのか、全体に対しての考え方はどうなっているのか。

まちづくり担当部長)駅前広場の樹木の状況をよく見てくるのが大前提。東村山駅東口、久米川駅については、再整備にあたり周辺や駅前広場をこれからどういう風にしていきたいのか、みんなで話し合いながら将来像やコンセプトをまとめてきて大切にしていくものを目指すものっていうのを共有をしている。その内容を実際やろうとすれば、さまざまな意見を限られた場所で仕込みきれるかというと難しい。やれるものとやれないものが出てくる。みんなで話した将来像については、気持ちとしてはやってきたよということを考えながらも、実際の整備を進めていくことになると考えております。東村山駅東口で言えば、例えば東西導線やロータリー内の適切な交通配置、人が安全に移動ができるとか再整備の基本計画がまとまっている。実現のために設計をする中で、既存の樹木についてどうしていくか再整備の基本計画を議論する場所で、そういった内容をお伝えしながら、ただ単に木をどうするっていうのではなく、これを残したいとか、移植してもしょうがないんじゃないかとか、いろんな意見を交換しながら合意形成したものをベースに進めていくことになると考えている。

久米川駅南口については、今まだ再整備の基本計画まとまっていないが考え方とては商店街側に広場空間を作って都道側にロータリーを作ろうという方向で話が進んでいる。

そのために、なぜそういう形になったかというとこの間ずっと話してきた平日と休日顔が変わって安全安心な駅前を作っていこう、そのためにはこういう機能、こういう広場にしたいと言ういろんな話の中で、結果として今ある樹木やトイレがかぶってくるということになれば、移設することも、それはしょうがないかもしれないねという話をしながら進めている。市の方で木の健康度で判断する場合はあるかもしれないが、駅前の樹木については議論を積み重ねながら方向性を定めている。

私)今年の夏も暑かった、気候危機を考えると私自身樹木の価値を考えられていなかったという反省がある。

 

4 都市計画の中で、樹冠被覆率について市の考え方、開発に伴う目標値をうかがう。樹冠被服率は、ニューヨークでは2035年に30%へ、メルボルン市では2040年に40%に引き上げる計画を持っている。樹幹被覆率は「ある土地の面積に対して、枝や葉が茂っている部分を示す割合」を表す言葉で、国際標準となっている。東京では目標がなく、減っているとが問題となっている。

 

まちづくり部長)当市においては河川や池・樹林地、草地・農地と緑を覆われた土地の面積の割合である緑被率として緑の基本計画で指標としている。高木や中僕など上空から投影した面積も含めた数字で捉えていることから、とりわけて樹冠被覆率として数値化し、目標管理は行っていない。

都市計画の中で、例えば開発指導要綱による一定規模以上の公園緑地の整備等はございますが。樹冠被覆率として捉えて指導はしていないことをご理解いただきたい。

 

 

感想は次に書きます。

いつも長文で申し訳ありません。

質疑については一部要約していますが9割はあっています。

議事録が出るのは3か月くらい後になるので録音を聞いて書き起こししています。

最後までお読み頂きありがとうございました。