「あのひとが 死んでくれたらいいのに…」

 

 あさって退院予定の Sさんの奥さまが 涙ながらに言った。

 

 (たしかに あの状態で家に帰っても 介護はたいへんだろうな…)

 

 

 

 

 

アトリエに戻っているときに見かけた

看護師さんによるXのポストは

 

まさに今 我が実家の状態で…。

 




 

 

苦しんでいる本人はもとより

 

家族を含め、周りのサポート者は

いったいどのように接すれば良いのか?

 




わたし自身、10歳のときに

母が身体障害者になった時から

答えを模索し続けています。


 

 

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こんにちは♪人はより光に近づくために生まれ持った課題があると感じてます。

両親の認知症&身体障害のW在宅介護を通じて、魂磨きとじぶんの可能性拡大にチャレンジ中。

ライフスタイルデザイナーとして「本当の豊かさ・幸せな心のあり方・魂が自由な生き方」を模索したのしみ体現する日々です。

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今日の時点で

1250万回も見られているポストはこちら…。

 

 

 

 

 

数回に分れていたポストを

まとめて書き起こしてみました。

 

 

 

 

 Sさんは透析患者さん。 

 

長年の透析治療で骨がもろくなり 首の骨がくずれるという たいへんな状況で入院していた。

 

 

 本来ならば 整形外科病棟に入院となるはずが、 透析治療をうけているということで わたしが勤務する 腎臓内科病棟で 治療することになったのだ。 

 

 

 

 

Sさんは首を固定され、 寝たきりの状態となった。 『骨がくずれる』など、 めったにないことであり、 医師たちも この先どうなるのか とまどっていた。 

 

 

 

とにかく、 定期的に検査をし、 もとの状態になるまで Sさんは起きられない。 

 

 



とこずれができないように からだの向きをかえること以外は うごくことが許されない。 

 

入院が1ヶ月をこえようとしたとき、 Sさんのようすに 変化がみられた。 



 

「ここ、どこだ?」 と聞いてくるように。 

 

 

「病院ですよ」 そうこたえると、 ああ、そうだったと 納得される。 だが、

 


 

それ以降、Sさんは 病院にいることさえ わからなくなり、 

 

 

夜勤帯には 「おーい!だれだー! オレを鳥かごにとじこめたのはー!!」 とさけんだり、 

 

 

べつの日には天井をみあげて、 「あれ!あそこにひとがいるんだよ!」 と、幻覚をみるようになった。 

 

これではいけない。

 

 



 いままで以上に Sさんの病室に足をはこび、 

 

「Sさん、朝ですよ。 からだをふいて きれいにしましょうね!」 

 

「Sさん、お昼ですから 食事をしたら 手と足を洗いましょう!」 

 

「Sさん、夜になりましたから カーテンをしめます。 ねむれそうになかったら ラジオをきいてみましょうか?」 

 



 

とにかく Sさんの生活のリズムをもどしていくことと、

 

たくさんのスタッフが 声をかけることで 『自分は孤独ではない』 とおもえるように こころがけた。 

 

Sさんの病状も 徐々によくなり、 入院が2ヶ月をすぎるころには リハビリがはじまった。 

 



 

自分で食事ができるように、 あらゆるスタッフの サポートをうけてはいるが…

 

 

 

「手にちからがはいらないのに、 自分でメシなんか食えねーよ!!」 と、スプーンを放りなげるSさん。 

 

手のリハビリをしながら、 食事は作業療法士さんが介助していた。 

 




車イスへの乗り降りも 介助がひつようだった。

 

ただ、首の骨はぶじになおったことで 『そろそろ退院か』 ということに。 



 

いろいろな事情があり、 Sさんは施設にはいかず、 自宅で奥さまが介護するということで 退院がきまった。 いよいよあさって退院、 という日に、 わたしは奥さまに相談された。 

 


 

「あのひとを家で介護するなんて わたしにはムリです。 あんな状態で家に帰ってくるくらいなら いっそこのままここで 死んでくれたらいいのに…」 と、肩をふるわせながら 泣いている。 

 

 

かけることばが見当たらず、 ただ奥さまの背中を さすることしかできなかった。 翌日、準夜勤だったわたしは、

 

 

20時ころに 患者さんの検温を終え ひと段落。 

 

すると新人看護師Kさんが 「先輩、Sさん、はなしかけても お返事がないので みてもらってもいいですか?」と。 

 

 


Sさんは息をしていなかった。 (え…待って、これ、どういうこと? Sさん、あした退院だよね? Sさん、どうしたの? おきてよ、なにやってるのよ!) こころのなかでさけびながら 心臓マッサージをはじめた。 

 

 


ご家族にれんらくし、 到着するまで 心臓マッサージをつづけた。 

 

 

ご家族到着後 死亡確認がされ、 死因をしらべるために 解剖することに。 

 


 

想像できたことだったが、 奥さまは半狂乱だった。 

 

 

「わたしがあのとき、 このまま死んじゃえばなんて 言ったから… あんなこと、なんで言っちゃったんだろう…!!」 かけることばはない。 

 


 

わたしは淡々と やらなければならない手続きを すすめていた。 解剖がおわり、

 

 

Sさんの死因は 『急性心筋梗塞』だとわかった。 

 


 

お見送りをすませたわたしは 勤務時間が 2時間もすぎていることに気づき、 先輩看護師と後輩と 3人で休憩室へ。 とたんに涙があふれてきた。 ひざをかかえて泣いた。 

 

 

先輩看護師がひとことだけ 「しずかがいままで Sさんのために一生懸命だったのは みんな知ってるよ」 そういって わたしより小さくて華奢な体で そっとだきしめてくれた。 

 

 


 

そして休み明け。 

 

出勤したわたしに、 Sさんの主治医が 「しずかさん おとといの晩、 ひつぎの中のSさん、 とてもおだやかな顔をされていましたね。 

 

いままで あんな顔をみたことは ありませんでした。 安らかに逝かれたのでしょう。 ご苦労さまでした」 と、わたしをねぎらってくれた。 

 

 

 

いまでもあのおだやかな顔は 忘れていない。 

 

Sさん あれからずいぶんと長い時間がたちましたね。 天国の居心地はどうですか?

 

 


 

わたしは今、 2月に脳梗塞で倒れた母の 介護をしています。 

 


失語症という後遺症と、 今までできていたお料理ができなくなるなど、 退院して自宅に帰ってこなければ わからなかった障がいがあります。 

 


「看護師だから介護もできる!」 と思っていましたが、 介護をはじめたわたしは すぐに力尽きました。 

 

 

そう考えると、 Sさんは退院しても 車イスを使う生活。 

 

 

『自分で自分のことができないひと』 を介護するのは 並大抵のことではありません。 今ならよくわかります。 病院でうける 『看護』と 自宅での 『介護』は まったく違います。 

 

 

Sさんの奥さまに もっと寄り添うことができなかったか、 今ふりかえると 後悔の気持ちだけが 残っています。

 

 

 

 

 

こちらのSさんの状況は

現在の父と母の状態がミックスになっている状態。

 

 

それを私がメインで弟と共に

在宅でWケアしています。

 


 

確かに今、大変だけど


子どもの頃から大変には

なれているせいなのか?

なんとかがんばっています。

 

毎日無我夢中ですけどね。

 

 



 

 

でも。

 

こちらの看護師さんの

お母様の介護が無理…と言う部分を読んで


 

ああそうか…、

在宅介護は看護師さんでも

無理と思うものなのね…

 

とあらためて自分たちが置かれている状況を

把握した次第です。

 

 


 

また強くなっちゃうな、わたしたち…。

 

 

 



 

長年の透析治療で骨がもろくなり 首の骨がくずれるという たいへんな状況で入院していた。

 

これ、まさに母の状態で

40年も大きな手術を10回以上行い

ずうっと投薬し続けて

 

全身の骨がボロボロで

どこもかしこも崩れてきて

 

発狂しそうなほどの痛みと苦しみ…。

 

 


 

日本最高学府の医学部の

お医者さんたちもなすすべがなくて、

現在に至る…という状況…。

 

 

 

 

「ここ、どこだ?」 と聞いてくるように。 

 

「病院ですよ」 そうこたえると、 ああ、そうだったと 納得される。 

 

 

 

だが、それ以降、Sさんは 病院にいることさえ わからなくなり、 

 

夜勤帯には 「おーい!だれだー! オレを鳥かごにとじこめたのはー!!」 とさけんだり、 

 

 

べつの日には天井をみあげて、 「あれ!あそこにひとがいるんだよ!」 と、幻覚をみるようになった。 

 

 

 

 

これはまさに1ヶ月前に

肋骨3カ所、恥骨1カ所を骨折し

身動きが取れなくなった

認知症の父の状態。



 

毎晩このやりとりを

私が主となって 弟と共に対応してきました。

 

 


痛みのあまりの幻覚なのか?


普段寝ている部屋が変わったことで

認知症部分のパニックもあるのか?


 

今も夜中に何度も

「ここはどこだ?」

「帰りたい」


そんなやりとりで

5分おきに何度も説得にあたる時間帯も多く

 

ほぼ毎日、私は寝られない状態が続いています。

 

 

 



 

いままで以上に Sさんの病室に足をはこび、 

 

「Sさん、朝ですよ。 からだをふいて きれいにしましょうね!」 

 

「Sさん、お昼ですから 食事をしたら 手と足を洗いましょう!」 

 

「Sさん、夜になりましたから カーテンをしめます。 ねむれそうになかったら ラジオをきいてみましょうか?」 

 

 

とにかく Sさんの生活のリズムをもどしていくことと、

 

たくさんのスタッフが 声をかけることで 『自分は孤独ではない』 とおもえるように こころがけた。 

 

 

 

看護師さんたちは仕事なので

このような神対応が出来るのかもしれませんが

 

わたしは毎晩 何十回も起こされる中

疲れも出るし 終わりの見えない

意思の疎通ができない 無意味なやりとりが続くと


どうしてもこんな風には声はかけられず…。

 

 

 


 

5分前に言ったことを

夜中中何度も言わなければならない状態になると


つい

 

さっきから

何度も言ってるけど!

 

って苛立って 声を荒げてしまい…。



未熟者で ほんと情けないです…笑い泣き


 

 

 

 

その点 弟はすごくて

福祉の仕事を志してきただけあって


どんなに父がわがままを言っても

聞き分けがなく ごねても

 

穏やかな対応でいられていて

尊敬しかありません…。

 

 


きょうだいでも

こんなに違うなんてね笑い泣き

 

 

 

 

 

 

Sさんの病状も 徐々によくなり、 入院が2ヶ月をすぎるころには リハビリがはじまった。 

 

自分で食事ができるように、 あらゆるスタッフの サポートをうけてはいるが…

 

 

 

「手にちからがはいらないのに、 自分でメシなんか食えねーよ!!」 と、スプーンを放りなげるSさん。 

 


これ、シチュエーションは違えど

まさにうちの父も同じで。

 


何度もやられると 未熟な私は

売り言葉に買い言葉でw

 


だったらもう勝手にして!

 

って言ってしまう情けなさ笑い泣き

 

 

 


 

弟はこうはいいません。




忍耐強く

 

「お父さん、そんなこと言わず、食べようね…。」

って。

 

神かよ…滝汗

 

 

 

 

 

 

手のリハビリをしながら、 食事は作業療法士さんが介助していた。 

 

車イスへの乗り降りも 介助がひつようだった。

 



在宅ですと プロではなく家族がケアするわけでは

私がメインでやっているのですが

 

 

これ 24時間 しかも終わりが見えないので

さすがにしんどいっちゃ しんどいです。

 

 



 

早々に腰を痛めちゃった弟は

トイレ介助が無理になったので

 

車椅子に乗せての

ハードなトイレ誘導は


わたしが1日 何十回もしてます…。

 



腕の筋肉が鍛えられますね。




 

 

 

いろいろな事情があり、 Sさんは施設にはいかず、 自宅で奥さまが介護するということで 退院がきまった。 いよいよあさって退院、 という日に、 わたしは奥さまに相談された。 

 


うちもがんこな父が

デイセンターでさえ 絶対に家以外には行かない!

と大暴れするので


施設に入ってもらうことは 当分叶いません。

 




 

また認知症の出方も微妙で


しっかりしてるところはしっかりしていて

めっちゃ記憶が確かで

特に感情面や気遣いは以前のままなので

 


弟とは、

いろんなコトが分からなくなってでないと


施設に入ってもらう選択は難しいね…

って話しています。

 

 


 

 

「あのひとを家で介護するなんて わたしにはムリです。 あんな状態で家に帰ってくるくらいなら いっそこのままここで 死んでくれたらいいのに…」 と、肩をふるわせながら 泣いている。 


 

私は実際にすでにこの重い状態で

在宅で介護して1ヶ月になります。



だけどお気持ち ほんとわかります。

 


夜中に5分おきに起こされて

それが4時間ぶっ続けとかになると

 


 

さすがに


「お願いだからもう死んで…。」

ってとんでもないこと

何度も思っちゃいましたゲロー

 



 

だけど、そのあとに

父のいつもの無呼吸で

息をしない状態が何十秒か続くと

 

 

はっ!

私があんなこと思ったから


お父さん、死んじゃったのかも…!

 


もしそうだったら


これはわたし、

後悔する…!!

 

この繰り返しゲロー

 




でもまた息をしてくれると 安堵しつつ


ああ、なんて私は未熟なんだろう…

散々世話になった親に こんなこと思うなんて…


と反省して涙するんですよね。

 

 





 

だけどまた聞き分けがないと

おなじこと思っちゃうという、

情けなさよ…笑い泣き



 

 

 

やっと今 父が骨折して1ヶ月たち

昨日くらいから少し


トイレにくらいまでの距離なら

補助して歩けるようになったんですが

 




まるで入れ替わるように


今度は母が、

父の件での心労と無理もたたってか

全身が地獄の痛みで苦しむ状態に…ゲロー

 

 

 

 

先日の

 

「親を殺す気か!!」

 

 

と弟と私が 怒鳴られたのも

 

 


痛みのあまり救急車を呼んでくれ、

といわれたのに



 

おそらく医者には なすすべがないから

もう少し、家で様子を見よう…

 

と説得したため。



母の痛みに わたしたちが十分に

寄り添えなかったことからの言葉だったのでした。


本人だって そんなこと思ってないと思う。



 


母は40年間も 痛みとの戦いの人生。



相当 痛みに強い母なのに

救急車を呼んでくれと

わらをもすがる思いになるほどの

地獄の痛みなのだと思います。

 

 



 

死んでも良いから 

金属疲労して折れてしまっている

体内に埋めた金属を直すために手術して欲しい!!!

 

と先生にも懇願して言うのですが

 

 



お医者さんも 今の状態では

手術してもリスクしかないし


仮に金属が直っても

痛みが倍増する可能性もあって

 


手を尽くす手段が もうなにもなく


どうしようもない、という

まさに生き地獄状態…ゲローゲローゲロー

 

 

 

 

変わってあげたくても

痛みだけは どうにもしてあげられず…。

 

 

 

 

父にも 

こんな情けないのなら 死にたい…


と何度も言われ

 

 

母にも、ー

痛すぎて死んでも良いから

何かして欲しい


と言われ続け…




親に「死にたい」って Wで言われるって


私たちきょうだいも 生き地獄…。


 

 



 

みなさんだったらこういうとき

どのような判断をされますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

今日も笑顔で(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

 


 

 

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