目合わせトレーニング(中編) | ZIHEIの壺〜 自閉症児の子育て と ABA (応用行動分析)療法 奮闘記〜

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カナー自閉症の息子。ABA(応用行動分析)と出会い 確かな効果を実感し実践中。小学1年生から母も毎日学校に付き添いながら息子と共に成長の日々を過ごしております。このブログを通し同じ境遇の方々と繋がれたら嬉しいです。


14年前~箱の中のター🍀


目合わせトレーニング(前編) 

続きになります😊


お椀に積み木を入れる際に、お椀の高さをお子さんの視線の高さに合わせて、


目合わせをしてから、お椀に積み木を入れる
(目合わせ+お椀に積み木を入れる)
課題が楽しく取り組めるようになってきたら
次のステップに移ります。


今までのSD(指示)を
『見て♪』に変更します🍀


そして、積み木を渡すときに、
積み木を大人の目の位置に持っていきます。

お子さんが積み木をもらおうとして、積み木(大人の目)をみたら、積み木を渡して、お椀に入れさせます🍀


即時に、

飛びっきりの笑顔+称賛+強化子で

『相手の顔(目)を見て、受けとる行動を強化します』


お椀を見るより、つみきを見る方が目合わせのハードルが上がりますよね(^^)v

『見て♪』の声かけで、
目合わせ+積み木をもらう+積み木を入れる。
がスムースできるようにったら、


『見て♪』の声かけをしないで、
大人の表情と手振りだけで、
お子さまと

目合わせ+積み木を渡す⇒積み木を入れるトレーニングをしてください🍀


このトレーニングは、ノンバーバル(非言語)コミュニケーション(non-verbal communication)といって🍀

言葉以外の手段を用いたコミュニケーション(意思伝達)のことを言います🍀


コミュニケーションには二つの種類があります。
一つはバーバルコミュニケーション(言語的)と言って、通常の会話のコミュニケーションのことです。

もう一つがノンバーバルコミュニケーション(非言語的)と言って、言葉以外でのコミュニケーションをいいます。


声や表情、身振り、手振り等での意思伝達をさします。

ZIHEIっ子は、
相手の気持ちを推測できない、
場の空気が読めない等
社会性に問題があったり、コミュニケーションが苦手な方が多いですよね(*^^*)

言葉によるSDではなく、パントマイムのように表情と手振りだけで、アイコンタクトを取って意思の伝達をするトレーニングは、ZIHEIっ子には、とても大切です。

今回のように、
DTTの中で、簡単な課題の応用として練習しても良いですし(*^^*)、

日々の遊びの中や生活の様々な場面で、ノンバーバルコミュニケーションを意識して取り入れて積み重ねていかれると良いと思います(*^^*)