ショックなニュースが飛び込んできた。
ソプラノ歌手の佐藤しのぶさんが９月２９日に死去した。６１歳だった。
ぼくの一番好きなプリマドンナ。ずっと追いかけてきた。
ぼくが二期会の助演をしていたときには何度となく、舞台でご一緒させていただいた。
もちろんぼくはあくまで助演で、佐藤さんはタイトルロール。ご挨拶すらできない。
ここに一つのパンフレットがある。
「マダムバタフライ」 川口リリアホールのオープニング記念公演。
ぼくの名前も本名で助演の蘭に、佐藤しのぶさんの蝶々夫人、指揮にご主人の現田茂夫さんの名前がある。
ぼくは今まで、これほど感動した舞台を知らない。
61歳なんて、まだまだ若い。
くしくも翌日、世界的ソプラノ歌手のジェシー・ノーマンさんが74歳で亡くなる。
カラヤンとの「トリスタンとイゾルデ」の愛と死のドキュメント映像が、我が家に残っている。
永遠にぼくの心に刻み込まれた二人の歌声。
今日は上野広小路亭で昼と夜のダブルの出番。
昼は12時45分から、夜は「三遊亭遊吉の会」のゲスト出演。木戸銭二千円で、午後6時半開演。持ち時間を多くもらっているので、ボレロにチャレンジしょうと思う。
「タクト音楽祭」まであと16日。燃え尽きるまでやる。
「寄席のマエストロ」の神戸新聞記事がまだ、ネットで読める。
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