バレエ「眠りの森の美女」 | Tokyo de Kurasu

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日々の出来事について書いています。

オペラ座のバレエ「眠りの森の美女」を観に行きました。
3F席の1列目で8ユーロ。信じられないくらいの値段です。

私の中で最も上手だと思えるオーケストラを真下に
見る事ができ、かつ舞台衣装を堪能できる席をゲットしました。
肝心のバレエ本編を1/4ほど見る事のできない位置と
なってしまいましたが、まあOKです。




チャイコフスキーの「眠りの森の美女」は
ディズニー映画でも曲が使われており、
小さい頃から何度も観たほどの大好きなお話です。




私がウィーン・オペラ座で注目しているのは
衣装の美しさと現代的なデザインを取り入れる斬新さです。




今回面白かったのは
オーロラ姫とその仲間の衣装が18世紀を再現しており、
(マリーアントワネットが着ていたような衣装)

オーロラ姫が眠りにつき、
100年後に出会った王子とその仲間の衣装は
19世紀のモダンな衣装を着ていたという点です。
(帽子をかぶっており、スカートの裾も短かく動きやすい)

明らかに、時間が100年経ったことを感じる演出でした。


100年前の人がタイムスリップしてきたとして、
私はその人に一目ぼれして結婚したとして、
実際に結婚生活は上手くいくのか?と
思わずにはいられません。

まず話は合わないし、
衣装の好みも違うし、
考え方も(おそらく)違うし、、、

王子様も結婚前に気がついても良さそうなものですが・・・。
まあとにかく、
王子様はオーロラ姫に一目ぼれをし、結婚式を行うところで
バレエは終わります。


ディズニー映画では、子供たちが
そんな発想を抱かないように上手く編集してあるような気がします。




バレエ自体は大変素晴らしかったです。
プリマであるオーロラ姫と王子、そしてオーケストラの演奏は
きっと忘れることができないと思います。