最近気になった言葉 | Tokyo de Kurasu

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日々の出来事について書いています。

今まで知り合ったオーストリア人たちの会話の中には、

「教育レベルの高い人」、「教育レベルの低い人」
という括りの話がよく出てきます。


人によっては、このレベルを2つ、または3つに分けていて、
3つのレベルに分けている人だと、
「インテリ」、「中級」、「頭の悪い人」
とはっきり言っています。

日本でこの括りで話した事は(少なくとも私は)ないし、
この括りを言われるたびに違和感を感じます。




オーストリア人のいう「教育レベルの高い」というのは、
大学(少なくとも学部)を卒業している人、だろうと解釈しました。
「インテリ」はおそらく修士号以上かな?

オーストリアでは日本に比べて
大学の進学率が低く、
最終学歴によって職業がはっきりと分かれているのも確かです。
つまり年収もそれによって、分かれています。






こんな話を同僚にしたところ、
「日本では個々の教育レベルの差が小さく、
オーストリアでは教育レベルの差が大きい。」
という話に続き、


「オーストリアでは、博士号や修士号を持っている人に対して、
病院の受付で名前を呼ぶ際にもタイトルから呼ぶし、
看護婦と話していても、名前を呼ぶ際に
タイトル(Drなど)を毎回言っている。
タイトルを重んじる国だからこそ、の括りなのではないか。」

と言われました。なるほど!ソウカモシレナイ!



私たちが気がつかないだけで、
日本でも何かの軸で
人を分けているだろうなとは思います。


私自身が最近気づいた軸は、
「日本人」と「外国人」です。

ドイツ語で話をする際に
この言葉を頻繁に使っていたところ、
「君はよくこの言葉を使うね。不快じゃないよ。でも不思議なだけ。」
という指摘を受けました。

え?他の国の人は、私ほどには言わないのかい??
とちょっと驚いた出来ごとです。