第39期碁聖戦五番勝負で3連覇したばかりの井山裕太六冠(25)が、第39期名人戦七番勝負でも、引き続き河野臨九段(33)の挑戦を受けている。
3日に東京都内であった名人戦の前夜祭で、井山六冠は「河野さんの今年の勝ちっぷりはすさまじい。たいへん手ごわい」と挑戦者を持ち上げた。一方の河野九段は「タイトル戦で井山さんと当たるのは4度目だが、まだ勝ったことがない。自身初の七番勝負なので新たな気分で打てれば」と決意を表明した。
7~8月に実施される碁聖戦と、9月上旬開幕が通例の名人戦。2つの連続するタイトル戦が同一カードだったのは、過去に4度ある。昭和55年と57年は、大竹英雄名誉碁聖が碁聖を、趙治勲二十五世本因坊が名人を獲得。平成6年は林海峰名誉天元が碁聖を、小林光一名誉棋聖が名人を獲得と、タイトルを分け合っている。唯一、昭和63年だけ小林名誉棋聖が、加藤正夫名誉王座から碁聖・名人の両方を奪った。