【ニュース仕掛け人】チームワークの「絵作り」 スタジオカメラ 濱田恭彦さん(28) | 毎日のニュース

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 ニュースを伝えるテレビ局のスタジオで、大きなカメラを操作し、映像を視聴者に届ける。

 たとえばフジテレビ系夕方の「スーパーニュース」。進行表に従って、5台のカメラが映したキャスターのアップやスタジオ全体の映像を、スイッチャーが切り替えていく。

 「進行表があり、打ち合わせもしますが、ニュースが飛び込んできたり、キャスターがアドリブで話すこともある。指示を受けながら、カメラ同士が『あ・うん』の呼吸で動きます。チームワークですね」

 子供のころ見学したテレビ局のスタジオで、カメラを見て「格好いい」と憧れた。一筋に励んで、念願のカメラマンになった。

 クレーンカメラやハンディカメラを操るのが好きだ。「キャスターやゲストのコメントに合わせてクレーンカメラで寄っていき、ぴたりと決まったときは本当に楽しい」

 カメラマンに必要なのは「絵心」だという。臨機応変にバランスのいい「絵」を映す。自身も斬新な映像表現を求め、アングルの研究にいそしむ。「番組オープニングの映像を工夫したり。見ている人が楽しんでくれたらうれしいです」