子や孫ら人生の後輩に、何かおもしろい本はない? ときかれたとき、すぐに教えてやれる児童書は何冊くらいあるだろう。できれば著者名や出版社名も、すらすらと出てくればいい。ところが、これという本はあったけれど読んだのが大昔で、物語の中身すら忘れてしまっている人は多いはずだ。
そんなとき、児童書に詳しい本読みのベテランの知識にすがってみるのはいかが? これまでに著者の心をぐっとつかんだ国内・海外の児童文学100作品を厳選して、分野別に紹介している。DVDで楽しめるおすすめ映画作品にも触れているところがうれしい。(青弓社・本体1600円+税)