【ブラジルW杯】日本との因縁も深いドログバとエトーが挑むW杯 | 毎日のニュース

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 アフリカのサッカー界を引っ張る2人の英雄が、特別な思いを持って“最後のW杯”に臨む。コートジボワールのドログバとカメルーンのエトー(チェルシー)。W杯をめぐって日本との因縁も深い世界的ストライカーは、母国の誇りを胸に王国ブラジルのピッチに立つ。

 ドログバは4年前の痛恨事を忘れないだろう。W杯南アフリカ大会直前に日本と行った親善試合で、闘莉王(名古屋)にファウルを受けて右ひじを骨折。南ア大会で1次リーグ敗退を喫する遠因となったのは確かだ。

 初めて母国をW杯に導いた06年ドイツと南ア両大会は「死の組」で埋没。過去2大会に比べるとブラジル大会は組み合わせに恵まれた。しかも大事な初戦が日本となれば、リベンジに燃えないわけがない。

 3月に36歳になった。ともに母国を3大会連続のW杯へ導いたコロ・トゥーレ(リバプール)やヤヤ・トゥーレも30歳代となり“黄金世代”で挑む最後のW杯となる可能性が高い。

 一方、エトーもW杯では日本に痛い目に遭わされている。南ア大会の1次リーグ初戦で0-1でよもやの敗戦を喫した。日本にとっての栄光の歴史は忘れがたい屈辱。気勢をそがれたチームは3戦全敗で大会を終えた。