米IT大手グーグルは14日、無人機製造ベンチャーの米タイタン・エアロスペースの買収で合意した。無人機を衛星のように活用し、アフリカなどインターネット接続が困難だった地域で、無人機を経由した通信を実現する狙い。
買収金額は非公表。グーグルは2013年から、気球を衛星のように利用した通信網の研究を進めていた。無人機ベンチャーの買収により計画を加速させるとみられる。
米メディアによると、無人機は幅約50メートルと大型で、高度約2万メートルを飛行。翼を覆う太陽光パネル発電でプロペラを回し、約5年間の連続飛行が可能という。
ネットの世界的な普及に向けた動きが相次いでおり、交流サイトのフェイスブックも一時、タイタンの買収に意欲を示していた。フェイスブックは、無人機などを用いたインターネット接続の研究チームを設置している。(共同)