2004年から運行を休止しているロシア極東沿海地方マハリノと中国吉林省・琿春を結ぶ鉄道が8月2日に貨物列車の試験運行をすることが、分かった。国営ロシア鉄道が共同通信に明らかにした。石炭を積載して行い、その後、本格的な運行再開を目指す。
再開されれば、中国にとってはロシア極東の港を通じて日本を含むアジア諸国へ貨物を輸送するルートが開けることになる。ロシアにとっても石炭などを中国に輸出するルートとなる。
マハリノ-琿春は吉林省とロシアを結ぶ唯一の鉄道。00年に貨物列車の運行が始まったが、ロシア国内の訴訟問題などで04年から休止していた。(共同)