【ゆうゆうLife】読者から 障害支援、医師によってさまざま | 毎日のニュース

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 埼玉県 パート(62)

 6月19日付「障害年金、知らずに悔やむ」を読んで、役所や医師の対応について考えさせられました。

 わが家では、息子が大学入学後、間もなく精神疾患を患い、総合病院の精神科を受診しました。統合失調症と診断され、寝込んで1年留年しました。

 大学の学費やら住宅ローンを抱え、共働きでなんとか乗り越えましたが、障害者のための「自立支援医療」のことを知り、担当医に相談したところ、そういった申請をすると、将来的に資格取得などで不利になると言われました。

 医師からそのようなことを言われると、子供の将来に影響するなら医療費がかさんでも仕方がないと申請を見送ってきました。その担当医には、他にさまざまな不安が生じ、結局、病院を変えました。

 変更後の先生は前の先生と違い、「今後も服薬を継続していかなければならないだろうから、自立支援医療費の申請をしてはどうか」と言ってくださいました。私が前の担当医から聞いた話をしたところ、首をかしげていました。

 どうして医師によって言うことが違うのか理解できません。息子は5年かかりましたが、今年、無事に大学を卒業できました。当初から自立支援医療の申請をしていたら、経済的負担もその分、軽減できたと思うと複雑な気持ちです。