持ち方の事をドラム用語でグリップと言います。

個人やシチュエーションによっても違ってきますが、

今回は私が教室で教えている

基本の持ち方の一つを書きます。



私は指5本全部を使ってスティックを持つようにしています。

生卵を持つくらいの力加減と感覚で、

といっても形は球と棒ほど違いますが、

生徒さんにはいつもそう説明しています。

教室に生卵はちょっと置きたくないので


「エッグシェイカー」(卵の形をしたシェイカー)を使って

生卵をふわっと持つ手を作り、

そのままスティックに持ち換えます。

すると、自然に指5本を使って

手全体で包むように持っているのです




ドラム講師兼室長、中西望のブログ-生卵持つ

ドラム講師兼室長、中西望のブログ-スティックを持つ



持つ場所は、叩いた時に一番リバウンド(弾む)する場所に

親指と人差し指が来るように持ちます。

よく言教則本などでいわれるお尻から3分の1というのは、
大体その当たりにリバウンドのポイントがあるからです。



このポイントはスティックの

形や材質、個体によっても違うので
実際に叩かないとわかりませんが、

初めのうちはリバウンドを感じるのが難しいので、

この3分の1案で良いと思います。




まずは両手とも同じように持ってドラムの前に座り、

スティックを持ったまま肩の力を抜いて

体の左右にだら~んとぶら下げます。
コンビニの帰り道、無意識にビニール袋を

手にぶら下げている時のような感じです。



この時のスティックを握る力加減は・・・

そう、生卵を持つくらいで、

決してギュッと握ってはいけません。


一回「ふーっと」息を吐いてもう一度脱力してから、

そのぶら下げたままの形でスティックの先端(チップ)を

スネアドラムの中心に合わせます。


これで出来上がり。


この時の手首の形や角度が最もあなたの体に合った、

自然なフォームだと言えます。
なぜなら、コンビニの袋を手首に力を入れて

変な角度で持ったりはしないからです。

ドラムを叩きたい人はもちろんですが、それ以外の楽器の人

にもドラムレッスンはお勧めなのです。





リズムトレーニングはすべての楽器に必要です。
音楽の3大要素である、メロディー、リズム、ハーモニー
(和音)の中でもリズムはすべての楽器(歌唱も含む)に
関わるもので、リズムの良しあしでその音楽の躍動感が左右
されます。
そのためリズム感を養うことが歌唱、楽器の演奏には必要
不可欠なことなのです。




歌を歌うヴォーカリストは楽器の演奏(伴奏)にのって歌う

ことからリズムの重要性に気付きにくいものですが、実は

音楽(楽曲)の中心である歌こそリズムが重要なのです。

ギターやベース、キーボードなどはメロディーやハーモニー

を演奏することで精一杯になってしまい、リズムを取るのが

二の次になってしまいがちです。





また、リズムはビート(8ビート、16ビート等)と深い関係
があり、音楽のジャンルや楽曲によってもニュアンスが異な
り、自分が上手いと思っていてもプロの耳にはリズムが弱い、
ビート感が違うというのは一目瞭然で、決して良い音楽には
聴こえてきません。




音楽大学や専門学校で第二楽器に打楽器を取り入れることが

あるように、ドラムを叩くことで様々なビートを理解し、そ

れに伴うリズム感を身につけることができるので、すべての

楽器の演奏の上達に役立てることができます。

事実プロのギタリストやベーシスト、ボーカリストの中には

ドラムが上手な人がたくさんいます。





今まで気に留めていなかったリズムの重要さに気付いた時、

歌唱、楽器の演奏レベルが飛躍的に向上するのを実感できる

はずです。

正しいリズムとビート感を身に付けるためには、プロのレベ

で音楽を捉え、判断できる指導者にレッスンを受けること

最も近道です。












ライブやります

テーマ:

ライブの告知です



私が20年来やっている、ブルースやロックの小説で有名な

作家「山川健一」率いる「Rudie's Club Band」のライブです。



実は先月3/3にも渋谷のこのバンドで「axxcis SHIBUYA」と

いうライブスペースでイベントに参加させていただきました。

いつもは吉祥寺の「Black&Blue」などに出演してご機嫌な

Rock'n&Rollな曲が多いのですが、この日は放射能問題

というシリアスなテーマにあった選曲でした。

原発事故による放射能問題は連日ニュースで報じられてお

り、アーティストとして少しでもそういうアピールのお役に立

てたとしたら嬉しいです。



さて今回はというと、詳細は以下の通りです。



「チープ祭りvol.2」

「音楽実験室 新世界」

http://shinsekai9.jp/

東京都港区西麻布1-8-4 三保谷硝子B1

tel.03-5772-6767

4月21日()

OPEN 19:00/START 20:00

出演

CHEAP PURPLE

高速スパム

Rudie's Club Band

料金

2500 円+ドリンク代(予約) 3000 円+ドリンク代(当日)



「チープ祭り」を主催しているバンド 「CHEAP PURPLE」

というバンドはだれもが予想する通り「DEEP PURPLE」

のコピーだそうですが、メンバーからしてただのコピバ

ンではなく、ハンパなバンドでないことは確かです。

なぜなら「CHEAP PURPLE」のドラマーはかの「リンド

バーグ」のドラマー「小柳”Cherry”昌法」君です。



私としては昔、下積み時代に知り合いだったのでチェリ

ーというより小柳君という感じなのですが、会うのは20

年以上ぶりなのですごく楽しみです。

有名人の彼は私のことを覚えていてくれているか、ちと

心配です。



そして我が「Rudie's Club Band」と言えば

「The Rolling Stones」を崇拝する山川健一率いる

知る人ぞ知る超ストーンズ的Rock'n&Rollバンドです。

作家ならではのレベルの高い詩のオリジナル曲を中心

ストーンズのナンバーも織り交ぜてお届けします。

ちなみに健さんは日本で最初にストーンズのギタリスト

キースリチャーズにインタビューした人物なのです。



4/21(土)はこんな感じでパープルとストーンズ(的)な

バンドがぶつかり合うのですから、ロックが好きな人には

たまらないはずです。

今のロックのルーツとなるブルース、ロックンロール、

ハードロックをいっぺんに知ることができるチャンスなの

で、バンドをやっている人も必見ですよ。



絶対に楽しめると思いますので、お誘い合わせのうえ

是非いらしてください










「ドラマーと理論」

テーマ:

ある生徒さんから次のような質問をいただきました。


それは


「ドラムにはギターやピアノのように音楽理論があるか」


というものです。


もし同じような疑問を持っておられる方に対して私なりの

考えを書いておこうと思います。





ドラムに理論はあると言えばあるし、ないと言えばない・・・

無責任ですね。


どういうことかと言うと、ドラムは音階をもたないので、

ピアノやギターなどのように音階や和音といった理論

は直接当てはまりません。

ただし、リズムや楽譜の読み方、書き方のルールも理論の内

なので、リズム楽器としてリズムの知識や、譜面を使用する

場合、当然これらは関係があります。




ただクラッシックの打楽器奏者の方は別にして、

ロックやポップスを演奏するドラマーに必ずしもそれが必要

かと言うとそうではなく、理論は必要がでてきた時に使えば

よいと思います。


例えば、最初は好きなアーティストのCDを聴いてまねして叩い

ていたけど、やるうちに自分の耳では聴きとれない所がでてきた

ので、市販されているスコア(楽譜)を買ってどう演奏するのか

知りたい。

となれば音符の読み方を勉強すればよいという具合です。



ドラムを叩くことよりも先に知識や理論を詰め込み過ぎると、

でっかちで気持ちのこもっていない機械的な演奏になってし

まいます。



まず大切なことは、何よりも楽しくドラムを叩くことと、それ

音楽の一部である楽しさを実感することです。

勉強が先に立ってしまうと、つい楽しさを忘れてしまいます。



初めてドラムを叩いた時のあの楽しさと、音楽を演奏している

喜びを忘れずに、それを高めるのに必要なだけ理論を使えば

よいのです。









すまいるFM配信

テーマ:

12/26(日)に出演した、「すまいるFM」の配信が始まりま


したので、地域、時間に関係なく聴いていただけます。


「すまいるエフエム76.7」


http://fm767.net/fm/?p=17018


オレンジ色のスピーカーボタンをクリックすると聴けます。


20分ほどの番組でしゃべったり叩いたりしています。


まだの方はぜひ聴いてみてください。




FMラジオ出演の詳細

テーマ:

地域FM局


「すまいるエフエム76.7」さんの「まちづくりの輪」という


番組に出演についての詳細です。


12月26日日曜日21:00から再放送がありますので


ぜひ聴いてください。



朝霞、和光、新座、志木市の放送圏外の方は


同時刻にインターネットで聴けますので


「すまいるエフエム」ホームページ


http://fm767.net/


のトップページにある「NOW ON AIR」という


赤いボタンでお聞きください。


朝の放送を聞きましたが、なかなか楽しんで

頂けると思います。







FMラジオに出演

テーマ:

埼玉県朝霞市、新座市、志木市、和光市の地域FM局

「すまいるエフエム76.7」さんの「まちづくりの輪」という

番組にに出演させていただきました。


「あさかドラム教室」の紹介、室長の私のインタビューで

音楽のことや、教室のポリシーなどをお話しさせていただ

いたので、ぜひ聴いてみてください。


ON AIR

12月26日日曜日の9:00(再放送21:00)です。



地域外や、ON AIRを聴けなかった方もインターネットで

あとから聴けるそうですので、後日そのサイトをお知ら

せします。






前回のビーターの長さ、前々回のバネの強さに続いて、今回は

3つめであるビーターの角度です。

他にも調整箇所があるペダルもありますが、基本的にはまず

この3か所を決めましょう。




ビーターの角度というのは、プレート(踏み板)に足を乗せない
状態で、打面に対するビーターのシャフト(軸)の角度のことです。
角度が大きければストロークの量が多くなり、小さければその逆
になります。
この角度はドラマーの好みによって様々ですが、ペダルを踏む時

ビーターを手前に引く動作で、体重を支えていた足を一瞬上げ

る時の幅に関係しています。

角度が小さすぎると、足を上げる幅に対してプレートのストローク

が足りないので、プレートから足が浮いてしまいペダルのコントロ

ールと体のバランスを崩してしまいます。



逆に角度が大き過ぎると、ヘッドまで踏み込んだときバネがたくさ

伸ばされているので戻ろうとする力が強く、バネに負けて踏みにくく

感じたり、打つパワーを損なってしまいます。

※バネは特性上、伸ばされる長さに比例して戻る力(反力)も強く

なります。(例えば1cm伸ばした時に比べて、2cm伸ばした時は

倍の力で戻ろうとします)



ビーターの角度のセッティングは、踏む時の足を上げる幅に合

わせてセッティングするのが良いでしょう。

目安は、足とプレートが離れたり体のバランスを崩さないことと、

余計な力を使わずに楽に大きな音が出せることです。

おすすめは、(写真2)くらいを基準にして角度の小さい方と大きい

方に振って、自分の足の上げ方に合わせてみてください。



ドラム講師兼室長、中西望のブログ-角度写真1 写真1
ドラム講師兼室長、中西望のブログ-角度写真2 写真2
ドラム講師兼室長、中西望のブログ-角度写真3 写真3


キックペダルのセッティングをバネ、ビーターの長さ、そしてビータ

ーの角度の3か所に分けて説明しましたが、ペダルのセッティング

は複合的です。


例えば、同じバネのセッティングでも今回のビーターの角度を変え
ただけで、あたかもバネの強さを変えたように感じたり、ビーター
の長さも、それによって踏み心地が重く感じたり軽く感じたりする

で、どこを変えたらフィーリングがどう変わるのかを一つずつ確か

めた上で、自分に合った踏みやすいと思うセッティングを見つけて

下さい。




当教室では、正しいキックペダルの踏み方や、生徒さんそれぞれ
に合ったペダルのセッティングもご指導いたします。




キックペダルの基本的なセッティングをする箇所は大きく分けて

3か所あり、ひとつ目は前回のバネです。

次にビーターというスティックに当たる部品を取り付ける長さ、手

でいえばはスティックを持つ位置ですね。

そして3つ目はそのビーターの角度の調整です。

考え方は前回のままで、プレイ中の体のバランスを崩さずに楽に

コントロール出来ることです。




今回はビーターを取り付ける長さ(位置)ですが、スティックでいえ

ば長く持つか短く持つかということです。

レンタルスタジオでよく見かけるのが、極端に短いセッティング

(写真1)や、限界まで長いもの(写真2)です。

すべてとは言いませんが、おそらくバネなどのセッティングが適切

でないままビーターのセッティングだけでなんとかした結果ではな

かと思います。



ビーターの長さは梃子(てこ)の原理なので、短すぎると軽くは感じ

ますが、必要なパワーは得られません。

また、シャフトの下側の先端が異常に突き出てしまうので、踏んで

戻った時にヘッド(皮)を傷つけてしまうことがあります。

長すぎるとこれも梃子の原理に等しく、音量は出ても重くて動きが

遅くコントロール性もあまりよくありません。  


ビーターのセッティングの目安は、手でスティックを持つことをイメ

ージしてください。

(写真3)のように、打面側と反対側の先端がビーターの長の大

1割程度突き出ている感じが良いと思います。

これにより梃子の原理を十分に使い、コントロール性とパワーの

バランスが取れているはずです。



ドラム講師兼室長、中西望のブログ-ビーター短い (写真1)

ドラム講師兼室長、中西望のブログ-ビーター長い (写真2)


ビーターは、各メーカーによって様々な形、材質やそれに伴う重

があり、その重さも重心が先端側か支点に近い方かなどいろ

ろあります。それによって多少セッティングの長さも変わってき

すが、基本的には前出の1割を基準に少しずつ調節してみてく

ださい。

もちろんです、バネのセッティングを適切にするのをお忘れなく。


どうしても踏みやすいセッティングにならない場合は当教室のレ

ッスンに来ていただければ、個人個人にあったセッティングをい

します。





ドラム講師兼室長、中西望のブログ-ビーター標準 (写真3)





キックペダルはスティック同様、楽器との接点になる非常に重要な

道具なので、自分にあった調整をし、ストレスやロスのないプレイを

する必要があると以前に書きました。


キックの踏み方は十人十色、様々なスタイルやケースに応じた踏

み方(奏法)があるので、これを説明しだすと椅子の高さやペダル

までの距離など、フォームの話になってしまうので、ここでは最も

シンプルな考え方をお教えするので、後は今の自分に合わせて

みてください。


その前にキックペダルの構造ですが、まずプレートを踏むとビータ
ーと呼ばれるスティックに当たる部分がヘッドを打ち、放すとバネ
の力で元の位置に戻るという仕組みです。
踏む部分のプレートも「踏む方向」と、その前のアプローチで「足
を上げる方向」に往復で動きます。

ドラム講師兼室長、中西望のブログ-キックペダル全景


ドラムは足で演奏しながら体のバランスも取っているので、バネが

強すぎても弱すぎてもバランスを崩してしまいます。

特に、弱すぎるとアプローチの際足を上げにくいのでバランスを崩し

やすくなるので、これらを解決することでストレスは軽減できると思

います。

その上で、同じ力で踏んだ時にパワーロスが少なく大きな音量を得ら
れるセッティングを見つけてみましょう。

そこで、「踏む方向」のパワーロスを少なくするには抵抗となるバネ
をできるだけ弱くすればよいのですが、この調整がアプローチで足
を上げる時にペダルのプレートが足の裏についてこないほど弱め
てしまうと踏みにくく感じてしまいます。
逆に足を上げる時にプレートが必要以上に強く足の裏を押し返して
くるようでは、バネが固くて踏みにくいと感じ、当然キックするパワー
もロスしてしまいます。
これではいずれもコントローできません。

つまり、ペダルのセッティングの基本は、この「踏む」と「上げる」を両

立したところの調整なのです。




ドラム講師兼室長、中西望のブログ-キックペダルの調整


今回はまず調整箇所をバネだけにしぼります。
まずアプローチで足を上げる瞬間、ペダルのプレートが足の裏から
離れずに無理なく追従してくること。
そして体のバランスに影響がない最低限のバネの強さ(弱さ)を見つ
けてみてください。
好みはありますが、この考え方が最もパワーロスが少なく、かつコン

トロールしやすいセッティングの第一歩になるかと思います。

さらに詳しい説明はまた次回。


ではまた