凍結散水 | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

2週連続で広い地域に大雪が降ったようですが、なばやま地方では雪が舞う程度で積雪はありませんでした。
ほだ倒ししたほだ木が雪に埋まるのを期待してたけど、思い通りに事は進みませんね。
ほだ倒ししてから雨も少なく、ほだ木が十分に吸水していません。
一度積雪やまとまった雨があればいいのですが、週間予報を見てもあまり期待できないようです。
これまで中低温性品種「にく丸」にはキノコが枯死しないように2時間づつ散水してきました。
にく丸の散水は一回りして、傘は黒々して元気になりましたよ。
 
これからは低温性品種「春光」の古ほだに散水します。
これまでと散水の目的が異なり、ほだ木に十分な水分を与え、春子の芽切りを促すものです。
1回に半日ずつ24時間体制で散水しています。
夜間の散水は夜が明けると・・・
 
 
散水した水が凍り、ほだ木を被っていますよ。
凍結散水と言う発生操作の一つで、強い低温刺激を受けしいたけが芽切りやすくなります。
低温性品種の古ほだに特に有効な発生操作です。
 
 
雨は流亡する水が多いですが、積雪と同様にジワリジワリ氷が解け、ほだ木に吸収されやすいです。
付いていたしいたけも氷に包まれて、長いつららができてますよ。
しいたけは寒風で枯死することがありますが、氷に包まれても生育が止まるだけで問題ありません。
 
 
一回の散水時間が12時間と長く、すべて凍結させることはできませんが、春子がたくさんとれるように散水操作は続けます。
そろそろ、スプリンクラーを切り替え夜間の部スタートです。
明日朝の最低気温は-2℃で、今夜も凍結散水になりそうです。
 
 
今日の女子衆は2時間ほどしいたけ採ってた後、昨日持ち帰った原木の駒打ちでした。
 
 
2人で全部打ってしまいましたよ。
早いですね(^^♪
 
(^-^)ノ~~