占星術と移籍の問題。 | 徒然に。

徒然に。

思ったことを気ままに。

 少年サッカー界は、ここ数年でさらに変化が加速したように思います。

 うちのチームも例外ではありません。

 すでにうちが「弱小チーム」という位置付けが定着しているからか、最もうまい子たちがどんどんやめていった1年間でした。

 そしてそういう移籍の活発化は「正しいこと」だというのが一般化されたように思います。

 これはうちだけではないようです。

 近隣でプロを複数輩出しているチームでも、現状そんなに強くないということで、子どもたちが抜けていくようです。

 私はそのコーチたちは名人芸的な指導力を持っているので、もったいないなと勝手に思うのですが、高いレベルでやることが実力を伸ばすというのも一理あるでしょうし、難しいところです。

 そんな中、占星術と移籍について考えてみたいと思います。

 

 いきなり占星術ということですが、私は世界で一番好きなのは将棋か占星術かというくらい、占星術が好きなのです(笑)。

 そして、単純な占いとしてではなくて学問として学ぶと、非常に深遠なものなのです。

 今回問題にしたいのは、さそり座といて座の関係です。

 

 占星術は、らせん状に向上していく体系になっています。

 牡羊座で生まれた生命はうお座で生命を終え、再び牡羊座で生まれます。

 ですがそれは単に同一平面状をぐるぐる回っているわけではないのです。

 その1回の人生で経験したことを、経験として蓄えて、再び「より高い次元の牡羊座」で生まれます。

 これがらせん状という意味です。

 ところでよく「牡羊座は直感的」といいますが、それは占星術的には合っているのです。

 というのは、牡羊座は生まれたばかりの状態を表します。

 ですが、なにも知らないわけではないのです。前世で一通り経験したことを蓄えて、再び牡羊座で生を受けます。

 なので言語化できなくても、その直感は前世に基づくものなのです。(というのが占星術的な解釈です)

 

 そこで、少年サッカーの移籍の問題と占星術を考えると、私はさそり座といて座だと思うのです。

 さそり座は「異常に密度が濃い場、運命共同体、セックス、遺産、大企業」などを表します。

 大企業というのは、現代は表さないかもしれません。一昔前の、終身雇用制の頃の日本的な大企業です。

 さそり座は、閉じられた空間で、外部から情報が入らない密閉空間で過ごします。

 サッカーで言えば、閉じられたチームで一生懸命やります。まわりのチーム情報など、知らないのです。

 そのチームの練習方法がいい悪いは関係ないのです。

 とにかく「俺がこのチームを勝たせてやる」とか「俺はこのチームを背負っているんだ」的な感情が出てくると、さそり座的な体験をしたことになります。

 違った例では、私がよく書く三菱養和もさそり座的なチームだと思います。

 ある意味宗教的な感じすら養和からは受けます。

 「まず人間性が良くなければいけない教」「サッカーを楽しむ教」です。

 自然にやっていても、絶対に養和のようにはならないのです。コーチが相当な努力をして、養和のあの雰囲気を作っているのです。

 

 そう書くと「宗教的なものは嫌だ」と言われそうです。

 そしてそれが、現代少年サッカーでの「いわゆる濃いチームは敬遠」という風潮な気がします。

 ですが占星術の教えるところでは、人は12の星座をすべて経験する必要があります。

 そしてさそり座を経験しないと、次のいて座にはいけません。

 いて座は、今の日本の少年サッカーみたいな感じです。

 いて座が象徴するのは、高度な学問、外国、宗教、語学、教師などです。

 そこに、さそり座との連続性があります。

 さそり座的な、ある意味ドロドロした関係で力を得た人は、組織を離れて自由になり、いて座的な世界を追求します。

 ですが、いて座的な世界を見たければ、さそり座的な世界を体験しなければいけないのです。

 

 私はもちろん、チームに合わない子が移籍することは大賛成です。

 ですが、占星術的な本質から考えると、ちょっと考えた方がいい気がしています。

 どこかで「俺は死んでもこのチームを勝たせてやる」的な感情を持つ経験をしないと、次のステップにいけないと、占星術は教えています。

 試合をしていて「今回の自分のプレーは評価されたかな」的な感情を多くを占めてプレーしていると、占星術が教えるところでは、さそり座の経験をしていないので、その先に進めないのです。

 

 日本凋落の原因はそこにあるでしょう。

 終身雇用が崩れ、企業に忠誠を尽くすことがなくなりました。

 ですが企業に忠誠を尽くす心を持たないと、さそり座的な心を持てないので、次の自由ないて座にいけないのです。

 「ヨーロッパは個人主義ではないか 」という人がいます。

 ですが、ヨーロッパはかなり忠誠を要求します。

 スペインの少年サッカーでは↓のようなことが、ミーティングで教えられるようです。

 

 

 スペインでは「自分のチームに誇りを持て」的なことが多いのです。

 

 私は経験としても、さそり座的なことをできた子は、伸びたと思います。

 サッカーも人生も「このレベルはクリアしたからポイ捨て、次にいこう」とはいかないし、それをやると、結局行き詰ると私は思っています。