ドリブルがうまくなる練習。 | 徒然に。

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思ったことを気ままに。

 以前、元日本代表の永井雄一郎さんの練習として、↓についていくつか記事を書かせていただきました。

 

 

 この練習は、私自身、養和巣鴨時代に先輩だった永井さんに教えてもらい、自主練でやっていました。おかげで東京トレセンにドリブルを武器にして選ばれたと思っています。

 さらにチーム練習でも上達した子にはこの練習をやりますが、みんな目に見えてうまくなったと思います。

 そしてブログで知り合った方で息子さんの練習に取り入れて、ボールタッチが格段に良くなったという声をいただきました。

 

 たまたま元日本代表のドリブラー、玉田圭司さんが同じような練習を紹介している動画を見つけました。

 

 

 ちょっと形は違いますが、↓1分35秒でメッシは、ランダムに置いたコーンをターンする練習をしています。

 

 

 ↑3つの練習でいいところは「自由に行きたいところに行ける」「コーンがランダムに置かれている」ところだと思います。

 私は普通のコーンドリブル(ジグザグドリブル)のときでも、わざとコーン間隔は無造作に短くなったり長くなったりするようにして置いています。

 あるいは最初は規則正しく並べても、子どもたちがミスをしてコーンにぶつかったりしていくうちに前後左右にコーンがズレていくものですが、コーンドリブルのコースがなくならないかぎりは、あえてそのままにしています。

 きっちりコーンを並べると、練習をしっかりオーガナイズしている気になります。

 しかし考えてみると不思議な気がするのです。

 サッカーのディフェンダーは不規則に襲ってきます。ということは、敵に合わせるのは自分であって、敵が自分に合わせてくれるわけではありません。

 ということは、コーンを敵と見立てるならば、規則正しく並べることはむしろサッカーの実態にそぐわない気がするのです。

 

 永井さん練習や玉田さん練習は、いろいろ工夫のしがいもあると思います。

 同じ色のコーンに行く(行かない)とか、コーンの色の順番通りにドリブルするとか、2人一組で一人が逃げてもう一人が追いかけるとか、いろいろ工夫できます。

 利き足だけとか、特定の色のコーンの前でターンするとかシザーズ入れるとか、いくらでもバリエーションがつけられます。

 

 あまりこの練習は、指導書には載っていないと思います。

 というのは、指導書というのはたとえばドリブルならば「〇〇フェイント」というように、名前をつけたフェイントを数多く載せないと本にならないし、見栄えが悪いのです。

 ↑のような練習を紹介しようとして本にしても、頑張っても10ページにもならないと思います(笑)。

 ですが私の経験では、中級者以上のドリブルが最も上達するのは↑の練習です。

 日本代表のドリブラーとして名を馳せた2人が同じ練習をしていて推奨しているわけですから、効果は実証済みだと思います。

 おもしろいと思った方は試してみてはどうでしょうか。