【気仙沼市立階上中学校、平成23年3月22日卒業生代表の答辞】 | Akko☆女性社労士~徒然日記

Akko☆女性社労士~徒然日記

妊娠中に離婚して早くも23年。28歳、産後4ヶ月から勉強を始め、社労士と行政書士の資格を取って就職→2006年に独立開業,現在17年目。

仕事以外の趣味はランニング‍とゴルフ⛳️ハワイ✨飛行機✈️組
フライングホヌ3機搭乗コンプ✨
✈️JAL JGC ♥️
✈️ANA SFC

おはようございます。

学校から配られた1枚の書面です。
231206_1.jpg

ぜひ、1人でも多くの人に読んでいただきたく、
ここに記させていただきました。



卒業生代表の言葉

本日は未曽有の大災害の傷も癒えないさなか、
私たちのために卒業式を挙行していただき、
ありがとうございます。

ちょうど(卒業式の)10日前の3月12日。春を思わせる暖かな日でした。
私たちは、そのキラキラ光る日差しの中を、
希望に胸を膨らませ、通いなれたこの学舎を57名揃って巣立つはずでした。

前日の11日。一足早く渡された思い出のたくさん詰まったアルバムを開き、
十数時間後の卒業式に思いをはせた友もいたことでしょう。
「東日本大震災」と名付けられる天変地異が起こるとも知らずに……。

階上中学校といえば「防災教育」といわれ、
内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私たちでした。

しかし、自然の猛威の前には、人間の力はあまりにも無力で
私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。

天が与えた試練というには、むごすぎるものでした。
つらくて、悔しくてたまりません。

時計の針は14時46分を指したままです。
でも、ときは確実に流れています。

生かされた者として、顔をあげ、常に思いやりの心を持ち
強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。


命の重さを知るには大きすぎる代償でした。
しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、
助け合って生きていくことが、これからの私たちの使命です。


私たちはいま、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。
どこにいても、何をしていようとも、
この地で、仲間と共有したときを忘れず、宝物として生きていきます。


後輩の皆さん、階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が、
いかに貴重なものかを考え、愛おしんで過ごしてください。


先生方、親身のご指導ありがとうございました。
先生方が、いかに私たちを思ってくださっていたか、今になってよくわかります。

地域の皆さん、これまで様々なご支援を頂き、ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。

お父さん、お母さん、家族の皆さん、
これから私たちが歩んでいく姿を見守っていてください。
必ず、よき社会人になります。

私は、この階上中学校の生徒でいられたことを誇りに思います。
最後に、本当に、本当に、ありがとうございました。

平成23年3月22日





(追記;FACEBOOKでたくさんの方が共感してくださり、シェアしていただいていたところ、
このyoutubeがあることを教えてもらいました。)

大人が、この中学生の答辞から得るもの、学ぶものが
たくさんあるような気がしました。


最後に、私の岩手県宮古市の家を津波で失くした友人が、
宮古市で復興支援の仕事をはじめました。
「被災者が被災者の支援をする。」
これも復興への道の一つなのでしょうね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

【“東北頑張れ!”愛の1クリック】お待ちしています。
↓↓↓↓↓
にほんブログ村 士業ブログ 社会保険労務士(社労士)へ
にほんブログ村