オーケストラの指揮者の指名をめぐる顛末をコメディタッチで撮ったのがふたりのマエストロです。親子とも高名な指揮者が主人公です。父親にスカラ座から指揮者就任の申し入れがあります。喜んだ父親。これを機に内縁関係にあった妻と正式に婚姻することを決めるなど有頂天です。しかし申し入れは息子と父親を間違えていたのです。
それをスカラ座から聞いた息子は父にどう告げるか悩みます。
↓ふたりのマエストロ
洋の東西を問わず親子の間の葛藤ってあると思います。また映画からフランスの家族制度がうっすらと見えてきます。
ラストシーン。意表を突く展開でした。ター/TARを観た私からするとドキッとしたのですが大団円ですね。いい映画と思います。
2023年通算120本目