世界線がちょっと違う日本のまた1つの物語。

 

HAPPYEND

 

日本を取り戻すをスローガンとした政治家が影響力をふるっている世界です。高校の中にも監視カメラが設置され生徒の行動をAIが自動判定し賞罰を与えます。恐らく都立高校なのでしょう。国際化が進み海外の親を出自とする生徒がたくさんいます。そんな時、生徒たちの溜まり場でもあった音楽部の部室が学校の管理下に置かれ、部員は事前に許可を得て部室を使うように指示されます。

 

生徒たちは高圧的な校長と校長室に籠城し話し合いを持ちますが相手は大人。交換条件に大切なものを失うのです。

 

観ていて自分の学生生活を思い出しました。

 

学校にいるときにはそれは許された。卒業したらそれは通じなかった。

 

 

2024年通算168本目

 

 

(有)朝日商事 土地・家 そのまま買取ります

 

恐怖映画とおバカ映画を足して2で割って、やっぱりおバカでした。

 

デッドストリーム

 

おバカ動画を配信するユーチューバーが人気挽回を狙って過去何人も死んでいる廃墟に深夜単独潜入します。

 

ユーチューバーですので当然ネット配信。家に何台もカメラを仕掛けそれが重要な役割を果たします。生中継の視聴者からのコメントが面白い。訳もこなれています。

 

「人生の困難の90%はダクトテープが解決してくれる」(主人公)

 

「清々(すがすが)しいまでのクズっぷりだな」(視聴者のコメント)

 

後はファンを称する女性が登場したり、実体化した幽霊が出てきたり、グダグダです。

 

楽しめました。

 

 

2024年通算167本目

 

 

(有)朝日商事 土地・家 そのまま買取ります

 

バレエが好きになった少年を衰退した当時のイギリスを背景に描きます。

 

リトルダンサー

 

主人公の少年はボクシング教室と合同練習することになったバレエのレッスンを見て踊りに興味を持つようになります。コーチの女性は彼の才能を見抜き今の環境から抜け出しロンドンの王立学校へ行くよう勧めます。当時イギリスはどん底の経済状態でサッチャーリズムが吹き荒れていました。少年の家族が働く炭鉱でもストライキと労働者によるピケ(職場封鎖)が行われています。父は労働組合員としてストライキに参加しスト破りをする同僚を批判する立場でした。しかし少年をバレエ学校に行かせるお金のためにスト破りに参加します・・。

 

心温まるお話です。イギリスの歴史を庶民の目線から追ってストーリーにつなげています。イギリスが身分制度の国であることも映画から伺えます。映画は1999年に作られたようですが製作者がいろいろな意味で弱者や少数派を温かい目で見ていることがわかりました。

 

 

2024年通算166本目

 

 

(有)朝日商事 土地・家 そのまま買取ります