藤沢宿ツアーからもう2週間がたちます
一緒に参加したブロ友さんの記事を拝読しながら
また自分でも書きながら
あの日の楽しさに浸っています
くまさんのブログをリブログさせていただきたかったのですが
うまく行かず・・・
URLを貼り付けました!
すごく面白いのでお読みください
ガイドさんに見送られ
バスから手を振りながら藤沢駅へ
grecoさんのお隣で
バスの窓から外の景色を興味深く見ます
川を渡ると
「ここ渋滞する場所だったの」
と教えてくださって・・・
遠回りのバスだと聞いていたのに
5分くらいの遠回りですぐついちゃいました
ここから
「はい、このエレベーター乗って」
は~い
「はい、こっちに行くと駅の◯口だから」
は~い
テキパキと道案内してくださって
またまたあっという間に
レストランの前へ
MOKICHI
クラフトビール
と書いてある!
くまさんより
こちらのランチを予約
との連絡を頂いていたはずなのに
まったくお任せで
初めて気がついています
(このブログ書きながら)
パスタコースしかないそうなんです
いいんですよ
わたし、ランチビールがいただければ
クラフトビールのお店ですから
本当は
アルコールは控えなくてはならない体調なのですが
一杯だけ
湘南ビールのインペリアルスタウト
黒ビールです
皆さんは期間限定の黄金色のビールでした
乾杯もせず?した?
写真は撮らず
まずグッ と一口
あ~~~美味しいです
たっぷりサラダ
フォカッチャ
そして
メインのパスタ
トマトソース
なのですが
自家製ソースでしょ!?
あっさりしていてトマトの味がよ~くします
生パスタ?
太めでもちもち
おいしいですー
とにかく
どんどんどんどん食べて飲んで
その合間に
grecoさんが
着物を着るきっかけは?
などの話題を振ってくださり
今更ながらの自己紹介
2時間一緒に歩いた仲間なのに
何も知らない同士でしたから
grecoさんに
「あなた食べるの早いわよ!」
と指摘されるくらい
早く食べてしまってました
デザートも付いて
充実
実はわたし
このあたりからソワソワし始めていました
皆さんには伝えてなかったのですが
藤沢の鵠沼海岸のそばに
行きたい茶室があって
茶友にラインで聞いたら
ちょうど釜が掛けられている日だといいます
「メグちゃん、引き強い!ラッキーよ」
とのメッセージ
密かに検索すると
藤沢駅からタクシーで15分くらいと出ました
くまさんには
無料の浮世絵美術館へ
という案を提案いただいましたが
わたしはここでお暇しようか?
と
迷っていたわけです
でも
皆さんもご一緒にいかがですか?
とは聞けませんでした
茶室なんて興味ない可能性が高いし
お茶いただくのにも結構な金額がしますし
ランチ終わって
店の外にでると14:37くらい
15:00まで釜がかかっているはず
え~~~い!
「あのー、わたしこの近くにあるお茶室に行きたいので
ここで失礼します」
言いました
すると皆さんが
「どこどこ?」
と聞いてくださる
「タクシーで10分くらいなんで・・・」
「どこ?」
「うーん、よくわからないです」
携帯で検索した画面を
grecoさんが見てくださって
「あータクシーでいくのが早い」
と判断してくださり
「みんなで行こう!」
ということになり
タクシー乗り場へ走りました
皆さんありがとうございます
「15:00までにいけますか?」
タクシーの運転手さん裏道を通ってくださっているようです
grecoさんが「よくこんな道を通ってくださる」
と驚きも込めて感嘆の声をあげられてます
多分ここらへん
降ろされた右側が目的地
まだ15:00ちょっと前なので
茶室を見せていただくだけでも
と
中に走るわたし
こんにちは
お時間過ぎてしまいましたが
お茶室を見せていただくだけでもお願いできませんか?
迎えてくださった和服の女性にお願いします
にこやかな笑顔で
ようこそおいでくださいました
どうぞ上がってください
お茶もどうぞ
といってくださいました
嬉しいです
写真もどうぞお撮りください
はい!
「無」の文字がお出迎え
水辺の様子を描いた屏風
このお茶室
益田鈍翁の茶室を移築したもので
滴水庵
といいます
現在は管理されている方が
不定期で開けられているそうです
基本公開されていませんので
本当にラッキーでした
「ドンノウさんて?」
と
くまさんに聞かれ
はたと我に返りました
うーん近代数奇者
で
日本の美術品の海外流失をとめるために
茶道具などを収集された茶人
実業家
三井系の?
でもよく知らないことに気が付きました
ご亭主さまにお聞きしました
三井物産の社長さん
利休以来の茶人
などのご説明をくださいました
伊藤博文の書
がかかっていました
親交があったのですね
ご亭主さま
お茶はどこででも飲んでいただけます
奥の小間でもお好きなところで
とおっしゃってくださいました
釜が掛けられた風炉と棚がおかれている
広間で
いただくことにしました
銘々皿にて
「みずごろも」鷺月堂製
地元藤沢のお菓子だそうです
透明な寒天に小豆が透けて見える柔らかい琥珀糖
のような食感です
お点前を見せていただきながら
お茶をいただきます
私が一番近くに座らせていただいて
興味津々で拝見
まろやかなお抹茶でした
渋みを感じません
お茶がまろやかでおいしかったです
どちらのですか?
とお尋ねしてみましたら
小山園の「雲鶴」だそうです
濃茶にも使う上等なお抹茶だそうです
甘みの強いことに納得でした
(そういえば、希望者にはお濃茶も差し上げますって
携帯で見た案内に書いてありました)
ご亭主様
お菓子が地元のものであるのは
とても珍しいことで
さらにお濃茶用のお抹茶をつかうのも初めて
だと教えて下さいました
なんてラッキーな私達!
この白っぽい床柱!
小田原の板橋地区にあるいくつかの茶室も
同様の木でした
時代の流行なのか?
鈍翁さんのマネしたのか?
ご亭主様との会話が弾みます
なんと
私達は
本日初めての客だったそうです
「在釜」
誰でもお茶が飲める日
なのですが
誰も来ない日、そんな日もあるか
と思いながら
炭を直してご自身でお抹茶の味を見たところで
お客様(私達)がいらしてくださった
のだそうです
なんというタイミングの良さ
一期一会
の妙を感じます
風炉の炭が煽り
湯が湧いていることの贅沢を感じましたが
お一人で
来るかわからないお客を待って
釜をかけつづることは
大変だ
と思いました
また
茶盌は一人ひとりの雰囲気を考えて用意しました
とおっしゃられたので
慌てて写真を撮らせていただきました
わたしのお茶碗は
「なでしこ と 光悦垣」
え!
なでしこ の可憐な雰囲気と私が似合うの!?
と嬉しくなって撮った写真
向かって左から
grecoさんへの茶盌 紫地に唐子 似合います
私 なでしこと光悦垣
くまさん 個性的な茶盌は唯一ご亭主様の所持品だそうです
歌亜耶さん はなやかな美しい牡丹の茶盌
私達は今日初めて会ったんですよ!
というと
え!!!
仲良しさん達に見えましたよ!
grecoさんがお答え
「着物で藤宿を歩くツアーだったんですよ
ランチ後、この人が(私のこと)突然
行きたいお茶室があるから私はここで別行動しますって言い出して
いやいや
みんなも行くから
ということで伺ったのですよ(笑)」
grecoさんの話しっぷりからも
もう仲良しになった感じが
伝わりました
そして
こんな勝手なことを突然申し出た私にお付き合いいただいて
ありがたいなーとおもいます
ツアーを企画してくださったくまさんは
携帯の「雨雲レーダー」で天気を確認してくださっていました
奇跡的に雨予報は宿場歩きが終わってからの15:00くらい
大雨になるそうだから・・・
と気を使ってくださっていたのに
お茶室に来てしまって
ゆっくりしていたので
予報通り
ポツ ポツと雨音がし始めました
滴水庵
の名前にふさわしく
ザーーーーーーーーー
という雨に涼しい風が運ばれてきます
広く取られた畳敷きの廊下部分のむこうにある
少し歪んだ昔のガラス窓
その向こうの
庭の緑色が雨に打たれて一層鮮やかに見えます
着物のお話
ここでは
ヨガと呈茶
をしていること
などなど
この日初めて出会った
5人が作り出す時間の豊かさに
あらためて
一期一会
を思いました
そろそろ
と
お暇の時間
雨は少し弱まっていました
雨ゴートの
くまさんと歌亜耶さん
草履の雨カバーを付けただけの私
近くのバス停留所へも
grecoさん がご案内くださいます
バスを待つ時間も
バスに揺られる時間も
楽しかった
滴水庵のご亭主様とも
インスタグラムで繋がれました
この御縁を大事にしていきたいと思います
わたしの突然のわがままをお許しくださった皆さん
本当に感謝しております
ありがとうございました
これで藤沢宿を歩くは
おしまい