みなさま。
やって見せ、言って聞かせて、させてみて
褒めてやらねば、人は動かず。
旧日本海軍、連合艦隊の山本五十六が残した言葉です。
この部分は非常に有名で人材育成などで頻出すると思います。
これには続きがあるようです。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば人は実らず。
旧日本軍では上官が率先して危機に立ち向かい、
危険な場所ほど上官が先頭に立つ。
メンドクサイ作業、難しいことほど上官が先頭にたって行う
率先垂範が説かれてきました。
これをしなければ部下は命令に従ってくれません。
口だけ立派で行動が伴わない上官は部下から射殺されることも多かったそうです。
戦時中、隊の指揮官である将校でも戦死者がでました。
陸軍では半数以下では本当に戦死したケース。敵の銃弾で命を絶たれたケース。
半数以上は銃撃戦に紛れて部下に射殺されたケースが多かったそうです。
自分の命や保身を優先し、部下を大事にしない上官ほど背後から撃たれ、
若くて戦場での経験が部下のほうがあり、
「ニイチャン、そんな作戦したら死ぬで」と言われるような
上官でも、部下の話に耳を傾け、身銭を切ってでも
部下の食料を調達し、部下全員を生きて家族のもとに帰す
という気概の見える上官は突撃する時も誰かしらが盾になり
無理に突撃しようとすれば部下が身を挺して止める部下が出てきたそうです。
率先垂範とはいうのは簡単ですが
実践は日々少しずつでてくるものです。
何とか実践中ですが、難しさを痛感しています。
そこをなんとか踏ん張って続けたいと思います。