下翼に続いて上翼の取り付けも変更します。

 同じように型紙を貼って切断し、新たな部品を接着します。

 取り付け角は慎重に確認し、目標値に合わせます。

 上翼は下翼とは逆に50mm後退させました。

 後は整形して塗装すれば完成です。

 

 新作のインジェニュイティーが非常に良いので、前作のアゲインストの主翼のスタッガー(上下翼の前後のズレ)と取り付け角を同じに改造することにしました。

 まず、図面を作って部品を切り出します。

 改造は取り付け角の基準になる下翼から始めます。50mm前に出し取り付け角を0度にします。

 カットラインの型紙を貼って、慎重に切っていきます。壊れていない機体にカッターを入れるのは結構勇気がいります。

 

 予め作ってあった新部品を、アライメントに気を付けながら接着し出来上がりです。

 文章で書くと簡単ですが、水平尾翼との平行と胴体との直角、および、取り付け角を合わせなくてはいけないので結構大変でした。

 

 インジェニュイティー無事初飛行しました。

 エルロン、ラダーはトリム0(奇跡?)、エレベータだけ10コマアップでOKでした。

 垂直上昇はアップ、ダウン癖無し、垂直降下は4%ダウンでOK(アゲインストのデータのまま)、ナイフエッジは僅かに起き癖で、ラダーを深打ちすると少しダウン癖だったのでそれぞれミキシングを入れました。

 心配だった背面のダウン量はかなり少な目で良く(アゲインストがかなり多めに必要だった)、また、後退角で翼端失速を心配していたスピンも最後までエルロンが効き真直ぐ落ちました。

 最後に恐る恐る試したスナップロールは一回目はパワーを押さえ気味でも、後退角の効果なのかクイックなスナップをしてくれました。それではとしっかりパワーを入れて行っても綺麗に回りました。

 2フライト目からはP-23をやりましたが、少しエレベータの小舵が敏感な感じで、また、気流の乱れで落ち着かない挙動があったので、4フライト目からバッテリーを前に出して重心を10数ミリ前にしたところ良い感じになりました。

 今回、ちょっと大き目の後退角を付けたり、普通と逆に下翼を上翼より100mm前に出したりとかなり設計的に冒険したので、変な癖が出ないか心配でしたが全て杞憂になりました。

 前作のアゲインストの欠点だった背面のダウン量の多さや垂直上昇のダウン癖がなくなり、特に新たな欠点は見つからなく大成功でした。

 後退角の見え方に慣れれば強力な戦力になってくれそうです。

 

 メカ積み完了!初飛行を待つだけになりました。

 全備重量はビートオン5200を積んで、4,354gでした。

 名前のIngenuity(インジェニュイティ)は単語自体は、創意工夫や独創性という意味らしいですが、NASAの火星探査機パーサービアランスに積まれて、今年四月に初めて火星での飛行に成功した二重反転のヘリコプターから貰いました。

 

 塗装完了しました。途中何度か失敗して停滞しましたが、何とか完成しました。

 重量は1,823gでした。かなり軽く仕上がりました。

 しかし、重量測定が終わって片付ける時に翼端をぶつけて塗装が割れました(;_;)

 形あるものは完成した瞬間から壊れていくものなのですかね・・・