新作機のリンケージを進めていますが、今回、エルロンサーボを標準サイズを使ってみました。

 複葉機のエルロンサーボはBLS173などの小型サーボを使うのが一般的ですが、重量増を覚悟で標準サイズのHPS-A701にしました。

 理由はスナップロールを止めやすくするためです。

 前作の機体で、同じ失速系演技でもスピンはエルロンを戻せば即止まるのに、スナップロールは90度以上余分に回るのはなぜか悩んで、サーボの動きを良く観察したところ、スナップでフルに舵を切った状態からニュートラルに戻るのに意外と時間が掛ることに気づきました。

 理由はスピンはAFR40%程度なのに、スナップでは120%なので実際にサーボが動く角度が大幅に多いためです。

 で、対策としてサーボホーンを長くしてその分AFRを小さくすれば良いのですが、小型サーボではトルクが不足してかえって遅くなる可能性もあります。ということで、標準サイズのサーボを使う事にしました。

 実際のリンケージではサーボホーンは一番大きい丸型ホーンを使い、サーボ側の動作角を75%ほどに変更して、送信機側の設定はほぼ同じになるようにしています。

 これでサーボの高速化もあって計算上は約半分の時間でニュートラルに戻るはずです。

 ただし、心配事もあります。一つはサーボの分解能が不足する可能性があることです。もう一つは重量増で慣性モーメントが増えて、かえって止まりが悪くなる可能性です。

 どちらも極端に悪化することはないと思いますが、メリットが勝るかどうかは飛ばしてみないと分りません。

 

 新作機が完成しました。今回は完成を早めるため、材料の切り出しと胴体、尾翼の組み立ては自分で行いましたが、主翼の組み立てと塗装はI工房にお願いしました。

 機体名はインスクリプションです。刻むこと、銘刻などという意味です。

 設計は前作のインジェニュイティーとあまり変えていません。主翼はほぼそのまま、胴体は下面をR形状に変更し、脚の取付を主翼下面から胴体に移しました。

 塗装パターンはひたすら視認性を考えて決めました。垂直尾翼は車をボルボに換えたのでスエーデン国旗をモチーフにしてみました。

 この状態で重量は1,791gでした。全備重量は4,400g程度に収まると思います。

 今回スナップの止まりを少しでも良くしたくて、エルロンサーボを単葉機と同じA701を積み少し重量が増える想定のため、塗装での重量増の目標を設定してお願いしました。で、結果目標に対して+4g、I工房恐るべし。その代り主翼裏面の白は思い切り透けていますが。

 できれば今年の最終戦ぐらいに間に合わせたかったのですが、残念ながら間に合わなかったので、じっくりメカ積みを(あちこち傷だらけにしないよう慎重に)行います。それでも年内には飛行させるつもりですが。

 

 4、5日の二日間開催された中部団体戦に参加しました。二日間とも晴天弱風の絶好のコンディションでした。

 私はチームふじの国で、3番手のフライトでした。結果は団体、個人ともイマイチでした。

 私のフライトはほとんど無風の中、大きなミスなく丁寧に飛ばせたと思いましたが、演技終了後に助手からパワーを押えすぎて線が出ていなかったと言われました。

 思い返せば確かにあまりパワーを入れてはいなかったのですが、無風の中では十分なつもりでした。でも、点数が語っていました。

 私の腕では少し遠目でパワーを入れて大き目のパターンを描く方が点数が出るということみたいです。

 トップバッターを務めたK西さん。

 2番手はY崎さん。

 おおとりでやらかしてくれたN又さん。

 

 18~22日まで豊田のKIDSエアロバティッククラブ飛行場で開催された第1回G.G.C.(グランド・ジェネレーション・チャンピオンシップ)に参加してきました。

 この大会の趣旨はシニア世代(今回は50歳以上)の日本一を競うと共に、昔話などで盛り上がろうという事です。

 立派な垂れ幕も準備されて雰囲気は盛り上がっています。

 駐機場風景、北は東北から南は九州まで全国から集まってくれました。

 私はオールジャパンに続きアゲインストで出場です。

 1日目は好コンディションでしたが、緊張で指が思うように動かず、その上、風が弱かった影響もありスピンの入りで失敗してあまり点数が出ませんでした。

 2日目は後ろ爆風の最悪コンディションで分っているにも関わらず風対応が巧くできずに、また、風対応で一杯々々になってしまいヘロヘロになってしまいました。後ろ風はある程度練習していたので、飛行前はもう少し巧く対応できると思っていたのですが、結果は全くダメで情けなくなりました。

 3日目は当初の予定では上位10名の決勝進出者のみがP-23とF-23を1回づつフライトする予定だったのですが、2日目が余りにも悪いコンディションで辞退者が出たり最後までラウンドを終えられない恐れがあるとして、3日目も全員がP-23をフライトし3ラウンドの100分率のベストの点数で決勝進出10名を選び、F-23をフライトしP-23ベスト+F-23(いずれも100分率)で最終順位を決めることになりました。

 ということで1、2日目で16位と低迷した私は出る幕はなかった筈が、ルール変更でもう一度チャンスが巡ってきました。コンディションもちょっと後ろ風がありますが昨日と比べれば天国です。で、今度はちゃんとフライトできました。前半はちょっとミスもありましたが後半はリズムに乗った感じでキッチリフライトできました。そして、思った以上に点数が伸びて一気に7位になりました。これには自分でびっくりでした。

 でも、7位で喜んではいられません。決勝のF-23をフライトしなければなりません。万が一?決勝に残る可能性を考えて2か月程前から練習はしていたのですが、練習で飛ばすのと大会でしかも慣れない飛行場で飛ばすのでは雲泥の差です。

 恐怖のF-23フライトはスタート演技で高めの高度で入ってきたら、高すぎて姿勢が良く判らなくなり緊張もあって舵のタイミングが狂って思い切りかぶってきてしまい、焦っている内に助手から「中止、中止、水平に抜けて」と的確なアドバイスで、演技を止めて取りあえず水平に抜けて事なきをえました、それ以降は緊張もほぐれて割とちゃんと(ひょっとしたら練習より巧く)飛びましたが、終盤のローリングサークルで高度がかなり下がりやばくなりました(後ろからアッーという声が聞こえてきた)が何とか切り抜け最後までフライトできました。

 最初の演技の0点はちょっと悔しかったですが、初めてのF-23にしてはまあまあの点数でした。最終順位は一つ下がって8位、参加しているメンバーの顔触れを考えれば望みうる最高の結果だったかもしれません。

 予選結果です。今回は特殊な事情で3ラウンドのベストで順位決定しましたが、普通は3ラウンド中良い2ラウンドの合計で決める場合が多く、もしそうだったらどうなっていたんだろうとふと思って自分の順位の周辺を計算してみました。そうしたら、6→11、7(私)→9、8→6、9→10、10→7、11→8と結構大幅に変わることが判りました(だからどうという訳ではありませんが)。

 こちらが最終結果です。-10%ハンディーをものともせずに優勝したKOHJIさんはさすがですが、予選での苦戦を跳ね返して3位に入ったAKBさんもさすがですね。

 今回の大会はロゴが入った帽子やシールの参加賞があったり、入賞者に送られる楯が専用デザインだったり、いろいろ凝った演出がされていて良かったです。進行役のE島さんやKIDSクラブの方、運営を手伝われた中航連の役員のみなさま、事前の準備を含めて本当にお疲れ様でした。

 

 静岡の重鎮のY崎さん。私が良い点が出たので押し出す形で決勝に進めなくなってしまった上に助手までお願いして申し訳なかったですが、これも勝負のあやだと思いますのでご勘弁を。

 S木H人さん。シミュレータで練習したとはいえ実飛行2回でF-23に挑戦し、途中間違いもあったものの最後まで行けた集中力はすごいです。驚きました。

 T上さん。今回は少し不調だったのかな?3日目はもう少し点数が伸びるかと思ったのですが。

 今回最年少出場だったM本君、相変わらず安定した飛行でした。F-23は安心して見ていられました。

 

 今年も宇都宮まで行ってきました。

 初日の7日は昼前から左前の強風になり、終わりの方の飛行順だったので6~7mの強風の中のフライトになりました。演技前半は風に翻弄され、後半になってようやく風が読めてきて最後の3演技ぐらいはそれなりに形になりました。判るのが遅すぎですね・・・最大の難関の着陸は一瞬ヒヤッとしましたが何とか無事に降りました。壊さなくて良かった・・・

 二日目はうって変わって微風の絶好のコンディションになり、大きなミスなくまずまずのフライトができました。でも点数はあまり伸びなかったですね。

 今年の中部勢はみなさんかなり良くフライトしてたのですが点数が伸びませんでした。まあ、そういう大会なんでしょうね・・・

 一番良かったのは行も帰りもほとんど渋滞に合わずにスイスイ行けたことかな~?

 駐車場風景、北海道から来ている方もいました。