ひつこくナイフエッジの癖取りを行っていますが、ナイフエッジでダウンを入れた時、起き癖が出る理由が不明で上下翼の上反角の差をなくしてみましたがあまり関係なく、何が原因か考えていたとき、前作のインジェニュイティーではそのような癖は無かったような記憶があり、ファイターターンでダウンを入れると寝癖だったことを思い出しました。

 インジェニュイティーとの主な違いは胴体下部が四角か丸かの違いなので、胴体にバルサの三角材を貼って擬似的に四角に近い形状にしてどうなるか試してみました。

 結果はほとんど変化無しでした。

 よくよく考えるとインジェニュイティーではミキシングをいろいろ入れていたのでファイターターンの寝癖はそれが影響したと思われますし、P-23では長いナイフエッジがなかったので微小なダウンの時の癖は見ていなかったことに気づきました。

 インジェニュイティーが既に残っていないのこれ以上は解明できそうにないし、結局ダウン時の起き癖の原因は分らなかったのですが、きりがないので終わりにしました。

 もうひとつ気になっていたのが、左ナイフエッジはほぼ直進するのに対し、右ナイフエッジはアップに入ることです。

今までの機体でも大体左右に差があったのですが、原因がよくわかりませんでした。

 で、いろいろ考えたのですが、コントラといえどもリアプロペラの影響が強いようでプロペラ後流は少し捩れています。

 その捩れた後流が水平尾翼に当たって右はダウン、左はアップの力が常に働いていますが、ナイフエッジになるとプロペラ後流が横にずれるためそのバランスが崩れて右ナイフエッジでアップの癖がでるのではないかと考えました。ちなみに左が真っ直ぐ行くのは、本来ナイフエッジで少しアップに入る癖と打ち消しあうためと思われます。

 なので右ナイフエッジでプロペラ後流が左に流れた時にダウンの力が働くように、左水平尾翼の翼端近くの後縁下面に三角材を付けてみました。

 フライト結果は効果がかなりありました。右ナイフエッジのアップ癖はほぼ半減しました。ただ、その代わり左のナイフエッジは少しアップに行くようになりました。

 ほぼ予想通りの結果で良かったのですが、本当にこれが正解なのか少し迷っています。

 なぜかと言うと飛行場の特性上、右(方向に離陸する)パターンは沢山練習できますが、左はあまりできません。

 なので右パターンのダブルインメルマンの右ナイフエッジは十分練習できるのでダウンを打つのもそれほど難しくありませんが、練習が少ない左ナイフエッジはちょっと難しいかもと思います。であれば右がアップに来ても左が真っ直ぐ飛ぶ方が良いのではないかと思われます。

 しばらくこのままで様子を見ますが、最終的にどうするかは分りません。

 

 調整の続きです。前回は省きましたが、ナイフエッジでもう一つ癖があるのが気になっていました。

 それはナイフエッジでラダーを切ったままダウンを当てると起き癖が出ることです。

 最初は後退翼の上反角効果かと思ったのですが、良く考えると逆です(後退翼の影響ならダウンで寝癖になる筈)。

 では原因は何かと考えたのですが、上下の翼で上反角が異なり、更に取り付け角も異なるためその影響が出たのではないかと考えました。

 具体的には上反角は上翼がー1度(つまり下反角1度)、下翼は0度、また、取付け角が上翼1.7度、下翼0度になっています。

 ナイフエッジ状態の時にそれぞれの翼の迎角がどうなっているかはわかりませんが(おそらく上翼が1度くらいで下翼がー0.7度ぐらい?)、エレベータを打つとそれぞれ迎角が変化するため、同時にそれぞれの翼の上反角効果も変化するのではないかと考えました。

 理論的には迎角が変化しても上反角の効果は大きくは変化しない筈ですが、全く変化しないわけではなく、また胴体の影響などもあるので、きっとそうだろうと思い上下翼の上反角を同じにしてみました。

 作業は翼の中央部の片面からカッターを入れて中央線ぐらいまでを切断し、翼を押えながら隙間にバルサを入れて調整します。

 ラダー、エレベータニュートラルでも僅かな起き癖があったので、トータルで少し下反角が増えるように上下翼ともー0.75度にしました。

 また、上翼が上に上がり、下翼が下がるので翼間支柱が届かなくなるので、スペーサーを作りました。

 テスト飛行前にはラダー→エルロンミキシングは全て0に戻しておきます。

 離陸してトリムを確認し(特にズレは無かった)、高度を少し取ってからナイフエッジに入れます。

 ラダー、エレベータともニュートラルで様子を見ますが、起き癖も寝癖も出ません。トータルで下反角を増やした効果はありました。

 ラダーニュートラルでナイフエッジだと機首が下がって来るので、そこでラダーだけ入れて水平飛行しますが、こちらも癖なし、そのままラダーを増やしていくとかなり深打ちしたところで少し起き癖になりました。

 さて、課題のダウンを入れた時どうなるかです。再度、ナイフエッジに入れラダーを当てて水平飛行状態で、ダウンをジワーと当てていくと、やっぱりジワーと起き癖がでました。それでも少し(1/3ぐらい?)減ったかなとは思いました。

 結局、主原因は上下翼の上反角の差ではなかったことになります。

 それでも実際にP-25をフライトすると、ダブルインメルマンのナイフエッジは大分楽になりました。

 また、ラダーのニュートラル付近のミキシング量が減ったので、修正のラダーを打った時に変にロール方向に動くことが無くなりました。

 また、前回取付けた水平尾翼下面の三角材は、水平飛行時の速度変化によるエレベータの微妙なずれが気になり、最終的に外しました。

 インスクリプションの調整もほぼ煮詰まったのですが、どうしても取りきれない癖があり、それを解消できないかといろいろ試しています。

 癖とはナイフエッジでラダーニュートラルか、ほんの僅かしか当ててないときにアップに入ることです。

 ニュートラルに近辺なので巧くミキシングで解消ができません。

 量的には多くないのでポイントロールなどでは全く問題ないのですが、ダブルインメルマンのナイフエッジが少し長めになると曲がってくるのが分ります。

 他の演技では問題ないのでダブルインメルマンをコンパクトにして、あまり長くナイフエッジしなくても良いようにしようかとも思いましたが、実際にやってみると忙しい上にカッコ悪いので却下しました。

 なので機体の特性を変えて真っ直ぐナイフエッジしてくれるよう試してみることにしました。

 最初は上翼の付け根に下向きのフラップを付けてみました。

 フラップで曲げられた気流が水平尾翼を上から押すので、トリムダウンにすることになります。

 1Gの水平飛行では主翼の吹きおろしが効きますが、0Gのナイフエッジでは主翼があまり揚力を出していないので吹きおろしが減って、水平尾翼のダウントリムが効いてくるのでと思ったのです。

 で、試験飛行の結果は・・・ほとんど効果ありませんでした。エレベータトリムは43コマ(トリムステップ2)も変わりました(ビックリ)が、ナイフエッジの特性は変わりませんでした。

 多分吹きおろし量が変化してもフラップで追加された+αは同じだけ効いてしまうため、トリムが変わった分が常に打ち消されてしまうのだと思います。

 次に試したのは水平尾翼の後縁の下面のみに3角材を付けて、気流を下に曲げるようにしました。

 エレベータタイプの機体でエレベータダウンでトリムがとれるように水平尾翼の取り付け角をアップ側にずらすのと原理は同じです。

 以前もスーパーパッションで同じ様な事を試しましたが、幅20mmほどの板を付けたらサーボが風圧に負けて操縦不能になって危うく墜落させそうになったので、あまり試したくなかったのですが、幅5mmだしサーボのトルクが大きい物になっているので大丈夫だろうと考えました。

 フライト結果はそれなりに効果ありました。エレベータトリムはアップ側に23コマ変化で、ナイフエッジはほぼ真っ直ぐ飛ぶようになりました(フライトコーチで確認しています)。

 その代わり、事前に予想はしていましたが、垂直上昇と降下がダウンに行くようになりました。

 垂直降下はミキシング量を減らせばOKですが、上昇の方はダウンスラストを減らす必要があります。

 モーターのスラストを変えるといろんなところに影響が出てくるので、本当はやりたくないのでどうするか悩んでいます。

 スラストをアップ方向に変えることになるので、パワーのON/OFFで水平飛行のエレベータトリムがずれるようになると思うのですが、この機体の最大のメリットはパワーのON/OFFや機速の変化でエレベータトリムが全くと言っていい程変化しないことなので、それが失われるのは避けたいと思っています。

 演技前の水平飛行が浮いたり沈んだりせずに真っ直ぐ飛んでくるのは、結構重要なポイントですから。

 

 インスクリプションの初飛行を行いました。上空は真正面の風でかなり荒れていたので細かな癖は確認できませんでしたが、前作のインジェニュイティーのデータのままで特に問題ありませんでした(基本同じ機体なので)。

 2フライト目はP-25を通しましたが、前風が強くて取りあえず飛ばしただけになってしまいました。

 ただ、エルロンサーボを高速にした効果ははっきり出て、スナップロールの止まりがかなり良くなりました(スパッと止まる感じ)。

 ちなみに全備重量はビートオン5200バッテリーでフライトコーチユニットを乗せた状態で4,436gで、予定通りの重量で上がりました。

 

 防寒&防水用のプロポカバーを作りました。今まで10年以上に亘って使っていたヒロボー製がボロボロになってきたのと、920Mのアンテナをいちいち脱着しないといけなく、面倒なのとアンテナが壊れそうなので、新たに作ることにしました。

 こちらが長年使ったヒロボー製カバー、あちこち割れてきたのをテープやFRPで直してありますが、いよいよやばくなってきました。

 作るにあたっては、920Mアンテナを付けたまま出し入れが簡単にできるようにするため、上半分がそっくり開くように作りました。

 重量にも十分注意しましたが、手が入る部分のキルティングのカバーを外した状態で740gでした。ヒロボー製は同じ状態で330gでしたので、そこそこ重くなってしまいましたが、バンドで吊るのでフライトにはあまり影響ないと思います。