51玉鬘 陸 | 吉備路残照△古代ロマン

吉備路残照△古代ロマン

吉備路自転車道を回って以来すっかり古代吉備国の残り香に取り憑かれました。
歴史と神話が絡み合っているから多くの遺蹟の故事来歴が謎に包まれています。
鬼ノ城・温羅伝説・鳴釜神事等の謎に新しい解釈を加えていけるので楽しみです。

源氏物語名場面51

 

 

玉鬘 陸

 

 

鏡神社

鏡山の麓に鎮座 佐賀県唐津市

 

唐津市の鏡神社が

『源氏物語』に登場するワケ

紫式部

便りを交換していた友人肥前守》に任じ

れたに伴い肥前国へ下っていたから

 

○ あひ見むと 思ふ心は 松浦まつらなる          

   鏡の神や 空に見るらむ

 

紫式部歌集

 

あなたに会いたいと思うわたしの心は

あなたの住む肥前国松浦の鏡の神が

空から見ておられることでしょう

 

🔲

 

長男の豊後介ぶんごのすけだけは

姫君はすぐに帰京して

父君/右大臣にお会いなさるべきです」

 

 

春の夕間暮れ

懐柔した次郎の手引きで

大夫監乳母の屋敷にやってきた。

 

30歳ほどの男で背が高く

恰幅も良いが立居振舞が粗野である。

 

 がらがら声で

姫君

いかなる事情あろうと構わないし、

妻たちとは決して同列には扱いません」

 

大夫監の強引な口ぶりに乳母

機嫌損ねないよう気を使いつつ

孫娘

他人様のにさせて

頂ける身体ではございません。

いずれ

にしようと決めております」

 

「ご遠慮なさるな。

たとえ目がつぶれ足が折れていても、

わしが治してみせましょう。

国中の仏神は

わしの願いは聞いて下さる」

 

大夫監

乳母の言葉など気にも留めず

《結婚式の日取り》を

決めると肥後国へ帰って行った。

 

 

松浦佐用姫伝説

 映画『一月の声に歓びを刻め』公式 on X: "映画『#一月の声に歓びを刻め』 本予告解禁 °⌖꙳✧  遥か遠くから聴こえる  知らない誰かの  美しく、凄惨な、罪の歌 

𝟐𝟎𝟐𝟒.𝟐.𝟗 𝐑𝐨𝐚𝐝𝐬𝐡𝐨𝐰 

 

三島有紀子監督・脚本 畢生の作品

 

遥か遠くから聴こえる 知らない誰かの

美しく、凄惨な、罪の歌

 

映画『一月の声に歓びを刻め』オフィシャルサイト 2024年2/9公開 (ichikoe.com)

 

『試写会』後の映画人たちの感想