源氏物語
40帖御法
源氏51 紫の上43 女二の宮27 夕霧30
雲井の雁32 明石の君42 明石中宮23
匂宮5 朱雀院53 致仕大臣/頭中将52
花散里・年齢不詳
二条院跡
光源氏の母・桐壺更衣の【実家】を桐壺帝が増改築。
源氏は【内裏】の《桐壺》から【二条院】に引っ越す
が権力を握ると広壮な【六条院】を造営する。
暑気が紫の上の衰弱した身体を蝕んで、どこがどう悪いということでもなく突然気を失うことが度々ある。
明石女御は中宮になっていたが、*【二条院】に里下がりをして養母である紫の上を見舞った。
紫の上は【六条院】の《春の御殿》で源氏と一緒に暮らしていたが
体調を崩して以来、転地療養のため【二条院】に住んでいる。
【六条院】《冬の御殿》の明石の君(中宮の実母)も合流した。
紫の上が苦しい息の下で途切れ途切れに自分の死や死後のことなどを話すと、中宮の頬を涙が濡らした。
ちょうどそこに紫の上が可愛がっている孫の匂宮(『宇治十帖』における主人公の一人)がやって来たので、
「わたしが身罷ったら、紅梅と桜の季節には必ずわたしの代わりに紅梅と桜を眺めてくださいね」
五歳でも意味が分かるのか、匂宮は泣きべそをかいている。
朝夕の冷え込みが身体に障る秋になった。
明石中宮は【御所】から早く戻るよう何度か催促されているが、紫の上の容体が心配でまだ【二条院】に留まっている。
名作映画案内118
原題*The Bridges of Madison County
マデイソン郡の橋
1995年公開
原作*ロバート・ジェームズ・ウォーラーの同名小説
監督*主演*クリント・イーストウッド/ロバート(プロ・カメラマン)
メリル・ストリ-ブ/フランチェスカ(母親)
★
中年男女、4日間の恋
1989年冬
アイオワ州マディソン郡。
母親の葬儀のために帰郷した息子と娘
は彼らに宛てた母の『手記』を読み始める。
65年秋
結婚15年目、
母親は単調な生活に飽き飽きしていた。
夫と子供たちが《農産物品評会》
に出掛け彼女ひとり家に残っていた。
カメラマンのロバートが来て
彼女に【ローズマン橋】への道を尋ねる。
彼女はロバートに魅かれ、その夜、夕食に誘った。
『手記』を読み終えた
息子と娘は母親の秘めた恋に--。
134分