昨日は、北海道に日帰り弾丸ツアーに
行ってきました。今年初北海道です。
目的は、「ウッディタイガー」という２歳馬
のデビュー戦観戦のため。
ウッディタイガーは、見事に勝利して
くれました。
ただの勝利ではないので、感慨ひとしおです。
というのも、このウッディタイガー、
私が初めて買った馬の調教をしてくれていた人
の奥様からの紹介で買った馬なのです。
その奥様の一通の手紙から始まりました。
「知り合いの牧場で、ご主人が急逝されて、
当歳馬（生まれてすぐの馬）の引き取り手
を探している」
という内容の手紙でした。
牧場には二十歳前後の若いお子さんもいる
のですが、みんな働きに出てしまったり
して、牧場をすぐには手伝えない。奥さん
一人だけでは厳しい、ということで
生まれてすぐの仔馬を手放さなければならない
状況になったとのことです。
はじめ私はちょっとした怪しさを感じ、
あまり乗り気ではなかったのですが、
一緒にいつも馬を持っている友人が情に厚い
人間で、
「そういった縁は大事にした方がいい」
ということで馬を見に行き、安く分けて
いただきました。
ウッディタイガーは、５人で共有することに。
そのあと、僕たちが馬主を始めたころに
いろいろお世話になった若い人が情熱を
もってやっている牧場に預けて、１年
ちょっと、大事に世話をしてもらいました。
そのあとにいった育成牧場、そして今いる
門別競馬場の田中淳厩舎の人々の熱い
愛情を受け、ウッディはたくましく育ちました。
そして昨日、約20人もの応援団に見守られ、
ウッディは見事勝利！
馬主はやはり金銭もからむこともあり、自分の
馬を応援するのは当たり前なのですが、
利害関係のない、以前育ててくれた人たち
が大声を出して「頑張れ！」と応援してくれた
ことが、本当に嬉しかったです。
そして生産牧場の奥さまも来てくださって、
握手。
走るのは馬なのですが、人との温かい繋がり
を強く感じることとなりました。
午前中には、競馬好きならほとんどの人が
知っているであろう、ある牧場の社長たち
とも会食をさせていただくなど、いろいろと
得難い経験をさせてもらった一日でした。
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