奢れる者は久しからず:「自民党・安倍一派」と「吉本興業・松本一派」のメルトダウン | 三ヶ根の祈り のブログ

三ヶ根の祈り のブログ

ブログの説明を入力します。

                                  (文中敬称略)

 昨年末から、日本中が2つの疑惑で大騒ぎ。

 

 その模様が連日 テレビやネットで流されるので、嫌が応にも目に入る。

 

 自民党・故安倍晋三一派の裏金疑惑と、

吉本興業・松本人志一派の性強要疑惑である。

 

 

 一方は政界、一方は芸能界(と言うか芸人界)の疑惑。

 

 

 この二つの疑惑報道を見聞きして思うことを、週刊誌の見出し流に言えば、

 

   この時期、ほぼ同時にクローズアップされた2つの疑惑には、

  「同根の上に狂い咲いた、2つの徒花(あだばな)」といった共通点が・・・。

 

   今、この二つの徒花は急速に色あせながら、メルトダウンしようとしている。

 

 と言ったところか。

 

 

  政界の主役は、安倍派五人衆(「五人組?」)の面々

 =以下の政治家写真はネットより拝借させて頂いた。=

 

(松野博一 1962年 9月13日生 61歳 )

料亭にほとんど行ったことない」たたき上げの松野博一長官 ...の画像

 

(西村康俊 1962年 10月15日生  61歳)

◇西村康稔経産相、辞表提出後の表情【写真】:中日スポーツ ...の画像

 

(世耕弘成 1962年 11月9日生 61歳)

裏金疑惑で理事長の世耕弘成氏を真っ向追及! 近畿大教職員組合 ...の画像

 

萩生田光一 1963年 8月31日生 60歳)

八王子の元ヤン・萩生田光一氏の「安倍派会長」就任説が強まる ...の画像

 

 高木毅 1956年 1月16日生 68歳)

高木毅議員の関係団体に名義貸し、男性2人「高木氏から依頼 ...の画像

 

 高木を除けば、後の4人は、いずれも60歳と61歳。

 

 

 一方、芸人界の主役は、松本人志。

 

(松本人志 1963年9月8日 60歳・・・・週刊文春2月1日号より)

 

 

  実は、松本も御年60歳であり、安倍一派「五人組」の4人と同年齢。

 

 

 

  彼ら斯界のトップらが、飛ぶ鳥を落とすが如き勢いで、

 大輪の花を咲かせていた(ように見えた)のは、

 実は、真花ではなく、徒花(あだばな)だったようだ。

 

 

  手元の国語辞典によれば、

「徒花」とは、「咲くだけで実を結ばない花のことを言い、

『見かけだけで実質を伴わない意』にも用いられる」 とある。

 

 

  自民党・安倍一派「五人組」と、「松本人志」が「同根」というのは、

 彼らが、ほぼ同時期に生まれていることも、その一つであろう。

 

 

  その上で、両者に共通して言える事は、

 ゆがんだエリート意識や権力志向の持ち主であったこと。

 

 

  我欲を満たすためには、何をしても許されるという錯覚と、

 傍若無人な傲慢さの持ち主でもあった・・・・。

 

 

  かつて読んだ故安岡正篤師の著書に、次のような言葉があったと記憶する。

 

  「真のエリートは、恋々(れんれん)としてその地位にしがみ付かないもの。

 

   しかも、事あらば率先して責任を取り、自らその地位を辞する。 

  

   地位にしがみ付くのは、我欲を満たさんがためで、見苦しい俗人。」

 

 

  ここに至っても、安倍一派「五人組」は揃いも揃って、

 自民党からも離脱せず、議員も辞さないという。

 

 

  端から見ていて、まさに、彼らは、

 「地位に恋々としてしがみ付く、見苦しい俗人」そのものだ。

 

 

 

  一方の松本人志。

 

  週刊文春によれば、彼の疑惑は、

 芸人界のトップに君臨し、自身の取り巻きに命じて何人もの一般女性を集めさせ、

 非道な性的強要を繰り返していたという不名誉なもの。

 

 

  彼が一般女性に対してやったこととして記事にされている事柄は、

 とてもここには書けない破廉恥な内容。

 

 

  それは一言で言えば、女性を物として見下し、

 平気でその尊厳を踏みにじっているという非道の所業だ。

 

 

  彼は、文春を提訴して争うようだが、どう見ても分は悪そう。

 

 

 

  以前、彼のテレビ番組を見ていた時のこと。

 

 

  番組に登場する若手芸人を、

 まるで奴隷の様に扱って罵倒している場面があった。

 

 

  それを、取り巻き芸人たちが、声を上げて笑い興じているという場面だった。

 

 

  とても嫌な感じがして、テレビのスイッチを切った覚えがある。

 

 

  その後、彼の番組は見なくなった。

 

 

 

  数年前、松本のテレビ番組に、

 当時首相の安倍が登場したということを聞いたことがあった。

 

 

  今、ネットで千エックしてみたら、すぐに当時の番組写真が見つかった。

 フジテレビの2017年12月24日の「ワイドナショー」の一場面である。

 

 

  matsumoto_01_171228.jpg

 

  

  安倍は、このテレビ出演の頃、松本人志一派と会食までしていたという。

 

 

  2017年と言えば、何人かの一般女性が、

 松本や取り巻き連中から性的強要をされたと告白している2015年頃から、

 あまり時間が経っていない。

  

 

  今にして思えば、複数の一般女性から、

 性的強要があったと告白される様なことがあった、その直後に、

 安倍は松本一派と会食したり、松本の番組に進んで出演していたことになる。

 

 

  この事が何を意味するかと言えば、自明のことながら、

 松本一派を、更につけあがらせてしまった という事だろう。

 

 

  安倍は、自らの人気取りに松本一派を利用し、

 松本一派は、それを良いことにして、

 更に奢り高ぶり、我が物顔に振舞うに至ったのではないか・・・。

 

 

  自民党・安倍一派「五人組」が、安倍首相の威光を笠に、

 怖いものなしに裏金作りに精を出したと同様、

 松本一派は、安倍首相の威光を笠に、

 好き放題に我欲を満たすようになったように見える・・・。

 

 

  松本人志の「性的強要疑惑」については、裁判の過程で、

 少しずつ真実が見えて来ることとは思う。

 

 

  が、安倍一派「五人組」が「公人」であるように、

 松本人志も、その存在感から、いわば「公人」だ。

 

 

 「公人」に関わる、裏金問題や、性的スキャンダルは、

 たとえ、選挙や裁判で負けなかったとしても、

 それで疑惑が全て消え去るものではない。

 

 

  彼らはその後も、疑惑に包まれた過去を引きずって生きることになる。

 

 

 

  安倍元首相が亡くなって約1年後の昨秋、

 安倍派の多額な裏金疑惑がクローズアップされ、

 その収拾のメドも立たない混乱の中で、

 今月突然、思いもかけない派閥解消という事態となった。

 

 

  ほぼ時を同じくして、何名もの一般女性から、

 松本一派の非道な所業が明るみに出され始めた。

 

 

  かつて、我が世の春を謳歌していた安倍一派「五人組」の面々も、

 派閥の解消と共に、メルトダウンして表舞台から消えて行くか・・・。

 

 

  安倍一派「五人組」同様、芸人界で我が世の春を謳歌した、

 松本人志とその取り巻き芸人たちも、メルトダウンして消えて行くか・・・

 

   

 

  奢れる者は久しからず。

                  

                   

 

(追記 ①)

 

 1月25日、長野県の諏訪大社にお参りさせて頂いた。

 

 上社の本宮(ほんみや)と前宮(まえみや)、及び、

下社の春宮(はるみや)と秋宮(あきみや)の四宮参り🙏。

 

 ①上社本宮

 

 

 

②上社前宮

 

 

③下社春宮

 

④下社秋宮

 

⑤春宮と秋宮の間にある浄土宗「来迎寺」

 

 

⑥ホテル客室から眺める諏訪湖

 

 

 巷の喧騒を他所に、諏訪の大社も湖も静逸そのもの。

 

 

(追記 ②・・・・2014年1月31日 記)

  2024年1月30日、木原防衛大臣は、自衛隊員の神社参拝に関する、

現行の事務次官通達見直しについて言及した。

 

 

 

                     合掌