装甲猟兵ガルバトス(そうこうりょうへいがるばとす)
1983年5月2日開始-同年7月4日終了(全10話)
毎週月曜17:00-17:30
ジャンル…🔫SF
あらすじ
西暦2098年。地球の植民惑星「第三ルナ」は、軍事独裁国家「ギルガニア帝国」の侵略によって陥落した。帝国の主戦力は、全高10メートルを超える量産型戦闘ロボット「装甲猟兵ガルバトス」。圧倒的な火力と装甲の前に、連合軍の戦車や航空機は壊滅した。絶望的な状況の中、生き残った連合軍の特殊部隊員達は、形勢逆転のためのゲリラ組織「特殊猟兵部隊・シャドウフォックス」を結成する。彼らが選んだ戦術は、巨大ロボの死角に潜り込み、一撃で中枢を破壊する「対機甲歩兵戦」だった。主人公のギル・ノーズ軍曹達は、極限まで機能を削ぎ落とした強化パワードスーツ「エグゼズ」を身にまとい、ガルバトスを破壊する唯一の手段とされる重火器を手に、泥と硝煙にまみれた戦場を駆け抜ける。巨大な「鉄の獣」に、知恵とチームワーク、そして等身大の命で挑む、兵士達の過酷な戦いの日々が始まる。
登場キャラ
ギル・ノーズ
特殊猟兵部隊に所属する32歳の軍曹。寡黙で冷徹に見えるが、部下を死なせないことを誓っているプロの戦士。好みの武器は、取り回しの良い「Gバスター」。
レイナ・ボイド
分隊の電子戦・索敵担当。パワードスーツのセンサーを限界まで同調させ、敵ロボットの駆動音や熱源等を探知してギル達を導く、勝気な30歳の女性隊員。
ゴードン・マッコイ
45歳のベテラン曹長。チームの火力を支える重装甲兵。生身では持ち上がらないほどの巨大な「反物質ガトリング砲」をパワードスーツの出力で操る。
フォン・ブラント大佐
ギルガニア帝国のエリート大佐。専用の赤く塗られたガルバトス以上の高性能機動機甲兵「ブラッド・カイザー」を駆り、執拗にギル達を追い詰める。
メカニック
Gバスター
ギル愛用の、マルチバレル・ショットガン。銃口が扇状に3向配置されており、強烈な反動と引き換えに、徹甲散弾を3方向へ同時にぶち撒ける。
サーキュラー・サーマルランチャー
粘着性の高熱化学燃料を、指向性を持たせた高圧ガスで射出する特殊火炎放射器。ノズルに組み込まれた旋回遠心ローターにより、放たれた炎は渦を巻く円軌道を描いて広がる。
ブリザード・ステイン
火薬ではなく、パワードスーツの電磁カタパルトを用いて、液体窒素を極低温で圧縮固形化した「冷凍針」を高速連射する電子戦用ステルス兵器。
各話タイトル&あらすじ
第1話「暁の脱出行」
放送日: 1983年5月2日
あらすじ:西暦2098年、植民惑星「第三ルナ」はギルガニア帝国の圧倒的な機動兵器「ガルバトス」の前に陥落した。壊滅した連合軍の生き残りであるギル・ノーズ軍曹は、撤退戦の最中に電子戦兵のレイナ、重装甲兵のゴードン等と合流。彼らは極限の強化服「エグゼズ」を起動し、立ち塞がる鋼鉄の巨獣に生身に近い等身大の戦いを挑む。
第2話「死角からの狙撃」
放送日: 1983年5月9日
あらすじ:ゲリラ組織「シャドウフォックス」を結成したギルたち。最初の任務は、帝国の進撃ルート上にある補給基地の破壊だった。10メートルを超えるガルバトスの圧倒的な火力を前に、ギルは廃墟の死角を突く「対機甲歩兵戦」を敢行。レイナの精密な索敵が、巨体の僅かな隙を炙り出す。
第3話「赤い悪魔の影」
放送日: 1983年5月16日
あらすじ:シャドウフォックスの暗躍に激怒した帝国軍は、エリート軍人フォン・ブラント大佐を投入する。彼の駆る赤い高性能機「ブラッド・カイザー」は、これまでの量産型とは次元の違う機動性でギルたちを翻弄。ゴードンの反物質ガトリング砲さえも紙一重でかわされ、部隊は初の敗北を味わう。
第4話「泥濘の待ち伏せ」
放送日: 1983年5月23日
あらすじ:激しい豪雨により、戦場は底無しの泥沼へと化していた。重量のあるガルバトスはその足を取られ、機動力を失う。この好機を逃さず、ギルたちはエグゼズの軽量さを活かして泥の中に潜伏。泥濘を這いずり回り、鉄の獣の足元から一撃を叩き込む過酷なゲリラ戦が始まる。
第5話「電子の要塞」
放送日: 1983年5月30日
あらすじ:帝国の防空レーダー網を無力化するため、レイナは単身、厳重に警備された通信タワーへのハッキングを試みる。パワードスーツのセンサーを極限まで同調させ戦うレイナ。だが、ブラント大佐の部隊が彼女の潜伏場所を包囲しつつあった。ギルとゴードンは彼女を救った。
第6話「鉄の墓標」
放送日: 1983年6月6日
あらすじ:かつて連合軍の主力戦車部隊が全滅した「スクラップの谷」での戦い。ギルたちは、かつての戦友たちの遺品である重火器を回収するため、危険を冒して谷へ潜入する。しかし、そこはブラント大佐が仕掛けた容赦のない包囲網だった。硝煙と鉄サビの匂いが立ち込める中、命がけの回収作戦が展開される。
第7話「老兵は死なず」
放送日: 1983年6月13日
あらすじ:シャドウフォックスの隠れ家が帝国軍に察知された。脱出の時間を稼ぐため、45歳のベテラン曹長ゴードンは、エグゼズの出力を限界突破させ、一歩も退かぬ防衛戦に挑む。圧倒的な数のガルバトスを相手に、生身では持ち上がらない「反物質ガトリング砲」が火を噴き続ける。
第8話「反撃の狼煙」
放送日: 1983年6月20日
あらすじ:第三ルナの地下に潜伏していた臨時の反抗勢力と連絡がついた。シャドウフォックスのこれまでの戦いは、絶望していた民衆に希望を与えていたのだ。ギルたちは志願兵たちと共に、帝国の最大拠点である中央司令部へ向けた、最後にして最大の反撃作戦を立案する。
第9話「巨獣、崩壊せよ」
放送日: 1983年6月27日
あらすじ:中央司令部への突入作戦が始まった。次々と立ちはだかる量産型ガルバトスの軍勢。ギル、レイナ、ゴードンは培ったチームワークのすべてをぶつけ、巨大量産機を次々と撃破していく。しかし、司令部最上階のゲートが開いたとき、そこには牙を剥いて待つブラントの「ブラッド・カイザー」の姿があった。
第10話(終)「明日へ」
放送日: 1983年7月4日
あらすじ:最終決戦。満身創痍のギルは圧倒的な質量を持つブラッド・カイザーとサシの勝負に挑む。知恵とチームワーク、そして等身大の命。極限まで削ぎ落とされた強化服エグゼズが、帝国の絶対的象徴を討つ瞬間が訪れた。
似ている他会社のアニメ
装甲騎兵ボトムズ…ハードボイルドな世界観、主人公は強めだが戦いの中で人間味を得る所が共通している。
余談
当時のロボットアニメが「ロボット対ロボット」の戦いを中心に描いていた中で、「主役側は等身大のパワードスーツと重火器」「敵側が10メートル級の巨大量産型ロボット」という非対称な戦力差を描いた点が極めて革新的。タイトルに「ガルバトス」という敵軍のロボットの名前を付けるのも斬新。