これまでずっとアイドルを中心にうんちくやってきましたがニューミュージックだって聴いてましたシリーズでも(笑)


まっ幾度となく松田聖子様の名前を出しては来ましたがやはり松田聖子作品の中でこの「ユーミン」様を忘れてはなりません。

ですがあえて今回は松任谷由実ではなく「荒井由実」を焦点にしてみました。

何が違うかって?

簡単に言えば
松任谷作品は都会的、機械的、イリュージョンな世界観。

対して荒井作品は情緒的、風情的、アコースティックな世界観。

そう、荒井作品には「風情」と「情緒」があります。

荒井時代の曲で「曇り空」という作品があります。
その歌詞に

♪二階の窓を開け放したら霧が部屋まで流れてくるわ(もしくは♪流れてきそう♪ちょっとあやふや…)

という歌詞があります。
他愛ない歌詞の中にあるそのリアルな情景、聞く側にも感じ取る事の出来るシンプルな言葉が正に情緒。

同じアルバム(ひこうき雲)からですが「雨の街を」という作品は
♪夜明けの雨はミルク色♪というフレーズがあります。

夜から段々白んでゆく空が一瞬白くなった正に瞬間を捉えている、正にこれが「風情」。

まだまだ荒井作品にはこの「風情」と「情緒」がてんこ盛りです。

「12月の雨」、これは比較的有名な曲ですがここにも「風情」があり
♪雨音に気づいて遅く起きた朝は まだベッドの中で半分眠りたい
ストーブを着けたら くもったガラス窓 手のひらでこするとぼんやり冬景色♪
誰もが経験するであろう日常を誰もが感じる事が出来る言葉で「情緒」と「風情」にしてしまうユーミンマジック。

松任谷作品は理想の恋愛感が詰め込まれてて若干胸焼けしそうになるけれど荒井作品には日常的な生活感、そこに埋もれる幸せや不幸せを「情緒」と「風情」で表してる様に感じます。


必ず あっそうそうと思うフレーズが埋もれてるはず。

一度堪能してみては?

アデュ♪
歌にとって、無くしてはいけないもの、それは歌詞。
悲しいのか嬉しいのか腹立たしいのか瞬時に判別出来る単純ではあるけどとても重要なものです。

自分は最初に歌詞を聴き、メロディを後から頭に埋め込みます。

フレーズ一つでその作詞家さんの言い回しや特徴も表れるものです。

そこで今日は歌詞から出る「切なさ」を感じた曲を能書きたれてみようかと思います(笑)

その曲は松田聖子様の
「花一色~野菊のささやき~」
この曲は聖子様史上最も演歌な曲です(笑)

まずは歌詞を…

♪黄昏は花の色
密やかな心の色
会いたくて 会えなくて
静めても 騒ぐ気持ち


人の夢とペンで書けば
儚いって 読むのですね
好きでした 好きでした
あなたへの 花一色♪

これを初めて聴いた時、確か小学生でした。
なんと悲しい曲なんだろう…
まず頭によぎりました。
これは聖子様初主演映画
『野菊の墓』の主題歌でもありましたので映画の内容とリンクさせた部分もありますが主人公(民子)の気持ちをこれ程までに切なく、儚げに描写させた松本隆という作家は今までにどんな恋をしてきたのだろうと興味すら出てきます。


人の夢とペンで書けば儚いって読むのですね

このフレーズが当時から好きで挫折や悲しみを繰り返す度に自分を慰め、また戒めても来ました。

儚いからこそ確固たる意志が必要なのです、人って。
二番の歌詞は正に民子の心情を綴ったものなので一般的な世界からは離れますがこの曲全体が持つ「風情」や「情緒」は悲しみや切なさを松田聖子の声色によって色濃く写し出されています。

儚い夢を見続けるのは人の性(さが)
その儚い夢が破れて嘆き悲しむのもこれまた人の性。
それによって人は一回りも二回りも大きくなってゆくのですね。

アデュ♪
正に今春満開桜

春を感じる事に年々喜びを感じるのは年を取った証拠なのか…(笑)

ここ数年、聖子様で春を感じる事がなかったせいか今年は取り戻すかの様に聴きまくり(笑)

この曲がリリースされて27年経ちました。
「チェリーブラッサム」のB面という事で影に隠れてましたがファンの中では根強い人気を誇ってる曲です。

多分「チェリーブラッサム」より聴いたかも。
充分A面としての力はあったはずです。

リリース後、春が来る度この曲で春を実感したものです。
内容的には遠距離恋愛?の歌なのでしょうか。
淋しいけど春がくればきっと大人な自分になれるわ的な前向きな歌ですので春に何か始めようと思い立つ人にピッタリです。


この曲の時期的に2月と出てくるのでまだ早い時期なのでしょうがやはりこの穏やかな気候の中でこの曲は満喫できます!

疾走感のあるイントロが一瞬にして27年前の幼い自分に戻してくれます。

聖子様がライブで
「歌って一瞬でその当時に戻してくれる、歌って凄いよね~」と言ってました。
正にその通り。
27年前の自分にはこの曲の持つ意味は分かるはずは無かったのだけどこの曲の持つ前向きなパワーで常に元気になれたのは確かかも。

ここ何年か聴く事をサボってたけどまた新たな発見をした「少しずつ春」。

これからもよろしくお願いしま~す♪


アデュ♪