ちょんまげぷりん 2 (小学館文庫)/小学館
¥580
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 長男は “1” のほうが面白いと言っていたが、自分は “2” も十分面白かった。続編なので、1と2を続けて読んだほうが良い。
江戸時代の豪華キャストにワクワクしたし、プリンの完成シーンでは感動した。
無気力だった中2(これ、すっごく分かる!)の友也が成長する姿にグッときた。そして自分もそうだったと言った安兵衛に、この時初めて好感を持った(遅いけど)。

 「落ち着いてなどおらぬが、ただ生きていたいと強く念じてござる。今は望みがないようでも、生きているうちは何がおきるか分からぬ。死んでしまえばすべておしまい。取り返しがつかぬでござるからな」
 安兵衛は声を振り絞って続けた。 (P99)

ちょんまげぷりん (小学館文庫)/荒木 源
¥600
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長男が夏休み期間中学校の図書室から借りていた中の一冊。
何気なく読んだ裏表紙のあらすじで面白そうと思い読み始めた。
話は上のあらすじのまんま、驚くような顛末はない。
でも読みやすいし、面白かったのでおすすめ。
読んでいる途中、読む気配のない長男に「なかなかおもしろいよ」と勧めると、
「オレ、それ読んだバイ。(シリーズ)2より、そっちがおもしろかった」とのこと。
と、逆に上から目線なコメント。
ちょんまげぷりん2も借りていたので、今読んでいる途中。夏休み終了まであと数日・・・。

侍の木島が、現代の女の役割について話す言葉が私にとって痛かった・・・。



竜馬がゆく〈2〉 (文春文庫)/文藝春秋
¥660
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人に流されず、時代に流されず、時に流れに身をまかせっていうところがいい。
土佐を抜け出し、いよいよ縛られない世界に出てきた竜馬、これからどうなる!

 「不幸はあったが、坂本家ではありません。領地百九十七石の坂本家なんぞどうでもよいが、日本の大不幸じゃ。それが権平兄さんにはわからん。乙女姉さんなら、わかっちょるでしょう」
 「―――」
 乙女はじっと竜馬の顔を見つめていたが、やがてうなずいた。
 「脱藩するのですね」 (P398)

竜退治の騎士になる方法/岡田 淳
¥1,050
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ハリーポッターシリーズ、まわりくどい話、押し付けがましい話、いい話っぽい話etcが苦手な人にはぜひ読んで欲しい。すごく面白いから。

これも、小4の次男にぜひ読んでほしいと思い、借りてきてもらった本。本人は「オレはいい。お母さんに借りてきてやったっちゃけん」と読まないらしい。がっくり・・・。無理やりってのもイヤなので私の読む姿を観てもらうことで良しとした。

先日に読んだ『二分間の冒険』もそうだけど、この著者の話は大人の心に染み渡る。子供には冒険のハラハラ感がたまらないだろうなと思う。なんかいいんだよねぇ。

次男の通う小学校のトイレにこんなポスターが貼ってある。
はきものをそろえる
はきものをそろえると心もそろう 心がそろうと はきものもそろう ぬぐときに そろえておくと はくときに 心がみだれない だれかが みだしておいたら だまって そろえておいてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心も そろうでしょう


ぜひこの本を読んで、毎日見ているであろうこの詩とがピピッと繋がってくれれば、
母は感無量なんだけどな・・・。
「竜というものの存在が、ありとあらゆる邪悪な心で練り上げられている以上、ひとの心がわからないまま竜をみつけることができるだろうか。」 (P68)
二分間の冒険 (偕成社の創作)/岡田 淳
¥1,470
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現在小学4年生の息子。昨年、本人が学校の図書室から借りた本の1年分のデータを見て驚いた。
見事に、歴史まんが本のみ。文学・絵本・図鑑・伝記などの項目は1mmもなく、歴史だけが一直線に棒グラフが伸びていた。この極端さが次男!
そこは認めつつ、やはり物語を読んで物語のすばらしさにも気付いてほしい・・・。
そんな気持ちから『小学4年 本 おすすめ』で検索。この本がヒットした。
次男に「この本を読んでみて」と言っても聞くはずはない。
だから、息子に本名を書いたメモを渡し「お母さん、これが読みたいけん借りてきて」と頼んでみた。

「1度借りて返却したらその本は1週間は借りれない」というのが図書室のルールらしく、結構長い読書期間になってしまったが、息子は辛抱強く借りる返すを繰り返し読み終えた。

ここから私の感想。子供向けの物語とはいえ、とても読み応えがあった。
黒猫の名前だったり、登場してくる竜や老人たちが、『はてしない物語』を思わせる(いい意味で)。

私にとって“たしかなもの”は何か?
思い浮かんだのは“家族”。
両親、夫、子供etcがいての『私』があるのではないかと思う。

息子にも聞いてみた。
しばらく考えて“命”と答えた。
すごい、ちゃんと考えることができてる。

この本は、ホントおすすめできる本だ。

竜は一歩まえにすすんだ。
―少年たちよ、わたしのなぞにこたえよ。
 見えているのにけっしてとどかず、
 生まれてから死ぬまえの日まであるもの。
 それはなんだ。 (P132)

竜が出したなぞの答え。
あした。





 
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)/文藝春秋
¥660
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 竜馬はモテる。第一巻は19歳から23歳ころまでの竜馬の話だが、4人の女性から好かれていた。桂小五郎や人斬り以蔵、盗賊人などの男たちからも一目おかれている。人たらしの竜馬か・・・。

これから、どのようにして人をたらし込め明治維新へ時代を変えていったのか楽しみだ。

(どうも、こういう男はにが手だ)
 と思ったのは、口から出る言葉一つ一つが人の意表をつくのだが、そのくせ、どの言葉も詭弁のようにみえて浮華では決してない。人をわなにかける言葉ではないのである。
 自分の腹のなかでちゃんと温もりのできた言葉だからで、その言葉一つ一つが確信の入った重味がある。だまって聞いていると、その言葉の群れが、小五郎の耳から心にこころよいすわりで一つ一つ座ってゆくのである。
 (これはとほうもない大人物かもしれない)
 と小五郎も思った。 (P203)

はなちゃんのみそ汁/安武信吾・千恵・はな
¥1,365
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私がもし死ぬ時は、子供の成長にシミを残すような死に方はしてはいけないと思っている。
3人の子は、今、中1・小4・年長。まだまだ、成長過程。
子供にとって、母である私は唯一の存在、一番の存在(夫には申し訳ないが)。だから今は死ねない。
・・・しかし、もし私が死ぬようなことがあったら、子供に落としてしまう黒いシミを少しでもプラスの成長につながるように筋道を付けて逝きたい。

安武千恵さんは、愛娘・はなちゃんにたくさんのものを残していったんだろうな。
はなちゃん、ウチの子、そして世界中の子供たちの心身ともに健やかな成長を心から願う。

「はなちゃんは、どうして、おみそ汁を作っているの?」
はなはこう答えていた。
「お母さんとお父さんが笑ってくれるから」 (P198)


真夏の方程式/東野 圭吾
¥1,700
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やっぱり、おもしろいな。期待通り。
東野圭吾著の本は独身のころ『秘密』を読んで好きじゃなかったのでしばらく敬遠していた。が、映画『容疑者Xの献身』を観ておもしろくて本も読んだら本のほうがおもしろかったので、これから東野圭吾の本もアリだな(かなり上から目線で申し訳ない)と思って、同本を読んでみた。
驚くようなトリックはないけど面白い。・・・と思っていたら、最後の真相に鳥肌が立った。鈍いと言えば鈍いけど、最後は『容疑者Xの献身』のように終わるのだと思っていた。
そんなところがいい。
・・・と思って一旦落ち着いたが、本当にこれでいいのか?
田舎警官のお粗末な捜査・判断の結果と言えばそうだが、ひとりひとりの登場人物のことを思い浮かべていると被害者の元警官が浮かばれない・・・。
「湯川、おまえはそれでいいのか」草薙は湯川の背中に尋ねた。「こんな決着でいいのか。誰かの人生がねじ曲げられようとしているんだろ?それを防がなくていいのか」
 湯川は振り返った。「いいわけがない」よく響く声でいった。「だから、玻璃ヶ浦(はりがうら)に戻るんだ」 (P382)


「だけどそれをすぐに導き出せるとはかぎらない。人生においてもそうだ。今すぐには答えを出せない問題なんて、これから先、いくつも現れるだろう。そのたびに悩むことには価値がある。しかし焦る必要はない。答えを出すためには、自分自身の成長が求められている場合も少なくない。だから人間は学び、努力し、自分を磨かなきゃいけないんだ」 (P412)

英雄三国志 6 夢の終焉 (集英社文庫)/柴田 錬三郎
¥840
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昨年1月ころより読み始めた、英雄三国志もとうとう終わったしまった…。長い戦いが終わったような気分。

歴史で「魏・呉・蜀が滅び、晋となった」と一言で終わるところだが、そう簡単な統一ではない。

もちろんそうだけど、初めて知ったような。


気持ちは蜀寄りだったので、いつ滅びてしまうんだろうとハラハラドキドキしながら読んだ。

劉備が死ぬとき言ったこと「息子・劉禅は王になる器ではないので・・・」と言うのはホントだったなと今にして思う。

趙雲子龍が命がけで赤子の劉禅を守ったのに・・・、その価値はあったのか。

くやしいね。劉備への義の気持ちが浮かばれない。

 -ここが、わが生涯の終る土地か!

 

 いったんは、生命を棄てる覚悟を決めた。

 

 瞬間・・・・・・。

 

 いずこからともなく、

 

 「姜維!」

 

 凛呼たる故孔明の叱咤の朗声が、ひびいて来た。

 

 「軍師たる者、死地に追いつめたれてこそ、その生を惜しみ、後日の勝利を期し、死中に活をもとめて、戦うものであることを忘れたか!うつけ者!」

 

 「はっ!」

 

 翻然として、われにかえった姜維は、たしかに神秘な活力が、心身に満ちあふれるのをおぼえた。 (P389)


 ・・・・・・正直なところ、われらが天子は、決して英明ではあらせられぬ。 司馬昭ごとき者の専横に、おびえて居られるさまは、見るに耐えぬ。さりとて、ひとたび、帝位に在らせられるからは、われらは、陛下を奉じ、忠節を尽すの が、臣下としての正道を踏むことだ。 (P399)





自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語/佐藤 剛史
¥1,470
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この本は小説ではない。

自己啓発本として読むんだったら、いい本だと思う。

なぜ小説ではないのだろう・・・と考えてみた。

作者の伝えたい事が満載しすぎてるから・・・?かな。


二十歳前後のころ、宮本輝の小説をたくさん読んだ。

登場人物の中に「私もこうなりたい、こう考えられる人になりたい」と思う人たちがたくさん出てきたから。

起承転結のストーリーの中でさりげない行動やひとことふたこと話す言葉の中にこうなりたいと思う人となりを感じる事ができたから。



大切なことがたくさん書いてあるので、この本に書かれてあることをよーく噛み砕いて、自分の息子や娘に自分の言葉で伝えていけたらなと思う。



 自分は自分の姿を知ることができません。

 

 自分の姿は自分の目で見ることができないし、

 

 自分で聞いている自分の声は、人が聞いている自分の声と全く違う声です。 (P89)

 


 

 鏡を作ればいいんです。

 

 その鏡は、あなたの目の前にいる人なんです。

 

 あなたは常に「行動」をしています。挨拶も笑顔も、すべて行動です。

 

 あなたにとっては行動なのですが、ほかの人にとっては違います。

 

 あなたが笑顔で挨拶する。

 

 挨拶された人は、何らかのメッセージとして受け取るわけです。

 

 そしてその人は、そのメッセージを受け取った上で行動します。

 

 あなたは、それをメッセージとして受け取ります。

 

 つまり、あなたが送ったメッセージが返ってくるわけです。

 

 鏡のようなモノです。

 

 だから、あなたがどんな表情をしているかは、

 

 あなたの目の前にいる人の顔を見れば分かります。

 

 あなたが発している言葉の意味は、

 

 あなたの目の前にいる人が何を言っているかを聞けば分かります。

 あなたの目の前にいる人は、あなたの鏡なのです。 (P90-91)