入院中~火曜・水曜編~ | 白血病だって100まで生きてやる。

白血病だって100まで生きてやる。

21歳で慢性骨髄性白血病と診断され、2年以内に分子遺伝的寛解達成!
留学先で風邪で入院し、採血したらまさかの白血球26倍(26万個)。
すぐにマルク(骨髄穿刺)でその日のうちにたった一人で外国語で病名告知されました。

この記事CML宣告 の続きです。


木曜に、検査結果を聞くということになったので、

火曜と水曜は、逆に晴れた気持ちでいようと心がけてました。


食べたかった日本食。


安心して受けられる医療(日本語で)。


ガマンしてた漫画。ゲーム。


それ聞いて、日本に帰ろう。


治療は帰ってから受けよう。

お母さんも、日本でもう一回ちゃんと検査しようって言ったし。


と思うようにし、

ムリヤリ前向きに、この生活を楽しもうとしてました。


なので、

面会に来た友達と笑ったり、

病院内探検したり、


常に、心の中のバーをキープしようとしてました。


きっと一度この気持ちが崩れたら、精神的に保てなくなる。



そう思って、耐えてました。



何度も

「なんで私が」

「なんで今」

「なんで帰国せなあかん」

「なんで留学やめなあかん」


考えてましたが、


もう起こったことはしょうがない!

今は、自分の体力を回復させて、絶対風邪を引かず帰国することだけを考えよう。


と思ってました。



そ・こ・で



友達にマスクをもらい、マスクをしていたのですが。



ナース「なんでマスクしてるの?お医者さんごっこ(手術ごっこ)?

同じ部屋のおばさんズ「なんでマスクしてるの?咳でるの?辛いの?」

研修ドクターズ「(笑)

道行く人「ジーーーーーーーーーーーッ目



え?

え?

え???


なんでって


「風邪予防だよ!」

「今別の病気併発したらマズいからだよ!」

「ちょっとだってあたし今白血球数あるもののまともないないんだよ!?」


と思ってたんですが、


向こうではマスクをするという文化がないらしく


サンザン


「なんで」

「なぜ」

「どうして」


と聞かれたので、


ソッコー


ポーイ(*゜▽゜ノノ゛☆


しちゃいました。笑



じゃあどうやって風邪予防するのか!!


と聞いたら



「だから病棟から出るなっていつも言ってるでしょー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「1階は出入りも激しいし、私達にとっては菌だらけ。なぜそういころへ行く!!」

手を洗え、そしてアルコールつけろ。完璧bb」



とまたまたまたまた(何度目や…)

怒られてしまいました。



すいません…



そして、彼らがいうには、マスクをつけたり、アルコールつけて予防するのは


むしろ面会側。


確かに、彼らの娘さんはみんなこんな格好で↓↓

・医療用マスク←ゴムではなく紐で四箇所止めるもの

・手術室に入る医者のようなブルーのかっぽう着みたいな服

・手袋

でして。


そのままの服でくるだんなさんもいましたが、

なぜか若い衆はみんなコレで。

あとで、これは義務?と聞いたら、みなさん自主的にそうしていたみたいです。


もしかしたら、私の友達ズもそうするべきだったのかな。

でもみんな病室入ってないし(娯楽室で談話)

うーん。



…と

この二日間は、なんとか自分を保ち続けていました。


なにより、入院食や、患者用のドリンクバーが日本ではないのだったので。

体力もつけるために、


食べて食べて食べて、


寝て寝て寝て、


歩いて歩いて歩いてました。(←運動です



やっぱりひまつぶしがなかったのはつまらなかったかな。

テレビも、私が好き勝手使えるものではなかったし、

病室はカーテンなしですので、勝手な行動はできないし。


もう本当にこの際、語学の勉強するしかなかったです。笑

(周りはネイティブだらけ)


人種もいろいろだったので、いろんな言葉教えてもらいました。



次は、二度目の病気告知です。


ちなみに、この二日間は、グリベックを始めとする抗がん剤は…


多分飲んでないはず…です。



飲んだのは、(全て日本で認可されてるか不明)

・カリウムを増やす粉

・白血球減らす(?)薬

・腸の薬

・その他もう全く分からない薬

です。


このカリウムを増やす粉薬は、

日本みたいに粉のんで→水のんでの要領でやったら、

口に粉を入れた瞬間、口の中で大爆発して、


ドンッボフワァッドンッ


と吐き出してしまいました…笑


何が起こったかわからない。



と、周りがナースコールを押し、

私の手にもってる薬袋を見て、

大爆笑。



ヒーヒーゲラゲラ笑うので、


「なんだよぅぅうううううーーーーー」


と、自分の顔が粉まみれだから笑われたのだと思いましたが、


牢屋主のおばさんが


「これは水に溶かして飲むの!炭酸系の粉なのよ!口に粉だけ含むとそりゃパチパチするわよ!!ヒィイイイーーッ笑」




はよ言えやぁぁああああああむかっ


んで結局、


もう一個もらい、水に溶かし(この水も炭酸水)

更に、両隣のおばちゃんが怪しげなシロップ(←カキ氷にかけるやつみたいな)

をかけ、



「はい」



とジョッキで渡された。

(多分1ℓくらい)


ドピンクのシュワシュワ音を立てる…


薬…



こんなの初めて見ました。



そして



「一気♪一気♪」


みたいなことをはやされて(泣



グイッ


と飲むと…




ぬあんじゃこりゅあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



カキ氷の、いちごのシロップ(ベリー系)に、炭酸水(ちょっと苦い)に、

カリウム(超シュワシュワ)…



飲めるかいなぁぁあああヽ(`Д´)ノ



結局、その日は三割だけ飲み、

結局全部飲むのに2日とかかかりました。


あの薬、日本で飲まれたかたいらっしゃいますか…

せめて、溶かす水は炭酸ぬきの水でとかせばよかったと思う今日このごろです。

(患者用ドリンクバーでは、炭酸水は無料だったが、炭酸抜きは買いに行かないとなかったので、いつも誰かに頼んで、エビアンとか買ってきてもらってた…)


続く。