この部屋の目と鼻の先にあるトリーア大聖堂は
ドイツ最古の聖堂で、
常に観光客が訪れている。
散歩の途中でよく通るのだけど、
今日、ふとある標識を見て、彼が笑い出したので
理由を聞いてみると…。
(その標識はコレ↓)
この大聖堂の広場には、
長年、司教を務めていた人の名前がついていた(シュタイン司教広場)。
が、それが棒線で消されており、
その下に新しい名前の標識が立っている。
さらに、その下に理由が書かれているのだ。
それは、1940年代に始まって、つい最近まで続いていた
ドイツのカトリック教会をめぐる
有名な事件について。
司教や神父らによって
少年の性的虐待が何千人と行われていたというものだ。
このトリーア地区でも、大聖堂の司教に関連するだけで、
200人の少年が被害を受けたという。
それが発覚したために、広場の名前を変えたということだが、
わざわざ古い標識を棒線で消して、
それを残しているところが、いかにもドイツだなーと思う。
日本だったら、新しく立て替えて終わり、じゃないかな。
汚点は汚点としてきっちり残す、という姿勢は、
ドイツに見られるものだと思っている。
(ヒットラーの歴史しかり)
ちなみに、新しい広場の名前は
「人間の尊厳広場」です。

