日本に帰ってきて、早1カ月。
この間、メインでやっていたのはドイツ語レッスン。
鎌倉の森の中に住むドイツ人のところに、
週2回通っている。
この週2回というのが曲者で、
さらに、基本が自習スタイルと決めたので、
日々の勉強が欠かせない。
なので、一日の時間をけっこうドイツ語に取られているのだ。
このドイツ人の先生は75歳の男性。
日本に住んで48年、大学でドイツ語講師もしていたというのに、
日本語がちょっと怪しい。
というのも、この森に住んでいるのは、
ドイツ人をはじめとする外国人ばかりなので、
日常的に日本語を使っていないせいだと思っている。
そこで、
「これを日本語に直すと…」と詰まることがよくあり、
結果、英語となる。
日本語で雑談しているときは、
「それはどういう意味?」と聞かれることがあり、
私がドイツ語に変換できる訳がなく、やはり、英語になる。
(相変わらず、たどたどしいが…)
だけど、そういうやり取りが私にとってはいい感じなのだ。
やっぱり英語のほうが簡単だなーとか、
身に沁みついているなーと実感できて、
結果、英語のプラスになっている気がするからだ。
ちなみに、ドイツ人の相方との会話は日本語だけど、
ときどき向こうが英語になる。
(日本語を使うのが面倒なときがあるらしい)
すると、聞き取りはできるが、
英語で返そうとすると、英語に変換するぶん時間がかかるので、
日本語で返している。
そして、英語と日本語のラリーが続く。。。
だけど、それで会話ができている。
そのときの脳内が、何か、境界線が外れたような感じになっていいのだ。
もちろん、この二人のドイツ人は
発音はっきりの英語を話してくれるから、
何とかなっているのだけど。
ところで、相方はタイ語もできるので、
タイで英語が通じない相手とはタイ語で話している。
それを私に伝えてくれるのだが、
「タイ語を日本語で通訳しているドイツ人の僕って何?」
と日本語で言っている(笑)