アマポーラ | アルヘイトのDiggin' on beers!

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ワンス アポン ア タイム イン アメリカ






私の中ではこの映画がロバート デニーロの代表作であると思っています。


貧乏なイタリア移民の子供たちが闇の世界に足を踏み入れ、大人になっていくに従って気持ちが少しずつずれていく様子を4時間ちょっとという映画の中では長めのストーリーで上手に組み立ててあるギャング映画です。


デニーロがカメレオンアクターと呼ばれるようになった所以がこの映画に詰まっています。


若き主人公、そして年老いてからの主人公を体重調整などをしながら演ずる姿はやはり圧巻の一言。


しかし、デニーロの演技は溜めが長くわざとらしいきらいがあるので私個人的にはあまり好みではありませんが。




品のない内容やバイオレンスが多く含まれていますが、古き良きアメリカが美しく描かれており、主人公をはじめ登場人物たちのスーツの着こなしにも注目したいところです。


なにより、ニューシネマパラダイスの作曲で有名になったエンニオモリコーネがこの映画音楽を手掛けているところが嬉しい。


いつまでも頭の中に残る「amapola」のメロディが言葉を失ってしまうほど美しいのです。


この映画は私が若かりし頃に観た映画ですが、「amapola」が流れる場面とこのメロディはなぜか私の頭の中にずっと焼き付いて離れません。


amapola」は今まで色々な人が編曲し直して演奏していますが、ダントツに素晴らしいのはエンニオモリコーネのこの「amapola」です。それもパート2の方が秀逸だと思います。


是非、お聴きいただきたい名曲であります。