フィレンツェからバスで1時間ほどの海辺の街のピサに行く。
もちろんピサの斜塔を母が見たいというからです。
私的には昔買って欲しかったおもちゃにグラグラパニックというものがあって
ピサの斜塔じゃんWW
ピサといえば、フィレンツェと仲が悪いということを聞いた。
フィレンツェっ子は「かきくけこ」がうまくいえないらしい。
だから、コカコーラは「ホハホーラ」になる。
フィレンツェのレストランで「ホハホーラ」というと半額になるが、
ピサで「ホハホーラ」というと「お前はフィレンツェの人間だな!」って倍の値段が取られるらしい
(絶対嘘でネタに違いないが)
それはパンでも言える!!ってちょっと面白おかしくパーネトスカーノを語ってみる。
そもそも、パーネトスカーノが生まれた理由については諸説色々あるが、
複合的にどれも理由に該当するのだろうなぁと思うので列挙する。
・山岳地帯や丘陵地帯が多いトスカーナ地方では海塩が貴重品であったためという説
・塩気の強いトスカーナ料理に合わせるためにパンの塩分を減らしたなどの説
・ピサとの戦争で塩が手に入らなくなって仕方なく塩なしパンをつくった説
・塩の税率が上がったため塩を使わなくした説
どれも正しいと思った。
とにかく、時代によって色々受け取り方が違うと思う。
現代だと「健康のための減塩」ってことが一番になると思うのですが・・・。
アルーチでも「パーネトスカーノ」についてやります!!
ピサ共和国が11世紀から1406年に存在した。
ルネっサンス期にはアマルフィー共和国(後日訪れる)、ジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国、ピサ共和国がイタリアの四大海洋国で
経済大国だった。その後、ジェノヴァ相手に敗北して、ミラノ公国の属領を経てフィレンツェ共和国に併合されたという歴史がある。
ピサにはイタリア最古の大学があってガリレオガリレイが在籍して有名。
。
バスから降りて15分ほど歩くと到着する。
雨がザーザーぶりが奇跡的に晴れる。
見ながら回ったサイトのリンクを貼りました。
丸々様式とか色々詳しくはウィキペディアとか調べてみてください。
ところどころ色の違う大理石の柱はなぜ?とガイドさんに質問したら「わからない」とのこと。
でも、産地が違うところから石が切り出されてきたこととか色々説明してくれた。
あと、絵のことなどなど。
内部は素晴らしい彫刻や天井や壁画。
ガリレオガリレイといえば、ピサの大聖堂のシャンデリアが揺れているのを見てふりこの原理を発見した!!
と言われているが違うらしいが、100%違うとはいえないのでみることにする
目が悪いので、双眼鏡を次回の旅は持っていこうと決めました。
有名なグラグラパニックではなく斜塔
途中からバナナみたいに曲がっている。
建設中に修正しているとかしていないとか。
最近も傾きを直したのは日本の技術とか夫が話していた。
とにかく、建設のこととか美術のことはわからないが体験してみる。
ぐるぐる上とGがかかってくるところが変な感じになる。
歪んだ建物を上るって三半規管が少しおかしくなる。
気持ち悪くなる人も多いらしいが、私は鈍感なのでそこまでではない。
ただ、上る時の代理席の階段がこんなにもすり減るんだぁと。
修復も大理石が足りないことや莫大な費用がかかることが問題。
いしを反対側に向けたらとすうこひっくり返したが、
反対側も色々な要因で歪んでいてダメだったらしい。
なので、上る時は、Gや階段の凹みを体験してみてください。
そんなに高くないので76の母も軽々登っていた。
上から見る景色は綺麗!!
海岸が見えるのはどちらだろうか。
この塔を建設した当初は海岸線が近くにあったらしい(だから大理石も運んでこれた)
でも、今は堆積物が増え10キロほど先になったということ。
だから当然見えない。
半日ツアーだったため、
本当にダッシュ
というか、ツアーは斜塔しかそもそも登らない予定。
そんなことってあるんか・・・
ということで、大聖堂のチケットを買って礼拝堂と両方みたのですが
とにかく駆け足で残念。
本当は街の中も探索したかったのですが、そんなことをやっていたらイタリア10日じゃ済まなくなるので断念。
帰りのバスギリギリで、
そんな時に限って母が「こんな感じのイラストの絵が欲しい、ステンドグラス作る図案にしたい」
土産物屋さんで見つけて(イラストね)ダッシュでバスに向かって乗り込んでセーフ
帰りに雨が降り出して、奇跡的に晴れていたピサ。
現地ガイドさんは「昨日も今朝まで雨がザーザー降っていましたから」と。
ガリレオガリレイは鉄球との実験をしたのしないの・・・
そんなことはどうでもよく。
でもガリレオガリレイは最後は変人扱いされて無くなってしまったとのことや、
洗礼を受けたのがこの洗礼堂だったことなどなど。
本当はパン屋さんにもよりたかったし川沿いも散歩したかった。
見かけたのはバス停までの道の店ぐらい・・・
本当はこのよううな街並みも歩きたかった。
(フォートラベルのサイトより)
フォレンツェに戻ってダッシュで駅に!!
電車に乗る前にパン屋さんでパンをゲットする。
フィレンツェでも駅のパン屋さんは塩ありパン。
というかイタリアならではのサンドイッチが多いと思った。
駅のパン屋さんは国ごとの特色が出ていて面白い。
バゲットもパリみたいな感じとは少し違う。
パニーニーという名で売っている。
柔らかいパンで挟んであるものが主流。
私はこのマルチグレインっぽいパンが気になって買ってみた。
メインで多いのはこのピザ。
1人前がとにかく大きい
写真の1/3ぐらいが1個で切られる。
同じ値段でいいから1個分の半分で良いと伝えたかったが
イタリア語が通じず1人分が巨大サイズで母がびっくり・・・
サラミとか右奥のパンが食べてみたがホットケーキみたいな不思議なパンだった。
もう野菜不足で顔にボツボツが・・・サラダを購入
ドレッシングではなく、バルサミコ酢とオリーブオイルが別々のボトルに入っていた。
イタリアは特にドレッシングは出てこない。
レストランもテーブルの上にあるバルサみこ酢と塩とオリーブオイルを適当にかけて食べる。
個人的には上のサンドイッチぐらいでよかったのですが、パンを食べることにした。
もう毎日フォアグラ状態
駅にはヴァルガーニのコロンバがたくさん売っていた。
日本でもイータリーでパネトーネはよく見かけたが、
こんなにたくさんあると圧巻。
色々な種類があるけど、ピスタチオは多い。
にほんはピスタチオが高いけど、
こちらは比較的ペーストも安かった。
日本だとピーナッツみたいな感じでしょうか。
惣菜も色々
そしてパニーニも
このように薄いパンにサンドイッチするのって良いと思う。
バゲットとかも良いけど食べにくい(顎が外れる)
私がパン屋でサンドイッチを販売するならこれだな・・・
バゲットは得意だけど時間が経って食べようとするときついものがある。
このあみあみのパイのようなものはよく見かける。
焼き菓子も色々ある。
1つ買って食べたけど、粉も少し粒度は荒めでした。ほろほろよりザク感がある。
とにかく、色々写真だけは撮っておく
そうすると、後々
あ!!やはりフィレンツェにあった
みたいなお菓子を探すことができるからです。
イタリアのお菓子事情も面白い。
ビスコッティーというと二度焼きの硬いクッキーをイメージするのですが、
基本的にクッキーみたいなビスカットとかビスコッティーと書いてある気がする。
イタリアは電車もおしゃれ!!
フェラーリデザイン!!
って電車に気を取られていると、
電車の発車ホームがわからない。
いつも大体00番線となっていたのでそこで待っているけど、
電光掲示と睨めっこして
やっぱり隣のホームだということでダッシュで移動して乗り込む。
ローマを経由してナポリまで
電車は快適。今までバス移動が多かったので電車は乗るまでが大変ですが、
乗ってしまえば快適
サンドイッチとサラダをいただく。
なすとズッキーニのサンドイッチ。
美味しかった。と言いたいが、
なすがまるこげだった・・・
サラダもいただきお腹いっぱい。
ナポリまで日本だったら爆睡なのですが、海外の電車は危険なので一応眠らないでおく。
もっとトスカーナ地方のパンを堪能したかったけど。
パーネトスカーノもロゼッタサンドもパンデラメリーノもAll’ Antico Vinaiomにもいけたのでヨシとする。