2024年の3月にイタリアに旅行に来ています。

今回の旅は

ミラノーベネチアーフェラーラーフィレンツェーピサーナポリーポンペイーアマルフィーーローマ

 

今日は、ミラノのおすすめのパン屋さん2件紹介いたします。

その他、近くで見たパン屋さん(名前は?だったりしますが)ものぞきつつ。

①プリンチ

②ダビデロンゴーニ

長くなりますが、ちょっと読んでみてください。

 

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1時20分発のローマ行きの飛行機で、今はロシア上空が飛べないため息は15時間近くかかる・・・

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機内食のパン・・・イタリアっぽいパン(イタリア航空なので)

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トランジットのローマ空港。

近代的というかおしゃれ。乗り換えでミラノに夜中についた。

ホテルは都市部は高いので、少し郊外に泊まりました。

夜中についたので、朝はゆっくりめスタートにするので、

私は朝ランニングで中心部まで3キロぐらいランニングしながら目当てのパン屋さんに!

 

プリンチというパン屋さん。

2018年に訪れたときは、そんなに有名じゃなかったのですが、その後に日本に上陸(スタバとコラボで)

2024年(今年)訪れた時は、ミラノ市内にすでに5か所もできていた。

これは2018年にミラノのドウォーモの近くにあるプリンチで写真撮ったもの。

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プリンチなんて当時はそんなに知らなくて。

でもおしゃれなお店があるらしい!と聞いて出かけた。

店の前をうろうろ

まだ娘もちいさい

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イタリアのパン屋さんはこんな感じにピザとかフォカッチャが平置き!

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このカンパーニュは、日本のスタバ(中目黒)の方が食べやすかった。

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食事パンと、その場で食べるスナック(ピザとかフォカッチャとかサンドイッチ)が

両方充実していた。

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この下の写真にもあるのですがバリバリがうまかった!!

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カッコ良い店内。日本のパン屋さんもおしゃれなパン屋さんは

ぷりんちを真似て作ったというところを知っている(岐阜にある)

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今年は、違う店舗に寄った。

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とりあえず至る所にある凱旋門

その近くにあるプリンチ

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こんな感じの外観でおしゃれ。このサインがカッコ良いですよね

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反対側にイータリーがあった。

まだ開店していない。

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3月と言う季節がら、イースターの商品がたくさんある。

とにかくミラノでイースターというとコロンバ!!

パネトーネの生地を鳩の形に入れて焼く。

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これです。

すごくなんかテンション上がって買ってしまった。

まだ旅の初日なのに・・・

というのも、その後、至る所でこのコロンバを死ぬほど見る羽目になると予想していなかった・・・

 

帰国してからカットしてみた

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めっちゃ美味かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コロンバの型を買ってしまおうかと思ったぐらい。

でもリエヴィトマードレないし・・今から作って間に合わないし今年は断念した。

来年は作りたい。

 

ミラノのプリンチに話を戻す。

開店直後だから、朝に食べるパンばかり(甘いパンとコーヒーとかが多い)

昼に食べるようなサンドイッチとか、

カンパーニュとかは出来上がっていない状態だった・・・。

昼はパン屋による暇がないので朝に回るしかないので仕方ない・・・

 

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まだ開店と同時なので商品はそんなに揃っていない。

徐々にどんどん焼けて商品がいっぱいになってくる

普通お店に入ると、商品の前に行って「これください」って店員さんに撮ってもらうスタイルが多い。

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ミラノは、朝いちばんなのに人がとにかくたくさん入ってくる。

そしてレジにみんな並ぶ。

ん・・パンの前で撮ってもらって会計じゃないの?

と思うと、

みんなレシートをもらってレシートを出してコーヒーを入れてもらって、

立ち飲みのカウンターで立ってクイってデミタスカップで飲んでいく。

 

どうやら、座って飲むのと、立って飲むのでは値段が違うらしい。

 

でも、イタリアは本当に朝から甘いパンを食べていくということは本当みたいだ。

これはこの旅を通じて色々な都市で見てきたいと思います!!

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それはさておき、私はパンを買って帰る。

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あれこれ目移りする。

まだ食事パンはあまり焼けていなくて、

ヴィエノワ中心で焼き上がってくる。

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クロワッサン

通常イタリアは「コルネットcornetto」と販売しているけど、

ぷりんちは表示がなかったからクロワッサンと販売しているのかわからない。

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美味しそうなのでパンオショコラを買った。

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下の紙には「香り豊かな有機小麦を石臼で引いて自然な香りで発酵させて焼きました」

みたいなことが書かれている。

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チョコ

食べ進むとコーヒークリームが出てきた

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少ししか入らないからこそ。

このクリームの味は濃い。

一緒に食べるとマッチして美味しい。

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桜が咲いていた。山桜でしょうか。ミラノの緯度は

北海道と同じぐらいで寒い・・・

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もう1軒近くにプリンチがあるので寄ってみた。小さな店舗だったので人も多くて写真は失礼なので諦めた。

やはり、ドウォーモの近くが行きやすいと思う。そして、

その近くにはスタバもあってその中にもプリンチは入っているっぽかった。

(日本の中目黒みたいなイメージなのでしょうか)

 

その他、ホテルに帰るまでの道に少しパン屋さんはあった。

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ここにもコロンバが!!

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ほら窓辺に

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小さなフォカッチャ?ピザ?がある。

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なぜか、ババのピン詰が売っているお店を数軒見かけた。

 

町のお菓子屋さんにもコロンバが飾ってある。

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イースターの商品などもたくさん見かける。

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ドラジェやイースターエッグ

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ここにもコロンバ、そしてイースターのケーキが。

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カフェを覗くと、

立ち飲みと座って飲む人がいる。

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コーヒーと甘いパンを朝から食べている人が結構いる。

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ちょっと歩くと、バールがたくさんあちこち存在する、

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お待たせしました。

表題の2つ目のパン屋さん

ダビデ・ロンゴーニ

このパン屋さんはこだわりのパン作りをなさっています。

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本当に無骨なパンがたくさん焼けているパン屋さんでした。

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でも、ここのパンを買って、その旅行中に少しずつ食べていたのは私だけで、

家族は「酸っぱい」とか「硬い」と言って

イタリアではフォカッチャとかピザが良い!と行ってカンパーニュは食べてくれなかった。

この店も、そのようなパンは他に販売していましたが、カンパーニュを買ったので・・・

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お店の外観。

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この本に色々こだわりのパン作りの考えが書かれている。

この本は、他の国のいろいろなこだわったパン職人(粉から自家製粉したりしている)が紹介されている。

この本の内容を要約したようなロンゴーニさんのインタビューが載ってある記事があったので引用させていただきます、

「現代のパン、特に大量生産されているパンにはグルテンが添加されている。グルテンの働きによって生地は弾力を増し扱いやすくなる。しかし、グルテンというたんぱく質は人間の体内では分解されにいため消化不良を起こしやすい。さらにグルテンはアレルゲンともなる。イタリア人の10人に1人が穀物アレルギーであると言われ、多くの人が小麦製のパンはもちろんパスタやお菓子も食べられない深刻な状況にある。

工場でも、街中のパン屋でも一般的に使われているのはビール酵母だ。このビール酵母は発酵時に多量のアルコールを生成して小麦の風味を消してしまう。また、発酵のスピードを上げる働きがあるため、作業は効率的になるが、小麦が十分に発酵する時間はなくなる。十分発酵させなかったパンはそのぶん消化吸収に時間がかかる、つまり人体に負担がかかるのだ。

小麦は栽培時にも化学肥料や農薬を用いることが多い。そして、製粉後にグルテンや防カビ剤を添加する。グルテンは小麦由来だとしても、そのほかはとても人体に良いものとは言えないし、粉本来の香りや力にも影響する。ダヴィデは自分の作りたいパンを作れる粉を求めて製粉所や小麦栽培農家を訪ね、出所のはっきりとした有機栽培さらにはビオディナミの粉を求め、そして、grani antichi(古代小麦)と呼ばれるイタリアのさまざまな地品種小麦粉をも取り入れていく。ただ単に昔を懐かしみ、伝統回帰するだけではない。先人の知恵や知識をベースに今の技術を加えた、ダヴィデ曰くretroinnovazione(懐古的革新)なパン作りを実践している。

ダヴィデの理想は、自ら小麦を栽培し、その粉を使って天然酵母で発酵させたパンを作ることだ。しかし、パン屋の仕事は休みがなく、しかも重労働である。一人で何もかもをやることは不可能だ。そこで、ダヴィデはスローフード協会が主催するファーマーズマーケットに参加することで多くの同志を得、協力して問題解決や新しいプロジェクトに取り組んでいる。また、パンの教室の講師も積極的に務め、1人でも多くの“仲間”を増やそうとしている。頼まれればいつでも自分の酵母を分けるという。

パンというものは、人間の根幹をなすものであり、そして、分け合うことによってさらに人と人のつながりを強くする。古代ローマ時代、そしてキリスト教へと受け継がれてきたこのパンというものが持つ精神をダヴィデは今の時代に再び取り戻そうとしている。

「SAPORITA」のサイトより

 

ジロジロ写真撮ったりしていたら、通りかかったおばさんが

「この店有名なの?」と聞いてきたので(多分そんなことを言っていたはず)

「はい」と答えて買った本を見せると嬉しそうに頷いていた。

やはり、地元のパン屋さんを愛しているのだろうなぁと思った。

私も将来は、そんな地元に愛されるパン屋さんを作りたい。

 

少し先にある公園も素敵なので、そこで一休みするのも良いと思う。

カフェ席から公園が眺めることができるようです(私の時は時間が時間だったのでブラインドがかかっていたので気が付かなかった。